PTSD（心的外傷後ストレス障害）の原因・症状とは？

PTSD（心的外傷後ストレス障害）（ピーティーエスディー）の原因

心的外傷を受ける出来事として、戦争や事故、犯罪やいじめ・虐待、性的暴力などがあげられる。実際に自身が出来事の当事者ではなくても、目撃したことで症状が起こることも珍しくない。

PTSD（心的外傷後ストレス障害）（ピーティーエスディー）の症状

事件や事故、災害に遭ったり、目撃するなど、強い心的外傷（トラウマ）を受けたことをきっかけにして様々な症状が現れるもの。当時の記憶や気持ちが突然フラッシュバックする（侵入症状）、原因となった体験と同じ状況を無意識に避けようとする（回避症状）、常に緊張状態におかれ、ちょっとしたことに驚いたり、いらいらしたりするなどの症状が見られる。

PTSD（心的外傷後ストレス障害）（ピーティーエスディー）の治療

抗うつ薬などの薬物療法により症状を抑えつつ、原因となったトラウマ体験を自身が語ることで不安への対処を身につける精神療法が並行して行われることが多い。医療関係者と患者との深い信頼関係が不可欠となる。