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  • 適応障害

就職・転職・転勤などの環境変化はメンタルに悪影響を及ぼすことも

適応障害は職場内の配置転換や転職といった環境の変化がストレスになり、不安感やうつ症状が現れる病気です。パニック障害と診断されないまでも、極度の緊張状態から動悸やめまいを引き起こしたり、うつ病とは言えないものの気分が落ち込んでしまったり。これらの症状によって仕事をするのが難しかったり、お酒の量が増えてしまったりしている場合は適応障害の可能性があるかもしれません。

治療をスタートする際には、正しい診断と職場に復帰する/しないの判断が重要になります。もしも2~3か月程度の休養を経て職場復帰するのであれば、会社側には労働内容の見直しや部署の変更、復職に向けた環境づくりに取り組んでもらう必要があります。せっかく治療をしても、元の職場にそのまま戻るようなことがあっては、症状が再燃する恐れがあるためです。

適応障害は職場環境が引き金となって発症するケースが多いですが、会社側が社員に売上アップや生産性アップを求めるのは当然のことでもあり、病気を完全に予防することは難しいと言えます。そのためまずは社員である前に一人の人間として「自分の幸せとは何か」を考え、その幸せを大切にしていただきたいと思います。

石垣 達也 院長
おまもりクリニック
石垣 達也 院長
川崎市宮前区/小台/宮前平駅
●精神科 ●心療内科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • 歯の外傷・損傷

痛みがなくとも早めの処置を。自身の歯はできる限り抜かずに修復する

歯の外傷・損傷というとスポーツの衝撃や転倒などによる事故で歯が折れてしまったというケースが一番多いのは確かですが、実際は本当に様々なケースがあります。虫歯や歯周病は治療計画を立てる余裕がありますが、外傷というの即時に判断して正しい処置をしないといけません。歯が折れてしまったという場合、半分になってしまった歯を抜くか抜かないかという際に、抜かなくて良い歯まで抜いてしまったり、神経を取らなくてよい歯まで取ってしまったりということが起こり得ます。なぜかというと、虫歯や歯周病というものは細菌に感染して起こる症状ですが、衝撃や事故での歯の外傷・損傷というのは、その時は感染をしていない場合もあるわけです。感染している歯とそうでない歯は扱い方が全く異なります。
歯の外傷・損傷は軽度の場合は痛みも感じないことが多いのですが、そのまま放置していればやはり炎症を引き起こしますし、痛みや歯茎の腫れも起こります。なので歯が折れたり欠けたりした際は、歯科医師を受診し早めの適切な処置が必要です。自身の歯はできる限り残したほうがよいので、必要に応じて神経の処置を行い、歯を元の形に修復していくことが望ましいです。

原 智樹 院長
はらデンタルクリニック
原 智樹 院長
所沢市/小手指町/小手指駅
●歯科 ●矯正歯科
  • インプラント

歯みがきとメンテナンスで長持ちできるインプラント

インプラントは、欠損した歯の部分に人工歯を入れて補う治療法のことを言います。骨と結合することで予後が良く、長持ちすることや審美的なメリットがあります。インプラント治療をする際には、義歯とブリッジとの比較も行った方が良いでしょう。インプラント治療は、ほとんどの人に適応することが特徴的です。デメリットとしては、素材がチタンでありまれにアレルギーを引き起こす人がいるという点です。アレルギーを引き起こす場合は、義歯やブリッジを選択する方法も考えていきます。
また、インプラント治療を受けることでインプラント周囲炎になる場合もあります。そこで、インプラント周囲炎にならない形態の人工歯根を使うこと、審美的に埋入する方法など治療を成功させる基準があるため知っておくと良いでしょう。
インプラント治療後は、丁寧なブラッシングを行い、1年に1回の定期検診を受けることが大切です。骨が少ない人や長さが足りない人でも埋入する方法があります。全身状態が悪い方を除き、ご相談をしていただければ対応できることがほとんどです。

萬葉 陽己 院長
萬葉歯科医院
萬葉 陽己 院長
所沢市/緑町/新所沢駅
●歯科 ●矯正歯科
  • 咀嚼障害

頬杖や就寝時の癖が咀嚼障害を引き起こす可能性も

患者さんが「噛めない」「噛みづらい」と感じたのであれば、それがすなわち、咀嚼障害、ということになります。咀嚼障害の原因は多岐に渡ります。補綴物の不調和もそうですし、歯並びなどの先天的な問題も原因となります。また、頬杖を付いたり、どちらかに体を傾けて寝るなど、生活習慣における態癖も要因となります。矯正治療は力を加えることで歯を動かすものですが、態癖も力を同じ方向にかけ続けてしまうことで噛み合わせなどが変化してしまうのです。
咀嚼障害の治療としては、原因に応じた治療を個々におこなっていくことになります。もう1つ、咀嚼障害を引き起こす要因となるものに、欠損が考えられます。欠損とは歯を失うことですが、アメリカではむし歯や歯周病などと並列して、欠損を病気と捉えることが一般的になっています。というのも、欠損に対してアプローチをしていかないと、欠損部位以外の歯や噛み合わせに悪影響をもたらすからなのです。ひとまず噛めるからいい、ではなく、それがもたらす影響もお考えいただければと思います。

矢作 達也 院長
桜新町駅前歯科・矯正歯科
矢作 達也 院長
世田谷区/桜新町/桜新町駅
●歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●小児歯科
  • 歯周病

重度の場合は外科処置のケースも。検診と正しい歯磨きで予防を徹底する

歯周病とは細菌の感染によって口腔内の炎症が引き起こされるもので、歯茎や歯を支える骨が溶けてしまう症状です。日本人の成人のおよそ8割が歯周病と言われています。歯周病の原因は食べることによって溜まる歯垢で、ここに細菌が含まれています。ブラッシングが十分に行き届いていない状態が数か月続くと、バイオフィルムという細菌の膜が歯の周りにできてて、こうなると歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。それが放置されると歯周病へと発展し、重度になると骨がなくなり歯が抜け落ちてしまうんです。歯周病の治療としては、歯石を除去して菌を徹底的に取り除くことです。清潔な状態にすることで炎症の進行が止まり歯茎が引き締まっていきます。重度の歯周病は歯茎を切開して奥の歯石を除去したり、溶けた骨を再生するための外科処置が必要になります。そうならないための歯周病の予防策としては、正しい歯磨きをすることが何より大切です。数か月に一度は歯科の検診を受けること、正しいブラッシングの指導を受けることで、早期発見と予防に努めることが肝要ですよ。

小松 雅之 院長
ブリストデンタルクリニック三郷
小松 雅之 院長
三郷市/下彦川戸/新三郷駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫のけいれん発作

症状が起きたら動画撮影を!どの年齢にも起こりうる”発作”

もし、愛⽝•愛猫に発作が起きたら、”動画を撮る”ということを覚えておいてください。発作というのは、”どのようなタイミングで、どのような時間に、 どのようなことが起きたのか”というのが治療を⾏う上でとても⼤切になりま す。そのため、発作が起きたら、難しいとは思いますが、焦らず動画を撮 り、そのまま動物病院にいっていただけたらと思います。
⽝•猫ともに、発作が起きる原因は確率の⾼い順に、内蔵、⼼臓、脳の順に分かれています。原因が内臓の場合は⾎液検査を⾏い、もし⼼臓であれば聴診で⼼臓の⾳を確認し、レントゲン検査や⼼臓エコー検査を⾏います。これらの検査をしても問題がないという場合には、脳に原因があると考え、MRI検査を⾏うという流れが主な治療の流れです。発作が起きる時はご家庭であることがほとんどですので、獣医師がその症状を確認出来ません。何度もお伝 えしますが、原因特定のためにも、飼い主さんの認識と獣医師の認識を⼀致 させるという意味でも動画が⼤切になってきます。これは、発作だけでなく、どの病気も動画や写真などの客観的なデータが⼤切なので、可能であれば撮影をしていただけると治療がスムーズになると思います。 また、発作が起きた際には、緊急のものと、様⼦を⾒ることが出来るものとに分かれてきます。その判断としては、発作が起きた際に⾆の⾊を⾒ていただくことがポイントです。発作が起きて⾆の⾊が⻘紫⾊になっている場合は、”チアノーゼ=酸素が⾜りない状態”です。この症状が10秒程度で収まる場合は様⼦を⾒ていただいても⼤丈夫ですが、⻑時間続くようなら緊急性が⾼い証拠です。すぐに病院に相談してください。また、痙攣発作の場合は、10分を超えるようなものすぐに病院へ連れて⾏ってください。もし1分以内であれば様⼦を⾒てもいいと思います。
チアノーゼが起きた際は、応急処置として、カセット酸素などを吸わせるなどが効果的です。
発作は、年齢によって正確に原因を突き⽌めるということは難しいのですが、可能性として考えられる主な原因が以下の通りです。 ⽣後4ヶ⽉までは低⾎糖発作であることが多いです。⾷事を⻑時間⾷べていなかった時、痙攣発作を起こすことがあります。対処法としては、砂糖⽔を飲ませてください。 1歳弱から7歳くらいまでは脳の病気や炎症、てんかんが多い印象です。 また、10歳を超えると脳ではなく内蔵、⼼臓の病気の可能性が出てきま す。
ただ、痙攣はどの年齢にも起こりうる症状です。兎にも⾓にも、発作が起き たら、⾒守るより動画を撮ってください。10秒ほどでも⼤丈夫です。

桂⽥ 樹明 院長
ペテモ動物病院 浦和美園
桂⽥ 樹明 院長
さいたま市緑区/美園/浦和美園駅
●犬 ●猫
  • 犬の膵炎

放置すると死に至ることも。定期的な血液検査でリスクを軽減

膵炎とは膵臓に炎症が起きる病気で、嘔吐や腹痛などの症状が出ます。原因は人間と同じようにストレスや高脂血症のことが多く、空腹時の中性脂肪が500の数値を超えると、膵炎の発症リスクは5倍以上に跳ね上がると言われています。ミニチュア・シュナウザーなどがそうですが、遺伝的に高脂血症になりやすい犬種もあります。急性膵炎は発症すると1~2割がそのまま亡くなってしまうこともあり、看過するのは危険な病気のひとつです。膵炎は根本的に治す方法がなく、痛みや吐き気を抑えることで治癒力を高めていくことになります。症状が出た際は、点滴をして膵臓への血流を良くする処置が必要です。膵炎の予防としては、定期的な血液検査で高脂血症がないかどうかを診ること、ストレスをなるべく軽減することです。高脂血症が見られるようであれば、高脂質なものを避ける食事療法や中性脂肪を下げる薬を服用し発症のリスクを抑えていくことが肝要です。他にも、ワンちゃんが突然吐いたり食欲がなくなったりすることがあれば、一度病院で相談することをお勧めします。

郡司 尚人 副院長
草加みどり動物病院
郡司 尚人 副院長
草加市/遊馬町/見沼代親水公園駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ
  • 犬のクッシング症候群

投薬での治療がメイン。多飲多尿の傾向があれば獣医師に相談を

クッシング症候群とは、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。原因は主にふたつのパターンがあり、ひとつは副腎自体が悪い症状になって起こる場合で、もうひとつは脳下垂体からのホルモンが異常に分泌され、副腎を刺激して起こる場合です。犬の場合は脳下垂体性のクッシング症候群が多いです。この病気になると、多飲多尿、皮膚が薄くなる、背中の筋肉が落ち重力でお腹がたるんでしまうなどの症状が表れます。クッシング症候群は症状が進行すると免疫力が低下したり、血栓症など他の病気も併発してしまうことがあります。この治療法としては投薬がメインになります。外科治療では、副腎が原因であれば副腎の切除、脳下垂体が原因のものであれば脳下垂体を切除するという手術もありますが、こちらはまだあまり一般的ではありません。クッシング症候群はホルモンの病気なので、予防・予見が難しいものです。飲水量やおしっこの量が増えた、お腹の辺りが太ってきたなと感じたら、一度なるべく早めに獣医師にご相談ください。

渡辺 勇太 院長
幸手動物病院
渡辺 勇太 院長
幸手市/東/幸手駅
●犬 ●猫 ●ウサギ

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