
声が枯れる[8]
嗄声(させい)ともいい、声の音質の異常を意味する。空気の通り道である咽頭の中央部に声帯があり、この部位に炎症などの異常がおこると声帯の振動に影響が出るため、声がかすれてしまう。
- 急性喉頭炎
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のどに乾燥感、痛み、かゆみなどが生じ、発熱して咳が出る。声が枯れることもある。
- 耳鼻咽喉科
- 慢性喉頭炎
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軽い炎症が長期間にわたって続く。のどの違和感、声がれ、のどの乾燥感などをともなう。
- 耳鼻咽喉科
- 反回神経まひ
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声帯を動かす神経がまひし、声に異常が現われる。声がかすれる(嗄性)、声が出ないなどの症状をともなう。食べ物が気管や肺に入ってしまうようになり、嚥下性肺炎をおこしやすくなる。
- 耳鼻咽喉科
- 声帯ポリープ
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日常的に大きな声を出す人に多く、声のトーンが変わることもある。声が枯れ、咳払いをたびたびするようになり、のどに違和感を感じる。
- 耳鼻咽喉科
- 声帯結節
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高音が出にくくなり、声がかすれ、のどに疲れを感じやすくなる。
- 耳鼻咽喉科
- 仮声帯肥大
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声が枯れる、のどに違和感を感じるなど。日常的に大きな声や高い声を出す人に多い。
- 耳鼻咽喉科
- 喉頭がん
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声枯れが続き、のどに違和感をともなう。進行すると呼吸困難やのどの痛み、血痰が生じる。
- 耳鼻咽喉科
- 気管食道内科
- 甲状腺がん
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甲状腺にできる悪性腫瘍。甲状腺にしこりが生じる。声枯れや、ものが飲み込みにくいなどの症状をともなうことがある。
- 内分泌内科
- 代謝内科