
下腹部の痛み[7]
下腹部の痛みは、痛みが生じる場所によって、あるいは性別によっても原因が異なる場合がある。例えば、左下腹部がグルグルと音を立てていると感じられる場合には大腸の病気、下腹部全体に鈍痛があり、なおかつ女性の場合、卵巣や子宮の異常が考えられる。
- 月経困難症
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下腹部の痛みや頭痛、腰痛、吐き気など月経の症状が日常生活に支障をきたすほど強くなる。
- 婦人科
- 卵巣嚢腫
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腹部にふくらみができ、おなかが張る。腰痛、便秘、頻尿、残尿感などの症状をともなう。
- 婦人科
- 子宮付属器炎[卵巣炎・卵管炎]
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おりものが増えたり、左右どちらかの下腹部が激しく痛む。発熱や吐き気をともなうこともある。
- 婦人科
- 子宮内膜症
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月経開始の数日前から月経2日目にわたって続く重い月経痛。過多月経の症状をともなうこともある。
- 婦人科
- 子宮内膜炎
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不性器出血がみられ、子宮のあたりに圧痛を感じる。膿状または血性のおりものが増える。発熱をともなうことがある。
- 婦人科
- 子宮筋腫
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過多月経や不正出血、貧血やめまい、便秘などの症状がみられる。下腹部にしこりを感じる。
- 婦人科
- 骨盤腹膜炎
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急性期には悪寒とともに発熱し、下腹部の激痛、吐き気、嘔吐などの症状がみられる。慢性期では下腹部の鈍痛、腰痛、月経異常、性交時の痛みなどの症状をともなう。
- 婦人科