犬の心臓病の原因・症状とは?

犬の心臓病(イヌノシンゾウビョウ)の原因

心臓病を発症する大きな原因は、加齢にあると考えられている。このほかフィラリアや過体重も心臓病を引き起こすとされる。また、ポメラニアンをはじめとした小型犬は慢性弁膜症を、グレート・デーンなどの大型犬は心筋症を発症しやすいとされる。

犬の心臓病(イヌノシンゾウビョウ)の症状

疲れやすい、食欲がないなどの症状が現れる。しかし、これらの症状は別の病気でも出現する可能性があるほか、ごく初期の心臓病では無症状の場合もある。目立った体重の増減、息切れや呼吸困難などがみられたら、医療機関の受診がすすめられる。

犬の心臓病(イヌノシンゾウビョウ)の治療

心臓病の中でもっとも多くみられる僧帽弁閉鎖不全症では、基本的に薬による内科的治療が行われる。しかし、薬物治療はあくまでも症状を改善するための対症療法であり、利尿剤や血管拡張剤などの量を調整しながら、生涯にわたり治療を続ける必要がある。

【受診科目】

2人の医師がこの病気について述べています

獣医師に聞いた
犬の心臓病の原因・症状・治療方法

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犬の心臓病はこまめに経過を診ていくことが大切

犬の心臓病はガイドラインはあるものの、治療の方法やその時期について、病院によって方針が若干異なっているのが現状です。お薬は出されていても、当然のことながら病状はその子によって異なりますし、短い期間で悪化するケースもありますので、少なくとも2、3ヶ月に1回は検査を行うべきでしょう。心臓病が悪化すると、肺に水がたまる現象が見られるケースが少なくありません(肺水腫)。肺水腫は亡くなるリスクが高い疾患となりますので、エコー検査等でこまめに経過を見ていく必要があります。
また、心臓病の治療では、最終的に利尿剤を使うことが多いのですが、腎臓病を併発してしまうことも多く、使用する量や頻度、あるいは開始するタイミングが非常に重要です。適切な治療を行うためにも、こまめに経過を診ていただける病院を探されると良いでしょう。

加藤 祐矢 院長

駅前通り動物病院

加藤 祐矢 院長

  • さいたま市見沼区/東大宮/東大宮駅
  • 犬 ●猫

中高齢に多い「犬の心臓病」治療のカギは早期発見

「犬の心臓病」は中〜高齢で発症することが多い疾患です。
日常的に接しているオーナーさんに気づいてもらうのは難しいため、理解してもらうまで丁寧な説明が必要なことが多いですね。診断はレントゲンや血液データから総合的に判断し、状態に応じて治療の選択肢を決定します。
早期発見には定期的な検診が重要で、診断後も定期検診で経過をみながら治療していきます。オーナーさんには日常的に「寝てるときの呼吸回数」に注意していただきたいですね。30〜40回/分以上のときは要注意ですから、早めに動物病院にご相談ください。

伊藤 寿治 院長

ペテモ動物病院 北戸田

伊藤 寿治 院長

  • 戸田市/美女木/北戸田駅
  • 犬 ●猫
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