
気が滅入る・不安[12]
一般的に緊張状態が続いたり、心配事を抱えている状況では憂鬱な気分になり、元気がなくなるもの。不安を感じたり、気が滅入ることは日常的に起こることだが、それが長続きした場合には、こころの病気を抱えている場合がある。
- うつ病
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意欲の低下、イライラ、不安や焦りなど、ひどい気分の落ち込みがみられ、全身の疲労感、頭痛、便秘、睡眠障害などの身体症状をともなうことがある。
- 精神科
- 自律神経失調症
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不定愁訴(全身のあちこちに様々な自覚症状が出たり消えたりする状態)が特徴で、症状の現われ方や程度には個人差がある。主なものとして、だるさや体のふらつき、ほてり、動悸・息切れ、耳鳴り、頭痛、めまい、便秘、多汗、手足の冷感・熱感がある。
- 内科
- 婦人科
- 心療内科
- 脳神経内科
- 持続性抑うつ障害[気分変調症]
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うつ状態が1日中ある日が多く、少なくとも2年間続いてる状態。
- 精神科
- 不安神経症[パニック障害]
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理由もなく漠然とした不安や死の恐怖が続く。と同時に、動悸や手足のしびれ、発汗・冷や汗、めまいなどの自律神経症状をおこす。
- 精神科
- 統合失調症
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幻覚や幻聴が生じたり、被害妄想や誇大妄想を抱くようになる。思考や感情に統一性がなくなり、協調のとれた行動ができにくくなる(異常行動)。
- 精神科
- 心身症
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精神的なストレスなどが要因となって身体におこる疾患の総称。主なものとして、自律神経失調症、高血圧、過敏性腸症候群、気管支喘息などがあげられる。
- 精神科
- 神経衰弱
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長期間にわたる精神的なストレスを要因として、疲れやすい、集中力の低下、頭痛などの症状がおこる。
- 精神科
- 初老期うつ病
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初老期(40~60歳代)になって初めてうつ状態がおこるもの。不眠、頭痛、食欲不振といった身体症状がみられ、不安、焦燥感、被害妄想などの精神的な症状が現われる。
- 精神科
- 心気神経症[身体表現性障害]
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体の少しの不調に異常にこだわり執拗に訴えるようになる。ノイローゼ[神経症障害]の1つ。
- 精神科
- 強迫症
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無意味とわかっていながら意志に反した考えが浮かんでくる(強迫観念)。ばかばかしいと知っていながら意志に反した行為をやってしまう、あるいはそれを繰り返すようになる(強迫行為)。
- 精神科
- 仮面うつ病
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顕著な身体症状におおわれて、その内にあるうつの症状が隠されてしまうもの。頭痛、腹痛、腰痛やめまい、全身の倦怠感などの身体症状がみられる。
- 精神科
- 外因性精神障害
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脳炎や脳卒中などの脳の疾患により精神障害をひきおこすもの。不安感、気が滅入るなど。
- 精神科