
けいれん[20]
けいれん(痙攣)とは、自分の意志とは関係なく、全身もしくは一部の筋肉が急激に収縮する発作のこと。子どものけいれん(ひきつけ)は5分以内に治るものがほとんどだが、繰り返して起こる場合には医療機関への相談が必要。
- てんかん
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突発性の発作で意識を失う。手足のけいれん、ひきつけの症状をともなう。
- 脳神経外科
- 脳神経内科
- 小児科
- 脳腫瘍
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半身の運動麻痺やしびれなどの感覚障害、言語障害などがみられる。失行(状況に合わない行動をとる)や、失認(左右の区別がつかなくなるなど)などの症状を示すことも。
- 脳神経外科
- 脳出血[脳溢血]
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あごや肩、肘や手指などの関節が本来の動きをこえてはずれた状態。関節胞や周囲の靭帯、血管などを傷めるために腫れや痛み、関節の変形などがおこる。
- 脳神経内科
- リハビリテーション科
- 脳神経外科
- 脳梗塞[脳血栓]
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くも膜下出血、脳梗塞、脳出血[脳溢血]など、脳の血管障害の総称。疾患ごとにそれぞれ特有の症状があるが、手足のまひやしびれをともなうことがある。
- リハビリテーション科
- 脳神経外科
- 脳神経内科
- 妊娠高血圧症候群[妊娠中毒症]
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高血圧、たんぱく尿、むくみなどの症状がおき、進行すると頭痛、胃痛、けいれん、呼吸困難などの症状をともなうことがある。主に妊娠20週以降に多く認められる。
- 産婦人科
- 産科
- 低血糖症
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フラフラするような脱力感を感じるめまいがおこり、手足のふるえや動悸・息切れをともなう。
- 内分泌内科
- 代謝内科
- 内科
- もやもや病
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けいれん、意識障害、言語障害などが発作的に発症する。5~10歳と30歳代に多くみられる。
- 脳神経外科
- 脳神経内科
- 副甲状腺機能低下症[低カルシウム血症]
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手指のこわばり、しびれが生じ、全身にけいれんがおよぶこともある。ほかに情緒不安定、脱毛、皮膚の乾燥など。
- 内分泌内科
- 代謝内科
- 破傷風
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急性と慢性とで症状は異なる。急性睾丸炎では、睾丸が赤く腫れて強く痛む。慢性睾丸炎になると、痛みはあまりないものの、しだいに睾丸が腫れて大きくなっていく。
- 内科
- 外科
- 小児科
- 感染症内科
- 脳動静脈奇形
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手足の動きが突然悪くなり、しびれなどが生じる。頭痛や、めまいをともなうほか、意識障害や言語障害がみられる。
- 脳神経外科
- 脳静脈洞血栓症
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物忘れがひどい、言語障害、歩行障害など。感情の起伏が激しく、感情のコントロールができない(感情失禁)という特徴がみられる。
- 血液内科
- 脳神経外科
- 脳膿瘍
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朝方に強く現われる慢性的な頭痛が特徴。けいれんや、めまい、手足のまひ、吐き気など、腫瘍の発生場所によって症状が異なる。
- 脳神経外科
- 尿毒症
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腎機能が著しく低下し、尿量が極端に少なくなる。むくみがひどく、手足のふるえや、けいれんなどもみられる。
- 泌尿器科
- 腎臓内科
- チック[チック症]
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顔や手足の筋肉がピクピク動く、体をよじるなど、自分の意志に関係なく体の一部が動いたり声が出たりする状態。睡眠中はおこらない。
- 精神科
- 小児科
- ウイルス性脳炎・髄膜炎
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高熱と激しい頭痛のほか、嘔吐やけいれん、意識障害、呼吸困難などが生じることもある。症状は急速に現われる。併発することの多いウイルス性髄膜炎では、首のうしろが硬くなり、前に曲げると痛む項部硬直がみられる。
- 脳神経内科
- 内科
- アダムス・ストークス症候群
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立ちくらみや、手足の力が抜ける。失神、けいれんをおこすこともある。脳に流れる血液が急激に減少した時におこる。
- 脳神経内科
- こむらがえり
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いわゆる足がつった状態。激しい運動の後や、妊娠、水泳中におこりやすい。
- 整形外科
- 産婦人科
- 産科
- 過換気症候群
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月経の持続日数が2日以下、もしくは月経の出血量が少ない(30ml以下)。
- 呼吸器内科
- 内科
- 精神科
- 各種の中毒
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急性アルコール中毒、一酸化炭素中毒、きのこ中毒などでけいれんがおこることがある。
- 内科