不整脈の原因・症状とは?
不整脈(フセイミャク)の原因
大きく分けて、頻脈型と徐脈型の2つがある。またこのほかにも、期外収縮、発作性頻脈、心房細動、房室ブロック、洞不全症候群などさまざまなタイプの不整脈がある。先天性のものと後天性のものがあり、もっとも多いのは加齢によるもの。心臓病が原因となるものも多いが、過労やタバコの吸いすぎで起きることもある。
不整脈(フセイミャク)の症状
動悸、息苦しさ、胸の不快感、めまいなどの症状がおこるが、無症状のことも少なくない。
不整脈(フセイミャク)の治療
心臓病などの原因がないものについては、治療の必要はない。原因疾患がある場合は、その病気の治療をおこなう。それぞれの不整脈に適した薬剤を用い、極度の徐脈や心不全が起こる場合は、ペースメーカーを埋め込み、拍動をコントロールする必要がある。
【受診科目】
- 循環器内科
- 心臓血管外科
※3人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
不整脈の原因・症状・治療方法
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睡眠不足・カフェインの過剰摂取には注意が必要
不整脈とは、脈が速くなる/遅くなるなど脈のトラブルの総称です。自覚症状としては「脈が乱れる」「脈がとぶ」などが挙げられます。不整脈の原因としては、年齢的なもの、ホルモンバランスの異常、ストレス、寝不足、カフェインやアルコールの過剰摂取などがあり、何らかの生活習慣病が原因になっている場合もあります。
治療には大きく3つの方法があり、症状に応じて(1)手術(2)薬物療法(3)経過観察のいずれかが選択されます。睡眠不足など生活習慣の乱れ、カフェインを多く含むエナジードリンクのとりすぎは不整脈の原因となり得ますのでご注意いただきたいと思います。
くすのきクリニック
天野 辰哉 院長
- 横浜市港南区/港南台/港南台駅
- 内科 ●循環器内科
自覚症状がないことも多い「不整脈」に気付くためには……?
不整脈は名前のとおり脈を打つリズムが整っていない状態をいいます。原因ははっきりと分かっていませんが、高齢者の多くは動脈硬化に起因して発症すると考えられています。気持ちが悪い、動悸がするなど何らかの症状を自覚する人もいれば、まったく症状がない人がいることも多くあります。心房細動などでは症状がないからといって放置すると、やがて血栓が生じ、脳梗塞のリスクが高まるため注意が必要です。
不整脈による脳梗塞の発症を予防するためには、何も症状がなくても「脈をとってみる」ことをおすすめします。おかしいと感じることがあれば循環器内科を受診し、適切な診断・治療を受けていただくとよいでしょう。
やぎ在宅クリニック南青山
瀬戸 博美 医師
- 港区/南青山/表参道駅
- 内科 ●皮膚科 ●精神科
検査のレール(健康診断等)に乗ることも大切
脈が飛んでしまうようなものと、動悸を感じるもの、そして頻脈と、不整脈は主に3つのタイプに分かれます。それぞれの病態によって考えられる病気は違ってきますので、動悸を感じられたらまずは専門の医師に相談された方がいいでしょう。現在は薬物療法もカテーテルアブレーション手術も、その種類や適応が広がってきておりますので、早めに相談されることをお勧めします。
不整脈にはもう1つ、自覚症状がないものが含まれます。それを早い段階で見つけるには、やはり検査のレールに乗ることが大切です。健康診断で要検査となったら間をおかず受診していただきたいですし、要検査となっていなくても、気になること、わからないことがあれば、専門家に相談されることをお勧めします。
つかだファミリークリニック
塚田 雄大 理事長
- 成田市/加良部/成田駅
- 内科 ●循環器内科 ●消化器内科 ●外科