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  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

がんができた部位によっては「人工肛門」を避けられる可能性も

大腸がんはポリープががん化するほか、家族性大腸腺腫症などが原因で発症することが分かっています。中には、喫煙や過度な飲酒が原因で発症するケースもあります。主な症状は便秘・下痢など便通の変化のほか、便が細くなる、便に血の筋が混じる、お腹の張りを感じるなどの自覚症状がみられる場合もあります。早期に発見できれば内視鏡による治療が可能ですが、病理検査の結果によっては早期発見であっても外科手術が必要になる場合もあります。

大腸がんの手術というと「人工肛門になる」と考える方も少なくないと思いますが、結腸癌で永久人工肛門になるケースはそれほどありません。直腸癌では「人工肛門」を念頭におかないといけないケースが多くなりますが、肛門を残せる可能性もあります(肛門温存手術)。大腸がんを早期に見つけるためにも定期的な内視鏡検査を心がけると同時に、日頃からご自分の便通や便の状態を把握し、気になることがあれば消化器の専門家に相談なさるとよいでしょう。

山田 正樹 院長
かわぐち胃腸と内視鏡クリニック
山田 正樹 院長
川口市/栄町/川口駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●内科 ●外科 ●肛門外科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • 歯周病

定期的な口腔ケアが大切。歯周病の重症化は大病のリスクも上がる

歯周病は重度になると歯肉が腫れる、出血するなどの症状があり、進行すると顎の骨が溶けてしまうくらい重症化します。歯周病の原因は細菌で、実は感染性や病原性の低いものは子どものうちに感染しています。成人してから強い病原菌の細菌に感染するケースが多く、口移しなども原因のひとつです。歯周病を予防するにはとにかく日頃のケアが大切で、毎日の歯磨きをしっかりすることと、定期的なメインテナンスで口腔ケアを行うことです。歯周ポケットが深い場合も、アプローチ治療をしていくことで歯周ポケットの深さを減らすこともできます。重症化してしまった場合、最近では溶けてしまった顎の骨を再生させる技術も確立されておりますが、全てのケースで保険適用になるとは言い切れません。歯周病原菌が歯周ポケット内の血管から動脈に入ってしまうと、動脈硬化を起こす要因にもなります。そうなれば脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高まり、糖尿病もある場合は透析になりやすくなります。それらを防ぐために歯周病の管理、歯科の視点から糖尿病の管理も必要と言えるところです。

深沢 一 院長・理事長
ふかさわ歯科クリニック篠崎
深沢 一 院長・理事長
江戸川区/篠崎町/篠崎駅
●歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科 ●矯正歯科
  • クレンチング症候群

食いしばりにより歯に過度な力が加わると様々な問題が生じる可能性が

歯をカチカチ合わせるタッピングや食いしばり、歯ぎしりなどを総称してブラキシズムと呼びますが、クレンチングとはこのうちの食いしばりを指します。咀嚼・嚥下での1日の歯の接触時間は平均17.5分と言われています。そして、健常者のブラキシズムは一晩で約15分、多い人だと一晩で約40分とも言われています。就寝時のブラキシズムはストレスを発散するために無意識に行われる人間にとって必要な行動の1つです。ただ、歯並びや噛み合わせの具合により過度な力が加わると、歯にヒビが入ったり、そのヒビから菌が侵入し、むし歯の原因ともなります。また歯ぎしりが強いと顎関節症などの病気に発展してしまうこともありますし、骨隆起と言いますが、骨が増殖し、歯ぐきの表側がボコボコしてきてしまうことがあります。骨隆起そのものは深刻な症状ではありませんが、粘膜が薄くなりますので、例えば入れ歯を作る際は、その部分を避けて作らなくてはならないこともあります。
就寝時の歯ぎしりについては、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを着用し、歯にかかる負担を分散する方法が一般的です。根本的な治療となりますと、矯正治療等により、歯並びや噛み合わせを改善することが求められますが、痛みがひどい場合など、即効性のある治療として対症療法としてのナイトガードの着用が一般にも広く知られてきています。

渡辺 秀大 院長
とつかグリーン歯科医院
渡辺 秀大 院長
横浜市戸塚区/汲沢/踊場駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科
  • インプラント

インプラントの寿命を長くするためにすべきことは?

インプラントは人工の歯根を骨の中に入れる治療です。むし歯にはならないのですが歯周病にはなります。むし歯が原因で歯を失った人には問題が起こりにくいのですが、噛み合わせや歯周病が原因で歯を失った場合については、原因をしっかり理解しないとインプラントの寿命を短くする恐れがあります。むし歯の原因は歯の細かいヒビに菌が入って起こりますが、実はヒビができる原因は噛み合わせが悪いことにあるのです。歯周病を理由にインプラントをする場合はコントロールすることが重要なのですが、歯周病は生活習慣病でもあるので肥満の人が減量することをイメージするとわかりやすいでしょう。食生活の改善や運動、ジムなどでがんばれば痩せることができるのと同じように、歯周病も歯医者さんで治療を続けて、正しいブラッシングをがんばることでコントロールできます。肥満から減量して体型維持するのと同じように、歯周病も継続を怠ると再発してしまうのです。反省し自己管理をする覚悟をして生涯続けなければなりません。インプラントについて一生使えるものだと思っている患者さんは多いのですが、長持ちさせるためには原因の解除、ご自身で行うブラッシング、メンテナンスが大切です。よく誤解されることとして、歯を磨く=歯の表面を磨くことをイメージするかもしれませんが、表面にはほぼ汚れが付かないため、歯と人工歯根の隙間である歯茎を磨くことが重要になります。インプラントを長持ちさせるには正しい磨き方を理解して実践し続けていくことがポイントです。

浅賀 勝寛 院長
浅賀歯科医院
浅賀 勝寛 院長
越谷市/南越谷/南越谷駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 犬の外耳炎・中耳炎

犬種により対処や予防法が異なる。異常が見られる場合はすぐ受診を

犬の外耳炎・中耳炎は、耳のかゆみ、痛み、悪臭などが出る症状です。この原因は様々で、犬種により耳道の環境が違うことも関与しますし、アレルギー性によるものもあります。中耳炎に発展すると、触るだけでも噛みつくほどの激痛を伴います。そうなると診察もなかなか難しくなるので、ケースによっては暫定診断をして薬である程度症状を緩和させ、落ち着かせてから診療することもあります。治療法としては耳道を洗浄してから薬剤を入れる処置が一般的で、進行によっては内視鏡やレーザーを用いた治療が必要になります。できるだけ早期に発見することが望ましいものですが、犬種ごとに出てくる症状も変わりますので、日頃から犬の様子を見て正常な状態を把握しておうことが大切です。また犬種によって原因や予防策、対処法も違いますので、まずは耳が臭う、痛がったり痒がったりするような行動が見られる場合はすぐに獣医師にご相談ください。獣医師が原因をはっきりさせ、日頃のケアについてお伝えしますので、飼い主さんが日々実践することが予防になります。

塚越 篤 院長
オハナ動物病院
塚越 篤 院長
鎌倉市/材木座/和田塚駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ
  • 猫の肥満細胞腫

猫では比較的よくみられる腫瘍

肥満細胞腫は、「肥満細胞」という免疫に関わる細胞が異常に増殖してできる腫瘍です。名前に「肥満」とありますが、体重や肥満とは無関係です。猫では比較的よくみられる腫瘍で、皮膚にできるタイプと、内臓(脾臓や腸など)にできるタイプがあります。犬では、主に皮膚型が多く、進行が早く悪性度が高いことが一般的ですが、猫は皮膚型は良性経過をたどることが一般的で、腸にできるものは予後が悪いとされています。犬ではあるグレード分類は猫にはなく、遺伝子変異は一般的に認められていません。
皮膚にできた肥満細胞腫は、小さなしこりや腫れとして現れます。触るとぷにぷにしていたり、赤くなったり、かゆみや出血を伴いますが、見た目では他の腫瘍と区別はできません。内臓型は外からは見えないため、元気がなくなったり、食欲が落ちる、嘔吐や下痢が続くなどの症状が出て気づくことが多いです。
細胞を採って顕微鏡で調べる「細胞診」や、内臓に腫瘍がある可能性がある場合は、レントゲンや超音波などの画像検査を用いたり、組織を一部切り取って調べる「生検」を行い、診断していきます。、
治療方法は腫瘍の場所や進行度によって異なります。皮膚に限られている場合は、外科手術で切除できることが多いですが、内臓型や、腫瘍が全身に広がっている場合には、抗がん剤治療が検討されます。予後(回復の見込み)は腫瘍のタイプや治療のタイミングによって変わりますが、早期に発見できれば良い結果につながる可能性もありますので、少しでも気になる変化があったら、すぐに動物病院に相談することが大切です。

栗林 大幸 院長
ダイム動物病院
栗林 大幸 院長
松戸市/南花島/上本郷駅
●犬 ●猫

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