胸部打撲の原因・症状とは?

胸部打撲(キョウブダボク)の原因

高い場所から落下したり、転倒したりすることにより、胸部に衝撃が加わって損傷した状態。胸部には心臓・肺・大動脈など生命維持に欠かせない臓器が集まっているため、時に重大な症状を引き起こす場合がある。

胸部打撲(キョウブダボク)の症状

胸を打ち付けた部位に痛みを伴うほか、あざや腫れが生じる場合がある。また骨や心臓に損傷が及んだ場合は、肋骨骨折・気胸・心停止などを引き起こすこともある。

胸部打撲(キョウブダボク)の治療

打ち身などの軽症例では湿布や飲み薬による治療で早期の回復が期待できる。肋骨骨折では保存的な治療が第一選択肢となるほか、気胸では胸腔ドレナージや手術、心停止では心肺蘇生処置が必要となる。

【受診科目】

  • 整形外科
  • 救急科

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胸部打撲の原因・症状・治療方法

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遅発性の疾患に発展する可能性も。看過せずに医師に相談を

胸部打撲はその名のとおり、胸を打撲して生じる体の痛みや不調全般を言い、肋骨の骨折、肺が破れる気胸、胸の中に血が溜まる血胸などの症状が出る可能性があります。胸部打撲は判断を誤ると危険で、例えば骨折の場合はバンドで固定したり、痛み止めの服用などの対処方法がありますが、呼吸がうまくできず、気管挿管という人工呼吸器をつけなければ死に至るケースもあります。打撲のあとに時間が経ちショックバイタルで搬送され、緊急の手術対応となることもあり、外科医としては慎重に診察をするところです。そうした場合は外科的治療が主で、胸腔ドレーンという脱気チューブを挿入したり、手術をしたりします。胸部打撲の原因は自動車などの事故や転倒による外傷なので、特別な予防策はありませんが、時間が経過すると遅発性の気胸、血胸に発展する場合があるので、胸部打撲した際は大丈夫と思って看過せずに、すぐに医師に診てもらうことが肝要です。

千代反田 滋 院長

キュアステーション六本木クリニック

千代反田 滋 院長

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