犬のドライアイ[乾性角結膜炎]の原因・症状とは?
【受診科目】
- 犬
※2人の医師がこの病気について述べています
獣医師に聞いた
犬のドライアイ[乾性角結膜炎]の原因・症状・治療方法
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犬のドライアイは涙そのものの分泌が少なくなるケースが多い
犬のドライアイは、正式には「乾性角結膜炎」と呼ばれる病気で、涙の分泌が低下し、目の表面が乾燥してしまう状態を指します。人のドライアイは、まばたきの減少などによって涙がうまく行き渡らなくなることが多い一方、犬の場合は涙そのものが十分に作られなくなるケースが多いのが特徴です。
主な原因としては免疫の異常が挙げられます。本来は体を守るはずの免疫が、自分自身の涙腺を攻撃してしまうことで涙の分泌が低下し、目の乾燥を引き起こします。症状としては、目やにが増える、充血が続く、目が赤い状態がなかなか改善しないといったものが代表的です。病状が進行すると、角膜に色素沈着が起こり、黒目の部分が茶色っぽく見えることもあります。
治療では、免疫の異常を抑えるための免疫抑制剤入りの軟膏が中心となります。また、涙の代わりとなる点眼薬や保湿剤を使用し、目の表面を保護することも重要です。ドライアイの状態が続くと、角膜に傷がつきやすくなったり、細菌感染を起こしやすくなったりするため、適切な管理が欠かせません。
なお、免疫異常によるドライアイは根本的に完治する病気ではなく、多くの場合は生涯にわたって治療を続けていく必要があります。発症は5歳前後の中齢期から見られることが多いため、目やにや充血が続く場合は早めに動物病院で相談することが大切です。
町田森野プリモ動物病院
清水 悌二 院長
- 町田市/森野/町田駅
- 犬 ●猫
愛犬の「目やに」が気になったら早めの受診を心がけて
犬のドライアイの初期症状は「目ヤニが少し多くなる」のみであることが多く、適切な診断につながらずに見過ごされてしまうことも少なくありません。しかしこの状態を放置するとやがて角膜(黒目の部分、本来は透明)まで真っ黒になり、視界を奪われてしまいます。治療開始が遅くなればなるほど、涙腺の機能回復ができなくなる可能性が高くなるため注意が必要です。
ドライアイは涙の量を検査するなどして診断します。治療では点眼薬を使用することが一般的で、できるだけ早期に治療を開始することが推奨されます。
愛犬の目ヤニの増加や、「角膜を傷つけるトラブルを繰り返している」「治療をしているのに角膜の傷の治りが遅い(1〜2週治療しても治りきらない)」ような場合、病院で涙液量の検査をしてもらいましょう。
Pet Life Ichimo 与野
松木 邦都 院長
- さいたま市中央区/鈴谷/与野本町駅
- 犬 ●猫
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