慢性便秘の原因・症状とは?

慢性便秘(マンセイベンピ)の原因

腸の病気が原因で便秘になるもの(器質性便秘)、弛緩性便秘、直腸性便秘、けいれん性便秘など、病気以外の要因で便秘となるもの(機能性便秘)がある。器質性便秘がおこる病気は、大腸がんや潰瘍性大腸炎、子宮筋腫など。弛緩性便秘は腸の運動が弱いためにおこり、高齢者に多くみられる。直腸性便秘は薬物や不規則な排便習慣によっておこるもので、けいれん性便秘は、過敏性腸症候群に代表されるように、腸の緊張が原因となる。

慢性便秘(マンセイベンピ)の症状

便秘にともない、腹痛や腹部膨満感、ガス貯留などがおこる。便通が回復すれば症状もおさまる。

慢性便秘(マンセイベンピ)の治療

器質性便秘の場合、原因となっている病気の治療をおこなう。機能性便秘の場合、食生活を改めるとともに、適度な運動や毎朝トイレに行く習慣を意識することで改善に向かうことが多い。

【受診科目】

  • 消化器内科
  • 内科

1人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
慢性便秘の原因・症状・治療方法

1件中 1 ~1 件を表示

便秘のメカニズムについて

便秘とは、本来排泄されるべき便が大腸内に滞ることにより硬くなったり、排便回数が減少したり、便を快適に排泄できないことによる過度な怒責(どせき:いきみ)・残便感・閉塞感・排便困難感を認める状態を言います。中でも、こうした状態が慢性的に続き、日常生活や身体にも様々な支障をきたしうる病態を慢性便秘症と称します。
便秘は、腸管の病気が原因となる器質性、大腸の動きなどが原因でおきる機能性に大きく分けられるほか、便秘になりやすい疾患(糖尿病、パーキンソン病など)や薬剤(抗うつ剤、オピオイドなど)の影響、また加齢や心理的状態も影響するとされています。

治療としては、まず食生活や運動等の生活習慣の見直し・改善を行うことが基本で、その上で内服治療を行なっていくことになります。内服薬は、以前は酸化マグネシウムなどの浸透圧性下剤や、センノシドなどの刺激性下剤、大建中湯(だいけんちゅうとう)などの漢方薬しかなく、どうしても刺激性下剤を多用し耐性(いわゆる「癖になる」)ができることが多かったのですが、近年は新しい下剤が数種類発売され、症状にあわせて組み合わせてコントロールできるようになっています。市販薬の多くは刺激性下剤であるため、多用して耐性ができる前に早めに医療機関を受診して治療を開始するほうがベターでしょう。

便秘と思っていたら、実は原因が大腸がんによる狭窄だったというケースもあります。「警告症状」と言われる、排便習慣の急激な変化・血便・6ヶ月以内の予期せぬ3kg以上の体重減少などの症状があれば大腸がんなどの可能性が考えられるため、早急に医療機関を受診ください。そこまででなくても、最近便秘になってきた・長年便秘だけれど40歳超えて一度も検査したことがない、などあれば、内視鏡検査をおすすめします。

岡本 英子 院長

白金麻布メディカル内科・内視鏡クリニック

岡本 英子 院長

  • 港区/白金/白金高輪駅
  • 内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●肝臓内科 ●肛門内科
1 PAGE  11 1