過敏性腸症候群の原因・症状とは?

過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の原因

仕事の悩みや人間関係のトラブル等のストレスが原因であることが多いとみられている。そもそも胃腸は精神的な影響を受けやすい臓器であり、ストレスが腸管の運動や胃および結腸の反射を高め、腸管が過剰反応することで便通異常がおこる。

過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の症状

下痢や便秘が4週間以上にわたって続く。下痢と便秘を交互に繰り返す場合もあり、腹痛などをともなう。

過敏性腸症候群(カビンセイチョウショウコウグン)の治療

規則正しく精神的に余裕のある生活をすることが大切。生活習慣、食事に気を配った上で、消化管の運動を助ける薬物を用いる。

【受診科目】

  • 消化器内科
  • 内科
  • 心療内科

10人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
過敏性腸症候群の原因・症状・治療方法

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心と身体、両方の視点で総合的に診ていくことが大切

IBS(過敏性腸症候群)は、下痢や便秘といった排便に関係している疾患で、日本人の10人に1−2人に症状があるとも言われています。比較的若い方にみられることが多いのですが、いつ誰がなっても不思議ではありません。原因は確定されていませんが、細菌感染やストレスが要因となることもあります。また、ご本人が自覚していないわずかなストレスに身体が反応していることもあるのです。

長引く下痢や便秘で、日常生活に支障が出ている方は、もしかするとIBSかも知れません。
生活習慣の改善や症状に合わせた内服薬で治療しますが、内科的な薬で改善しなかった場合には抗不安薬などメンタルの治療を取り入れることで症状が改善することもあります。

矢原 青 院長

鶴見東口やはらクリニック

矢原 青 院長

  • 横浜市鶴見区/鶴見中央/鶴見駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●胃腸内科 ●肛門内科 ●心療内科

ストレスの軽減と血行促進で自律神経の乱れを防ぐ

過敏性腸症候群は下痢や腹痛、お腹が張るなどの症状が出る疾患で、これは自律神経の異常で腸の動きが悪くなり、消化不良を起こすことが原因です。腹痛や下痢は他の病気も起因するので、過敏性腸症候群は他の病気がないという前提で診断をするケースが多い。治療法としては薬の服用で鎮静化させることが一般的です。また、自律神経の乱れはストレスが関係していますので、薬と並行した対処法はストレスを軽減・解消することです。あとは消化に負担のかかる辛い物などの刺激物を避けた食生活にすることも大切です。油物を控えていただくだけで症状がかなり改善することが多いです。過敏性胃腸炎の予防策としても、できるだけストレスから離れることが望ましいです。あとは交感神経や副交感神経で腸の動きはかなり変わってきますので、日頃からお腹を温めて血行をよくすることも自律神経の乱れを防ぐことも肝要ですよ。

逆井 章吾 院長

章佑クリニック

逆井 章吾 院長

  • 春日部市/梅田本町/北春日部駅
  • 内科 ●消化器内科 ●脳神経内科 ●小児科

症状とうまく付き合っていくことが求められる

過敏性腸症候群とは、腫瘍や炎症などの器質的な異常が見られないにも関わらず、腹痛や下痢、便秘などの症状が繰り返し起こるものを言います。出勤や通学の途中などで切迫した腹痛が始終起こるようになると生活に大きな支障が生じるため、お困りの方が大勢いらっしゃる疾患です。
ベーシックな治療としては、整腸剤が挙げられます。それでもなお症状のコントロールが難しいケースでは、水分を吸着したり、腸の運動を調節するようなお薬を用い、腹痛の回数を抑えたり、下痢や便秘の頻度を調整し、生活に支障が起きないようにする治療がおこなわれます。
この疾患は完治が難しいため、うまく症状と付き合っていくことが求められます。日常生活に無理が生じないところまで持っていってあげることがこの疾患の治療の目的となります。

中澤 幸史 院長

中沢内科胃腸科医院

中澤 幸史 院長

  • 葛飾区/金町/金町駅
  • 内科 ●胃腸内科 ●小児科

長引くお腹の不調に困ったら、消化器内科に相談を

過敏性腸症候群(IBS)は、お腹の調子が悪い状態が続いたり、すぐにお腹が痛くなったり、下痢と便秘を交互に繰り返したりする病気です。このため長時間電車に乗っていられなかったり、授業中にお腹が痛くなってしまったり、日常生活に支障をきたす場面が少なくありません。

過敏性腸症候群は精神的なストレスなどに起因して発症しますが、中には潰瘍性大腸炎やクローン病などの病気が隠れていることもあります。大きな病気ではないことを確認し、適切な治療を受けるためにも、上記のような症状がみられたら消化器内科を受診なさることをおすすめします。

田淵 晃大 院長

インナービュー内視鏡レディースクリニック新横浜

田淵 晃大 院長

  • 横浜市港北区/新横浜/新横浜駅
  • 婦人科 ●消化器内科 ●乳腺外科

お腹まわりの気になる症状は、消化器の専門家に相談を

過敏性腸症候群とは、お腹がゴロゴロする、お腹の張りや違和感などを自覚するほか、女性は便秘、男性は下痢になりやすくなり、繰り返し症状が現れることも少なくありません。多くの場合、原因はストレスによるもので、精神的なもののほかに気圧の変動(気候病)などによってもこれらの症状が現れます。

過敏性腸症候群の診断は非常に難しいため、胃カメラ検査や血液検査で異常がみられない場合は単なる胃腸炎として治療が進められることも珍しくありません。一方で治療を続けながら改善がみられない場合は、過敏性腸症候群が強く疑われます。

過敏性腸症候群はきちんと診断をつけて適切な治療(漢方薬、腸内細菌の改善など)を行うことができれば、症状をコントロールできる病気です。また、過敏性腸症候群だと思っていたら「がんだった」というケースもあり得ますので、何度も症状を繰り返す場合には消化器の専門家にご相談いただくことをおすすめします。

北村 英俊 院長

松戸常盤平 おなかと胃・大腸カメラと内科のクリニック

北村 英俊 院長

  • 松戸市/常盤平/常盤平駅
  • 消化器内科 ●内科

慢性的に繰り返す腹痛・便秘・下痢は「過敏性腸症候群」の可能性も

過敏性腸症候群はストレスなどが原因で腸のはたらきが低下し、腹痛や排便異常(便秘/下痢)などが生じる病気です。若い世代に多くみられる病気であることも特徴の一つです。

治療では排便管理を重視してさまざまな種類のお薬が使用されることがあります。過敏性腸症候群は症状を上手にコントロールしながら長く付き合っていく病気ではあるものの、患者さんに合うお薬が見つかると症状が劇的に改善することもあります。

武藤 頼彦 副院長

幕張ももの木クリニック

武藤 頼彦 副院長

  • 千葉市花見川区/幕張町/幕張駅
  • 消化器内科 ●肛門内科 ●外科 ●婦人科

心因的なストレスにより下痢や便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」

過敏性腸症候群は心因的なストレスが引き金となり、腸のはたらきに異常をきたす病気です。主な症状として慢性的に繰り返す下痢や便秘が挙げられ、一日のうち朝方に症状が出やすいなどの特徴があります。

過敏性腸症候群は大腸そのものに異常がみられないことがほとんどです。このため大腸内視鏡検査によって炎症の有無などを確認したうえで確定診断を行います。検査の結果、過敏性腸症候群との診断がついた場合は内服薬による治療を行うほか、ストレスの原因となる生活習慣を見直すことも大切です。

大和 彩乃 院長

後楽園胃腸内視鏡クリニック

大和 彩乃 院長

  • 文京区/小石川/春日駅
  • 消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科

不眠やストレスによって引き起こされる「過敏性腸症候群」とは?

過敏性腸症候群は急な腹痛、下痢、便秘、お腹の張りなどの症状が現れる病気です。原因としてはストレスや不眠などが考えられますが、はっきりとした原因が分からないこともあります。胃カメラ検査を実施しても何も異常がみられないこともあり、適切な治療に結びついていないケースも少なくないようです。

治療では症状が現れる原因を正しく特定して問題を取り除く必要がありますが、不眠の中にはうつ病が隠れていることもあり、診断をつけることは簡単ではありません。一方で、過敏性腸症候群の原因が不眠やストレスだと判明すれば、それらにフォーカスした治療を行ったり、腸の動きを整えるお薬を飲んだりすることで症状の改善が期待できます。

このように過敏性腸症候群は不眠やストレスがリスク因子になりますから、日頃から生活リズムを整えるのはもちろん、過労を避け、ストレスへの対処法を身につけていただくとよいでしょう。

小柳 敏彦 院長

自由が丘松原医院内科皮ふ科

小柳 敏彦 院長

  • 目黒区/自由が丘/自由が丘駅
  • 内科 ●消化器内科 ●循環器内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科 ●小児科

過敏性腸症候群(IBS)とは何か

下痢や便秘などの便通異常や、それに伴う腹痛や腹部不快感は、日常的に経験することが多いと思います。
このうち、腹痛あるいは腹部不快感が最近3か月の中の1か月につき3日以上あり、その症状が、
①排便によって軽快する
②排便頻度の変化で始まる
③便形状の変化ではじまる
の3つのうち2つ以上を満たす場合に過敏性腸症候群(IBS)と診断します。ただし、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないことが前提になります。

IBSには、便の形状によって「下痢型IBS」、「便秘型IBS」、「混合型IBS」、3つに分類できない「その他」の4タイプがあります。IBSの原因はわかっていません。しかし、細菌やウイルスによる感染性腸炎にかかった場合、回復後にIBSになりやすいといわれています。特に若い方に関しては、ストレスが大きな要因となるとされています。

治療は、食事療法をはじめとするライフスタイルの改善、お薬による治療法があります。それぞれの症状に合わせた投薬、便の性状を整える高分子重合体の内服、漢方薬などが選択肢としてあり、うつや不安神経症が背景にある場合には、精神科領域の治療が必要になる場合もあります。

IBSは命に関わる病気ではありませんが、腹痛・下痢・便秘・不安感などの症状のために、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。腹痛やおなかの不快感、便通異常が続くようなら、積極的に大腸内視鏡検査をうけていただき、大腸に病気がないかどうかを調べることをお勧めします。何もなければ安心できますし、それだけでも不安から解放され、症状が軽減する可能性もあります。

小山 元一

溝の口first内視鏡クリニック

小山 元一

  • 川崎市高津区/溝口/溝の口駅
  • 内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●肝臓内科

過敏性腸症候群(IBS)について

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に明らかな炎症や潰瘍がないにもかかわらず、お腹の痛みや張り、下痢や便秘などの症状を繰り返す病気です。腸は「第二の脳」と呼ばれるほど神経が多く、ストレスや生活リズムの乱れが大きく影響します。腸の動きや知覚が過敏になることで、ちょっとした刺激にも反応してしまうのが特徴です。
主な症状は、腹痛、腹部の張り、下痢や便秘、またはその両方が交互に起こるタイプもあります。便通があってもすっきりしない、通勤や外出時に不安を感じるなど、生活の質を下げてしまうことも少なくありません。
検査では、まず血液検査や便検査、腹部エコー検査、必要に応じて内視鏡検査を行い、炎症性腸疾患やがんなどの器質的な病気を除外します。そのうえで、症状の経過やストレスの関与を確認し、過敏性腸症候群と診断します。
治療は、症状のタイプに応じた整腸剤や腸の動きを調整する薬のほか、ストレスを軽減する薬や漢方薬を併用することもあります。症状を和らげるには、薬だけでなく生活習慣の見直しも欠かせません。特に、規則正しい食事と睡眠を心がけ、刺激物・アルコール・脂っこい食事を控えることが大切です。また、ストレス発散やリラックスできる時間を持つことも、再発予防につながります。
過敏性腸症候群は「体の異常」だけでなく、「心と腸のバランスの乱れ」から生じる病気です。焦らず、自分のペースで整えていくことが重要です。


『菊川内科皮膚科クリニック』では、薬の治療だけでなく、生活指導や管理栄養士による食事指導、心身のケアを含めた全人的な治療を行っています。お腹の不調でお悩みの方は、どうぞ安心してご相談ください。

小林 俊一 理事長

菊川内科皮膚科クリニック

小林 俊一 理事長

  • 墨田区/菊川/菊川駅
  • 内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科 ●糖尿病内科 ●呼吸器内科 ●アレルギー科
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