肺血栓塞栓症の原因・症状とは?
肺血栓塞栓症(ハイケッセンソクセンショウ)の原因
静脈でできた血栓が肺にたどり着き、肺動脈で詰まって血流が途絶えた状態。下肢(骨盤部や脚)にできる血栓が原因の多くを占める。長期間ベッドに寝ていなければならない人や、肥満、妊産婦、経口避妊薬を使用している人は血流が停滞し、血栓ができやすくなる。
肺血栓塞栓症(ハイケッセンソクセンショウ)の症状
突然息切れがして呼吸が速くなる。胸痛、咳、発熱などの症状がみられる。
肺血栓塞栓症(ハイケッセンソクセンショウ)の治療
ヘパリン、ワルファリンカリウムなど、血栓ができにくくする血液の抗凝固薬が用いられる。閉塞している範囲が広い場合など、必要に応じて血栓を溶かす血栓溶解療法がおこなわれることもある。血栓や塞栓が大きいケース、内科的な治療で効果がみられないケースでは、肺動脈血栓摘除術がおこなわれる。
【受診科目】
- 呼吸器内科
- 内科
- 血液内科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
肺血栓塞栓症の原因・症状・治療方法
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リスクを理解し、早めに医療機関を受診することが大切
肺血栓塞栓症は、主に脚の深部静脈にできた血栓が血流に乗って肺動脈へ移動し、血管を詰まらせることで発症する病気です。血栓が肺の血流を妨げると心臓に大きな負担がかかり、心不全を引き起こすこともあります。多くの場合、深部静脈血栓症が背景にあり、知らないうちに進行しているケースも少なくありません。
主な症状は、動いたときの息切れや胸の違和感、胸痛、足のむくみなどで、横になって眠れないといった心不全に似た症状が現れることもあります。お若い方でも、ピルの内服などにより血栓ができやすくなることが知られており、注意が必要です。また、ゆっくり進行する慢性の肺血栓塞栓症では、症状が軽く、本人が変化に慣れてしまい、発見が遅れることもあります。慢性の肺血栓塞栓症では、肺の血流障害によって心臓、とくに右心系の機能が低下し、命に関わる状態へ進行することがあるため、早期発見と治療が重要です。
診断には心臓超音波検査や造影CT、肺血流シンチグラフィなどが用いられます。新たに発症した場合は抗凝固薬による内服治療が基本となり、改善が乏しい場合や慢性化が疑われる場合には、カテーテル検査などで詳しく評価を行います。発症頻度は高くありませんが、高齢者や長時間同じ姿勢で過ごす方、ピルを内服している方はリスクを理解し、症状に気づいた際は早めに医療機関を受診することが大切です。
鶴川ちかくのクリニック
岡 洋佑 院長
- 町田市/三輪町/鶴川駅
- 内科 ●循環器内科 ●小児科 ●アレルギー科
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