歯並び・噛み合わせに関する症状一覧 歯並び(歯列)とは、単に歯の位置や連続性のことを指す。噛み合わせとは、あごを上下左右に動かした際の上下の歯の接触のこと。このため、歯並びが悪い=噛み合わせが悪い、とはならない。 上顎前突[出っ歯・反っ歯] ジョウガクゼントツ 下の歯に比べ、上の前歯が強く前に傾斜していたり、上あごの歯全体が前に突き出ていたりする状態。前歯が前に出ているために食べ物をうまく噛み砕くことができず、唇が閉じにくい、笑うと歯ぐきが目立つといった外見上の特徴もみられる。前歯の角度異常や、上あごの過成長、下あごの成長不足、指しゃぶりなどの癖が原因とされる。 【受診科目】 矯正歯科 ※3人の医師の見解があります。 八重歯[乱杭歯] ヤエバ 外側に向かって歯が生えている状態。犬歯(前歯から3番目の歯)に多く見られ、牙のように見えることから、鬼歯ともいわれる。欧米ではドラキュラを連想させるため、古くから忌み嫌われており、このため、早い時期に矯正するケースも多い。 【受診科目】 矯正歯科 ※1人の医師の見解があります。 下顎前突[受け口・しゃくれ・反対咬合] カガクゼントツ 上あごに対して下あご(下顎骨)が前方へ突出した状態。俗に、受け口とも呼ばれる。咬み合わせが適正でないために、食べ物(麺類など)が噛みにくくなり、歯ぐきが下がる、発音が不明瞭になる、あごがしゃくれる、などの特徴もみられる。 【受診科目】 矯正歯科 ※2人の医師の見解があります。 開咬[オープンバイト] カイコウ 奥歯はきちんと噛み合っているのに、前歯だけが噛み合わず、常に前歯が開いた状態のこと。常に口が開いているため、口腔内が乾燥し、歯肉炎などの炎症がおこりやすくなる。また、前歯で食べ物を噛むことが困難なため、咀嚼機能に障害がみられる。 【受診科目】 矯正歯科 ※4人の医師の見解があります。 舌の癖 シタノクセ 口をポカンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、 飲みこむときに舌をつき出し、歯を押すような癖のこと。話そうとするとすき間に舌が入ってしまうために、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音になることがある。 【受診科目】 矯正歯科 小児歯科 ※3人の医師の見解があります。 歯の外傷・損傷 ハノガイショウ・ソンショウ 歯に対して外から力(外力)が加わり、歯が欠けたり、割れたり、抜ける、という状態。歯そのものが壊れる破折と、歯周部分の怪我である脱臼(歯を支えている靭帯が傷ついている状態)とに分かれる。 【受診科目】 歯科 歯科口腔外科 ※3人の医師の見解があります。 咬合性外傷 コウゴウセイガイショウ 噛み合わせによって生じる深部歯周組織(セメント質や歯根膜・歯槽骨)の損傷を咬合性外傷という。歯が揺れるようになったり、噛んだ時に痛みが生じるなどの症状が見られる。咬合性外傷は歯周病に羅患してない歯に起こる一次性と、歯周病が進行した歯に起こる二次性とに分類される。 【受診科目】 歯科 ※4人の医師の見解があります。 顎骨腫瘍 ガクコツシュヨウ 顎骨に生じる腫瘍全体を指し、良性のもの(エナメル上皮腫、歯牙腫など)と悪性のもの(扁平上皮癌、骨肉腫など)とに分かれる。良性の場合、徐々に顎骨の中の腫瘍が大きくなり、固い腫れが自覚できるようになる。またこれにより、歯が動いたり、歯並びに影響をもたらすこともある。悪性の場合、疼痛や出血、しびれなどの症状が加わる。 【受診科目】 形成外科 歯科 歯科口腔外科 ※1人の医師の見解があります。 不正咬合 フセイコウゴウ 上下の歯が噛み合ってない状態。状態によって様々な呼び方があり、歯並びが乱雑なもの(乱杭歯)、下顎骨より上顎骨が前に出ている上顎前突(出っ歯)、前の歯が噛み合ってない開咬(かいこう)、過蓋咬合、空隙歯列・すきっ歯など。咀嚼の効率性が落ちるほか、歯みがきが困難なため、むし歯や歯周病を悪化させる要因にもなる。 【受診科目】 歯科 矯正歯科 ※24人の医師の見解があります。 顎変形症 ガクヘンケイショウ 上下の顎の形や大きさ、バランスの異常により、噛み合わせの不具合や顔が変形するなどの症状が見られる。代表的なものとして、上顎の骨が突き出た上顎前突症、下顎の骨が突き出た下顎前突症、下顎が小さい小下顎症などがある。 【受診科目】 歯科 歯科口腔外科 ※4人の医師の見解があります。 上唇小帯付着異常 ジョウシンショウタイフチャクイジョウ 上唇の中央から歯茎へと伸びる粘膜の「すじ」を上唇小帯と言う。上唇小帯付着異常(上唇小帯短縮症)とは、このすじが歯茎の頂点まで伸びているもの。永久歯の真ん中を閉じることができず、すきっ歯(正中離開)の要因となることもある。 【受診科目】 小児歯科 ※2人の医師の見解があります。 叢生 ソウセイ 歯が部分的に重なり合い、表面から見て凸凹になっている歯並びのこと。乱杭歯(らんぐいば)とも言う。いわゆる八重歯もその一種。 【受診科目】 矯正歯科 ※4人の医師の見解があります。 口腔筋機能療法 コウクウキンキノウリョウホウ 【受診科目】 矯正歯科 ※2人の医師の見解があります。 セレック矯正 セレックキョウセイ セレックとは、歯の補綴(ほてつ)物をコンピュータ制御で設計・製作するシステム(CAD/CAM)を指す。セレック矯正は、CAD/CAMによって製作したマウスピースを用いた矯正治療のことで、歯・歯根・骨などの状態をデータ化し、十分なシミュレーションを行ったうえで治療計画を立てられるメリットがある。オーダーメイドの精密な矯正装置を使用することで適応できる症例の幅が広がり、審美面だけでなく口腔内と全身の健康にも寄与する治療だと考えられている。 【受診科目】 矯正歯科 セラミック矯正 セラミックキョウセイ セラミック矯正は、歯並びが気になる箇所にセラミックの白い被せ物を装着することで、歯並びや歯の形を整える治療を指す。一般的な矯正治療と異なり、歯列に装置を付ける必要がないため、治療に伴う痛みや不快感がなく、短期間できれいな歯並びを手に入れることができる。一方で、セラミック矯正を行う際は健康な歯を削らなければならず、神経の処置が必要になる場合もある。また、セラミック矯正はあくまでも被せ物を装着して見た目を整えるものであり、かみ合わせを治すことはできない。 【受診科目】 矯正歯科 矯正歯科治療 キョウセイシカチリョウ 矯正歯科治療とは、乱れた歯並びをきれいに整え、上下の歯列がきちんとかみ合うようにする歯科治療を指す。治療法は患者の年齢や口腔内の状態によって異なり、適切な検査・診断のもと患者の希望に沿った治療が行われる。歯並びが悪くなった原因が疾患によるものであれば保険適用となる場合もあるが、多くは自費診療によって治療が行われる。矯正治療で使用する装置はさまざまにあり、子どもの顎の成長に合わせて行う「床矯正」、ワイヤーを歯の表側に付ける「表側矯正」、歯の裏側に付ける「裏側(舌側)矯正」などのほか、透明なマウスピース型矯正装置「インビザライン」が適応になる場合もある。 【受診科目】 矯正歯科 ※5人の医師の見解があります。 マウスピース型矯正 マウスピースガタキョウセイ 【受診科目】 矯正歯科 ※6人の医師の見解があります。 歯肉退縮 シニクタイシュク 【受診科目】 歯科 ※3人の医師の見解があります。 審美歯科治療 シンビシカチリョウ 【受診科目】 矯正歯科 ※2人の医師の見解があります。 上下顎前突(ロゴボ) ジョウカガクゼントツ 上下顎前突は、上下の前歯、もしくは上下の顎(口元)が前方に突出している状態で、口が閉じにくく、閉じると口が盛り上がって見えるなどの状態を言う。一般には「口ゴボ」として知られている。口が閉じづらいために口腔内が乾燥しやすく、むし歯や歯周病のリスクが上昇すると考えられており、ドライマウスの症状が現れることもある。 【受診科目】 矯正歯科 ※1人の医師の見解があります。 口呼吸 クチコキュウ 鼻には空気中のほこりやウイルスを除去する「フィルター機能」と、吸い込んだ空気を加温・加湿する「エアコン機能」があり、これによって肺や気道を保護しているが、鼻ではなく口で呼吸を行う「口呼吸」になると、こうした鼻の防御機能を経ずに乾いた空気や細菌を直接体内に取り込むことになり、感染症やアレルギー、口腔トラブルの原因となる。特に睡眠中に口を開けたまま呼吸していると、喉の痛みやいびき、睡眠の質の低下を招くほか、唾液が減少してむし歯や歯周病、口臭のリスクが高まるとされる。また、子どもの場合、長期的に口呼吸が習慣化すると口まわりの筋肉が弱まり、前歯の突出や顎の発育異常、噛み合わせの乱れにつながることがある。 原因としては、鼻炎やアレルギーによる鼻づまり、アデノイド肥大、骨格的な気道の狭さ、さらにはマスク生活などによる筋力低下があげられる。対策としては、日中に意識して鼻呼吸を行うこと、就寝時には加湿マスクやテープなどで口の開きを防ぐことが有効とされる。 【受診科目】 耳鼻咽喉科 歯科 ※1人の医師の見解があります。 小児歯科矯正 ショウニシカキョウセイ 小児歯科矯正とは、一般に4歳頃から12歳頃までの成長期に行う歯科矯正治療で、顎の成長や口腔機能の発達を利用しながら、将来的な歯並びや噛み合わせの土台を整えることを目的とする治療。治療は、顎の大きさやバランスを整える第1期治療と、永久歯が生えそろった後に歯の位置を細かく整える第2期治療に分けられることが多い。成長途中の子どもでは、顎の発育をある程度コントロールできるため、歯が並ぶスペースを確保しやすく、将来的に抜歯を伴う矯正治療を避けられる可能性が高まるとされる。また、指しゃぶりや口呼吸、舌の癖などの口腔習癖を改善し、噛む・飲み込む・話すといった口の機能発達を促す点も特徴の一つとされる。装置には、顎の成長を促す装置や取り外し可能なマウスピース型装置などがあり、症例や年齢に応じて使い分けられる。定期的な通院を通じて、むし歯や歯肉炎の予防意識が身につくことも、小児歯科矯正の意義といえる。 【受診科目】 歯科 小児歯科 矯正歯科 ※4人の医師の見解があります。 口腔機能低下症 コウクウキノウテイカショウ 初期には、固い食べ物が噛みにくくなったり、食事中にむせることがある。口の中が乾きやすくなったり、滑舌が悪くなることも見られる。さらに、食べるのに時間がかかり、食べこぼしや口内残留が増えることもある。進行すると、咀嚼力や舌圧が低下し、嚥下機能にも影響が出る。これにより、誤嚥性肺炎のリスクが高まるほか、食事の楽しみや会話のしやすさも損なわれ、生活の質(QOL)が低下する場合がある。 【受診科目】 歯科 ※2人の医師の見解があります。 狭窄歯列弓 キョウサクシレツキュウ 歯列弓が狭くなると、前歯が内側に倒れ込みやすくなり、歯並びやかみ合わせが不正になりやすい。舌の位置が下がりやすくなり、低位舌や口呼吸の習慣が見られることもある。歯や粘膜が当たりやすくなり、褥瘡性潰瘍ができやすくなる場合もある。かみ合わせが不安定になると、口腔全体の機能や顔や顎の発育にも影響が出ることがある。 【受診科目】 矯正歯科 ※1人の医師の見解があります。 マウスガード(スポーツマウスガード) マウスガード マウスガード(スポーツマウスガード)は、スポーツ時に歯や顎、口腔内を保護するための装置であり、衝撃吸収や歯の破損防止に効果がある。特にコンタクトスポーツでは、前歯の破折や顎骨骨折、脳震盪のリスクを低減する役割も果たす。市販のカスタムフィットタイプは安価で手軽に使用できるが、噛み合わせや装着感に問題があり、十分な保護効果が得られない場合がある。また、型取りを行わずに製作される通信販売タイプもあるが、適正な噛み合わせを付与できず、口腔内への負荷や破損の危険があるため、歯科医の関与がない場合は注意が必要。一方、歯科医が選手の口腔内やスポーツ種目、レベルに応じて設計・型取りし、個々の歯列模型上で圧接・成形するカスタムメイドタイプは、適合性や噛み合わせの精度に優れ、発音や呼吸への影響も少なく、安全性が高いとされる。 通常の歯ぎしり防止用マウスピースと異なり、スポーツマウスガードは専用設計が必須で、代用はできない。競技時には必ず適切なマウスガードを装着することで、口腔内の怪我や顎・脳への衝撃リスクを軽減し、安全かつ快適にスポーツを行うことが大切。 【受診科目】 歯科 矯正歯科 ※1人の医師の見解があります。 嚙み合わせ カミアワセ 嚙み合わせ(咬合)とは、上下の歯の接触関係および、それに伴う下顎の動きを指す。咬合には歯だけでなく、顎関節、筋肉、神経系が関与しており、いずれかに問題が生じると咀嚼・発音・外観などに影響を及ぼす。正常な咬合では、上の歯1本に対して下の歯2本が噛み合う関係が基本とされるが、多少の歯並びの乱れがあっても日常生活に支障がなければ問題とならない場合もある。一方、永久歯の欠損を放置したり、歯ぎしり・食いしばり、歯周病などが加わると、歯に過度な力が集中し、咀嚼効率の低下や歯の破折、歯周病の進行を招くことがある。噛み合わせは加齢や生活習慣によって変化するため、定期的なチェックと適切な対応が重要となる。 【受診科目】 歯科 ※4人の医師の見解があります。 咬耗症 コウモウショウ 【受診科目】 歯科 歯科口腔外科 ※1人の医師の見解があります。 オーラルフレイル オーラルフレイル 【受診科目】 歯科 ※1人の医師の見解があります。