胃がん・大腸がんの原因・症状とは?
胃がん・大腸がん(イガン・ダイチョウガン)の概要
胃がんも大腸がんも、どちらも原因の一端に食べ物が関係していると考えられており、胃がんの場合は上腹部の鈍痛、胸やけ、吐き気、食欲不振などがおき、大腸がんの場合は排便時の痛みや血便、残便感がみられる。 どちらの場合でも治療では内視鏡手術や腹腔鏡手術等の手段がとられる。
【受診科目】
- 消化器内科
- 内視鏡内科
- 外科
※2人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
胃がん・大腸がんの原因・症状・治療方法
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早期は完治できるので、定期的な内視鏡検査を
胃がん・大腸がんは内視鏡検査での発見が多いですが、様々なパターンがあります。毎年健康診断を受けていて、無症状なのに早期で発見される場合もあれば、腸閉塞や血便の症状が出て救急搬送され、進行した状態で見つかる場合もあります。進行して見つかるがんは手術適応ではなく、抗がん剤治療もしくは緩和ケアしかできないことが多いです。なので、できる限り自治体の検診などで内視鏡検査を受けていただき、早期の段階で見つけられることが望ましいです。早期であれば手術もできますし、症状の段階によっては開腹せずに内視鏡で切除ができる場合もあります。進行がんにならない、早期で発見するためにも、胃内視鏡検査は毎年、大腸内視鏡検査は2~3年に一度受けていただくことで、がんのリスクは大きく減らせます。昔に比べて今は眠ったまま苦痛も少なく内視鏡検査ができますし、早期のがんは完治できますので、検診を受けることが寿命を延ばすことに直結しますよ。
あかみね在宅診療所
赤嶺 洸太 院長
- 柏市/南柏中央/南柏駅
- 内科
定期的な内視鏡検査による「がんの早期発見」と内視鏡治療による「がんの完治」がもはや標準と言える時代
今は2人に1人ががんになると言われている時代です。その中でも、胃がん・大腸がんはともにここ数十年、日本人が最もなりやすいがんに名を連ねてきて、がんの代名詞とも言えるような病気です。日本では世界に先駆けて内視鏡の開発と定期検診制度を推進してきた歴史があり、そのおかげで内視鏡検査と治療の精度は日々大きく進歩しております。現在では定期的な内視鏡検査による「がんの早期発見」と内視鏡治療による「がんの完治」がもはや標準と言える段階まで来ております。
ただ、どのがんに関しても言えることですが、がんが早期発見できるかどうかによってその後の運命が全て変わります。がんが進行した状態で見つかると必ず体に大きな負担がかかる治療が必要になるだけでなく、完治するかどうかの保証もできなくなります。
胃カメラ検査・大腸カメラが痛い・辛いのではないかと心配で検査をなかなか受けられない方もいらっしゃいますが、これらの検査は鎮静剤を使って眠っている間に受けることも可能です。自覚症状がなくても、内視鏡検査を受けてみたら病気が見つかる確率は皆様が想像しているよりはるかに高く、40歳を超えたら一度胃カメラ・大腸カメラを受けていただくことを推奨しております。また、胃カメラ・大腸カメラの診断や治療は専門性が求められるため、多くの経験、知識、スキルが必要とされます。それらを持ち合わせた医師が検査を担当するクリニック選びも重要です。
大塚駅前消化器内視鏡クリニック
坂口 賀基 院長
- 豊島区/北大塚/大塚駅
- 消化器内科