犬の肥満細胞腫の原因・症状とは?
犬の肥満細胞腫(イヌノヒマンサイボウシュ)の原因
発症の原因は詳しくはわかっていない。肥満細胞腫はよく見られる疾患で、皮膚腫瘍の2割を占めると言われる。
犬の肥満細胞腫(イヌノヒマンサイボウシュ)の症状
免疫に関わる細胞の1つである肥満細胞が腫瘍化するもの。腫瘍が大きくなると、疼痛や嘔吐・下痢、食欲減退、体重減少など、一般的な腫瘍の症状が起こる。
犬の肥満細胞腫(イヌノヒマンサイボウシュ)の治療
直径1㎝前後の腫瘍であれば、外科的に切除することで完治することも少なくない。手術に加え、化学療法や放射線療法もおこなわれる。
【受診科目】
- 犬
※2人の医師がこの病気について述べています
獣医師に聞いた
犬の肥満細胞腫の原因・症状・治療方法
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予防法がない肥満細胞腫は早期発見・治療が重要
犬の肥満細胞腫は、犬の皮膚がんの中で最も多く発生する病気です。オスの犬では第一位、メスの犬では第二位となっています。皮膚症状として現れることが多く、発疹や発赤、むくみ、出血、ダリエ徴候などの症状が特徴的です。腫瘍が小さい場合は、無症状であることが多く、腫瘍が大きくなるほどさまざまな症状が現れます。この病気は多発性であり、早期発見したらすぐに切除することが大切です。
治療は、切除術や抗がん剤治療、ステロイド治療、放射線治療を組み合わせて行います。進行した腫瘍では、周囲の細胞を広く、深く切除する必要があるため、大がかりな手術となるでしょう。また、予防法がない病気であり、早期の治療が重要です。原因となる肥満細胞は特徴的な形を持つため、細胞診で診断できる病気です。少しでも気になる症状がある場合は、見た目だけで判断せずに一度検査を受けてみることをおすすめします。
キャンベル動物病院
加藤 拓也 院長
- さいたま市北区/宮原町/宮原駅
- 犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他
犬猫の皮膚の腫瘍『肥満細胞腫』とは?
「肥満細胞腫」とは皮膚にできる腫瘍で、転移することもあります。病名から肥満に関係すると思う方もいるかもしれませんが肥満や生活環境などは関係なく、肥満細胞というヒスタミンを出す細胞によって、どんなワンちゃんでもネコちゃんでもかかる可能性があります。症状の幅が広く、症状がないこともあれば、赤みがあったり酷ければ吐き気がでたりすることもあります。小さい状態で見つかることもあれば、小さくても悪性度の高いケースもあり、治療は早期の摘出手術が非常に重要です。良性腫瘍と悪性腫瘍と両方あり、この手術は再発を防ぐために腫瘍を大きく切り取る必要があります。肥満細胞腫は病院へ来なければわからないものですが、ご家族が動物たちと日々触れ合うことで違和感に気づきます。特に最初はとても小さくプツッとした程度であり、元気なんだけれどちょっと皮膚が赤くて変だなというくらいのもので、その時点で気づいて手術をすれば腫瘍を取り切れることが多いのです。また顔や陰部など悪い場所にできることもありますが、小さいうちに気づければ何とかなることもあります。やはり早期発見のためにも、日頃からワンちゃんネコちゃんとのコミュニケーションは非常に大切です。このようなことは肥満細胞腫に限らず皮膚疾患のトラブルでも飼い主さんがどのくらい触れあって、いかに早く異変に気づけるかどうかなので、腫瘍が小さいうちにご家族の方が早く気づいて病院に来ることが大切です。
ハダ動物病院
堀 雄一郎 院長
- 春日部市/備後西/一ノ割駅
- 犬 ●猫
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