たこつぼ型心筋症の原因・症状とは?
【受診科目】
- 循環器内科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
たこつぼ型心筋症の原因・症状・治療方法
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強いストレスを受けたあと、胸の痛みや息苦しさを感じたら
たこつぼ型心筋症とは、強い精神的ストレスをきっかけに発症することがある心臓の病気です。名前の由来は、発症時の心臓の形が“タコ壷”に似ていることから付けられました。通常、心臓は全体がバランスよく収縮して血液を送り出しますが、この病気では心臓の先端部分の動きが弱くなり、上部だけが強く収縮(過収縮)するような状態になります。その結果、心臓の形が壺のように見えることが特徴です。
多くの場合、震災のような大きな出来事や強い精神的ショックなど、強いストレスを受けた後に発症するといわれています。ストレスによって交感神経が強く働き、その影響が心臓に及ぶことで起こると考えられています。発症のタイミングは、ストレスを感じた瞬間というよりも、その後しばらくしてから現れることが多く、「胸の痛み」や「動くと息苦しい」といった症状がきっかけになることがあります。
この病気自体は比較的まれで、多くの場合は時間の経過とともに心臓の働きが回復し、自然に改善していくことが知られています。ただし、心臓の動きが弱くなることで血液がよどみ、血栓ができることや、心臓に負担がかかることで合併症が起こる可能性もあるため、注意は必要です。
また、症状だけでは心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患と区別がつきにくいことも重要なポイントです。これらの病気は早急な治療が必要になるため、正確な診断を行うことが大切です。そのため、疑われる場合には心臓カテーテル検査などを行い、血管の状態を詳しく調べることがあります。
強いストレスの後に胸の痛みや息苦しさなどの症状が現れた場合には、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。こうした病気があることを知っておくことが、早期の診断や適切な対応につながります。
あかね台内科循環器クリニック(旧あかね台さの内科クリニック)
朝比奈 直揮 院長
- 横浜市青葉区/恩田町/恩田駅
- 内科 ●循環器内科
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