大腸がん[直腸がん・結腸がん]の原因・症状とは?

大腸がん[直腸がん・結腸がん](ダイチョウガン)の原因

癌ができる場所によって、結腸がんと直腸がんに区別される。食生活の欧米化が進み、動物性脂肪やたんぱく質を多く摂るようになったこと、食物繊維の摂取量が減ったことが発生率を上げている要因と考えられている。

大腸がん[直腸がん・結腸がん](ダイチョウガン)の症状

排便時の痛みや血便、残便感がみられる。ほかに下痢、便秘など。がんが進行すると貧血や倦怠感、体重減少などがおきる。

大腸がん[直腸がん・結腸がん](ダイチョウガン)の治療

結腸がんは早期であれば、内視鏡で切除することも可能。病変が深部にまでおよんでいる場合、リンパ節とともに結腸を切除する。最近では、腹腔鏡を用いた手術も広くおこなわれている。直腸がんは早期であれば、内視鏡をによる切除術や経肛門切除術がおこなわれる。癌が粘膜下組織に浸潤している場合には、直腸を切除し、人工肛門がつくられる。治療効果を高めるため、化学療法や放射線療法も併用される。

【受診科目】

  • 消化器内科
  • 外科
  • 内視鏡内科

20人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
大腸がん[直腸がん・結腸がん]の原因・症状・治療方法

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大腸がんの検査は「拡大内視鏡」があるクリニックで

食生活の欧米化によって「大腸がん」が増えてきています。しかし、ガンというのは遺伝子レベルの変異ですので、全てがすべて何かを食べるとガンに変異が起こるというのは証明されていないのではないかと思っています。大腸がんは早期発見が大切になるのですが、健康診断では便潜血検査を必ずやってください。そうすることで、便内の出血量から大腸がんの発症リスクを判定することができます。もしポリープがあれば早期がんになる確立も高いので、必ず大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けてください。大腸がんは「拡大内視鏡」を使用すると、表面構造から良性か悪性か、内視鏡切除ができるのか腹腔鏡手術をするのかを判断できます。もし腹腔鏡手術をするならば腸を切除しなければならず、ガンだけでなくその周辺にあるリンパ節を切除するといったリンパ節郭清をしなければならないので、手術は大がかりになってきます。胃がんよりも特に大腸がんでは拡大内視鏡の使用が有用です。昔から何か腫瘍があるとその腫瘍がどこまで深くいっているのか、「深達度」(根の深さ)というものを病理検査で調べていました。肉眼形態と拡大内視鏡をみると深達度を診断できますので、大腸のポリープや腫瘍が見つかったときには、やはり拡大内視鏡が有用です。クリニックによっては拡大内視鏡がないこともあり、再検査のために大学病院や総合病院などへ行かなければならないといった二度手間になる恐れがあります。クリニック探しをする際には「拡大内視鏡」があるかどうかは重要ですので、確認することをおすすめします。

千原 直人 院長

ちはらメディカルクリニック目黒

千原 直人 院長

  • 目黒区/中町/祐天寺駅
  • 内視鏡内科 ●消化器外科

受診する機会を逃さないことで未然に防ぐ

大腸は、約1.6mの臓器でその個人の身長とほぼ同じ長さと言われています。肛門側に消化した食事を運ぶ蠕動運動と、水分を吸収することで便の形成に働いています。大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸および肛門に分類されます。肛門から約12cmまでは直腸と呼ばれ、排便機能に特に重要です。それより口側が結腸となります。大腸がん(結腸がんと直腸がんの総称)は、罹患数および死亡数ともに増加傾向で、2021年における女性のがんによる死亡数の第1位で、男性の2位です(厚生労働省人口動態統計より)。大腸がんの発生には食事をはじめとする生活習慣、環境因子および加齢などが影響していると言われており、大腸粘膜や腺腫(ポリープ)に遺伝子のバリアント(異常)が蓄積して発生すると言われています。大腸がんの大部分が、良性のポリープである腺腫から癌が発生します(adenoma- adenocarcinoma sequence)。つまり、発がんする可能性のあるポリープを切除することで大腸がんの発生は予防できると考えられています。仮に発がんしても、早い段階で癌が発見された場合は、大腸内視鏡的切除(大腸カメラで癌を切除すること)で治癒が得られる可能性が高いので、定期的な大腸内視鏡検査が必要です。一方で、大腸がんのおよそ5%と少数ですが、遺伝する大腸がん(原因遺伝子が明らかにされているもの)もあり、遺伝性大腸がんと総称されます。代表的な疾患として、家族性大腸腺腫症(大腸に100個以上のポリープが多発する疾患)とリンチ症候群(大腸がん以外に子宮、卵巣、胃や尿路など多彩な関連腫瘍が発生する疾患)などがあります。家系内に該当する疾患がある方は、まず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。最後に、検便(便潜血反応)などを契機に無症状のうちに大腸がんが見つかることが最も望ましいですが、血便、腹痛、便秘や下痢など症状が出てから内視鏡検査を受ける方も少なからずいらっしゃいます。症状があっても決して手遅れではありません。内視鏡的切除や外科的大腸切除で治癒が得られることも多いです。「検査がこわかった」、「痔だと思い込んでしまった」など受診しない理由はそれぞれあると思いますが、受診する機会を逃さないことが重要です。気がかりなことがある場合は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

柿添 学 院長

大滝大腸肛門クリニック

柿添 学 院長

  • 横浜市戸塚区/戸塚町/戸塚駅
  • 胃腸内科 ●消化器内科 ●肛門内科 ●内視鏡内科

40歳を超えたら定期的に検査を受けて早期発見を

大腸がんは男女共に発症率の高いがんで、女性におけるがんの部位別死亡率が最も多いトップのがんです。欧米化した食事が原因といわれており、赤身肉などがリスクファクターとして挙げられています。大腸がんは早期発見であれば完治も可能ながんでありながら、死亡率が高いのは、健康診断で精密検査を進められても再検査を受けない方が多いことも原因の一つと言えるでしょう。再検査を受けるのはもちろん、症状が無くても定期的に大腸カメラ検査を受けることで、早期発見や予防につながります。リスクが高くなり始める40歳を超えたら、検査を受ける習慣を身に着けるようにしましょう。

川原 洋輔 院長

和光市駅前かわはら内視鏡・消化器内科クリニック

川原 洋輔 院長

  • 和光市/本町/和光市駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科

便潜血検査が陰性になることも。40~50歳で一度は大腸内視鏡を

大腸がんは、男性は20人にひとりぐらい、女性は12人にひとりぐらいが生涯でかかるという統計があります。明らかに遺伝性でかかりやすい方もいますが、それ以外ですと欧米系の食事による肉や動物性の脂肪などで増えると言われています。肺がんであれば煙草という明確な原因が挙げられますが、大腸がんの原因は結局のところ体質によるものが多いです。なので、普段の生活に気をつければ完全に原因が取り除けるというものではありません。便潜血検査もすごく大切で重要視されています。しかし、進行がんであれば便潜血検査は間違いなく陽性になりますが、実は早期の大腸がんだと便潜血検査が陽性にならない人が結構います。ポリープがあった場合は1~2年以内には大腸内視鏡検査を受けるべきです。また便潜血検査が陰性だったとしても、ちょっと便秘や下痢が気になる、身近で大腸がんの罹患者がいるなどがきっかけでもいいですし、むしろ何もなくても、40~50歳のうちに一度は大腸内視鏡検査を受けることが何よりの予防策と早期発見に繋がりますよ。

川口 佑輔 院長

かわぐち内科・内視鏡クリニック

川口 佑輔 院長

  • 台東区/浅草/浅草駅
  • 内科 ●循環器内科 ●消化器内科

年齢に関係なく気になったら1度検査を

症状としては、血便や便秘、あるいは便が細くなるというものがあります。腸は筒のような形状をしていますが、大腸に腫瘍ができると、筒の中が盛り上がってきますので、それで通り道が狭くなってしまいます。便が細くなるのはそのためで、大腸がんの主要な症状の1つです。便が細くなれば出づらくなりますから、当然、便秘状態にもなります。また、通り道がいよいよ狭くなってくると、固いものが出てきづらくなりますので、やわらかい、水様便となるケースもあります。
大腸がんは4、50代以降の病気という認識をお持ちの方が少なくないかもしれません。ですが、2、30代でも起こりうる疾患です。この年齢で血便がありますと、潰瘍性大腸炎などの可能性もありますので、そちらも考慮する必要があります。年齢が上がれば大腸がんの確率が上がることは間違いないことですが、症状があれば、年齢に関係なく1度検査を受けられることをお勧めします。

久行 友和 院長

横浜駅前ひさゆき消化器内科・内視鏡クリニック

久行 友和 院長

  • 横浜市西区/南幸/横浜駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科

がんができた部位によっては「人工肛門」を避けられる可能性も

大腸がんはポリープががん化するほか、家族性大腸腺腫症などが原因で発症することが分かっています。中には、喫煙や過度な飲酒が原因で発症するケースもあります。主な症状は便秘・下痢など便通の変化のほか、便が細くなる、便に血の筋が混じる、お腹の張りを感じるなどの自覚症状がみられる場合もあります。早期に発見できれば内視鏡による治療が可能ですが、病理検査の結果によっては早期発見であっても外科手術が必要になる場合もあります。

大腸がんの手術というと「人工肛門になる」と考える方も少なくないと思いますが、結腸癌で永久人工肛門になるケースはそれほどありません。直腸癌では「人工肛門」を念頭におかないといけないケースが多くなりますが、肛門を残せる可能性もあります(肛門温存手術)。大腸がんを早期に見つけるためにも定期的な内視鏡検査を心がけると同時に、日頃からご自分の便通や便の状態を把握し、気になることがあれば消化器の専門家に相談なさるとよいでしょう。

山田 正樹 院長

かわぐち胃腸と内視鏡クリニック

山田 正樹 院長

  • 川口市/栄町/川口駅
  • 消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●内科 ●外科 ●肛門外科

大腸がん検診(便潜血検査)の注意点

大腸がん検診(便潜血検査)では、大腸ポリープや早期大腸がんを見つけることはなかなか困難です。大腸がん検診(便潜血検査)はあくまでも出血を見るものでありますから、少し大きくなったがんでないと検出できません。進行がんくらい大きくならないと大腸がん検診(便潜血検査)では発見できず、発見できても手術(全身麻酔で入院)になってしまう例が多々見受けられます。
早期発見できれば大腸カメラで特に痛みもなく、長い入院も必要なく根治できますので、大腸ポリープもしくは早期大腸がんの段階で発見することがとても重要なのです。そのためには、大腸がん検診(便潜血検査)が大丈夫だからといって過信せず、大腸カメラ検査を受けることがとても重要です。40歳を過ぎたり、血縁者に大腸がんの方がいる場合には、大腸カメラを受けましょう。

小林 孝弘 院長

立川駅前こばやし内科・胃と大腸内視鏡クリニック

小林 孝弘 院長

  • 立川市/柴崎町/立川駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肝臓内科 ●肛門内科

「ポリープ」の段階で切除できれば大腸がんのリスクを下げられる

大腸がんは大腸にできたポリープの一部ががん化し、全体に広がることによって発症するため、ポリープの段階で切除できればがんになるリスクを下げられます。大腸ポリープは遺伝的にできやすい人/できにくい人がいることが分かっており、はっきりとした原因は分からないものの糖尿病患者さんは大腸ポリープができやすいと言われます。

症状としてはお腹の張り、便秘、下痢などがあり、便秘と下痢を繰り返したり、体重減少がみられたりする場合は、大腸がんが疑われます。早期であれば内視鏡によって病変を切除できますが、がんのステージによっては外科手術が必要な場合もあります。一方で最近は抗がん剤治療が進化しており、末期の大腸がんであっても2年以上生存できるとの研究報告があります。

柳澤 文彦 院長

田町・芝浦 胃と腸の内視鏡・内科クリニック 東京港区院

柳澤 文彦 院長

  • 港区/芝浦/田町駅
  • 内科 ●消化器内科 ●肛門内科

ポリープのうちに切除できれば、進行癌になることはない

大腸がんは、何もないところからいきなり発生するわけではありません。ポリープという段階を経て憎悪していく疾患なのです。ですから、ポリープのうちに切除してしまえば、進行癌にはなり得ないのです。胃がんはピロリ菌の存在に注意していれば、95%以上防げることがわかってきています。大腸がんも同様で、ポリープのうちに取り除くことができれば、ほとんど癌化することはないと申してよろしいでしょう。アルコールが好きな方や肉食の多い方、あるいは肥満気味の方はリスクが高いとされますので、心当たりのある方でまだ大腸内視鏡を受けられたことがないという方は、一度検査を受けることをお勧めします。

野口 千明 理事長

すみだゼネラルクリニック

野口 千明 理事長

  • 墨田区/太平/錦糸町駅
  • 内科 ●消化器外科 ●整形外科 ●皮膚科

ポリープのうちに切除できれば、進行癌になることはない

大腸がんは、何もないところからいきなり発生するわけではありません。ポリープという段階を経て憎悪していく疾患なのです。ですから、ポリープのうちに切除してしまえば、進行癌にはなり得ないのです。胃がんはピロリ菌の存在に注意していれば、95%以上防げることがわかってきています。大腸がんも同様で、ポリープのうちに取り除くことができれば、ほとんど癌化することはないと申してよろしいでしょう。アルコールが好きな方や肉食の多い方、あるいは肥満気味の方はリスクが高いとされますので、心当たりのある方でまだ大腸内視鏡を受けられたことがないという方は、一度検査を受けることをお勧めします。

野口 千明 院長 

すみだカーネルクリニック

野口 千明 院長 

  • 墨田区/太平/錦糸町駅
  • 内科 ●循環器内科

大腸のポリープは想像以上に多くの人に見つかるもの

男女の別なく大腸がんは増加傾向にあり、女性については癌死の1位が大腸がんとなっています。恐ろしい病気であることは確かですが、大腸がんはある日突然起こるわけではなく、その多くはポリープが長い時間をかけて成長し癌化するものです。ですから、大腸カメラを行い、ポリープが見つかれば処置をすることで大腸がんは防げるということになります。
おそらく、皆さんが想像する以上に大腸のポリープはよくあるものです。私の実感ですが、50歳以上の方の半分以上はポリープが見つかる傾向があるように思います。大腸の病気を調べる方法として、便潜血検査があります。しかし便潜血検査は便に含まれる血の成分を調べるもので、ポリープの有無を判断できるものではありません。大腸カメラを受けるきっかけになるという意味では有効なものですが、便潜血検査だけをあてにせず、大腸カメラを一度は受けることをお勧めいたします。

磯村 好洋 院長

亀戸駅前いそむらクリニック

磯村 好洋 院長

  • 江東区/亀戸/亀戸駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●皮膚科 ●美容皮膚科

40歳を過ぎたら「大腸カメラ」の受診を心がけて

食生活の欧米化により大腸がんに罹患する患者さんは増加傾向にあり、がん死亡数では男性で2位、女性で1位になっています。大腸がんは早期発見によって治癒が望める病気であり、早い段階で見つかればお腹を切らずに内視鏡で治療することも可能です。

大腸ポリープはがん化の可能性が知られていますので、大腸カメラで見つかったポリープを切除することは大腸がんの予防につながります。たとえ症状がない場合でも、40代になったら大腸カメラを受けてみることをおすすめします。

瀧田 麻衣子 院長

さくら内視鏡クリニック品川

瀧田 麻衣子 院長

  • 港区/港南/品川駅
  • 内視鏡内科 ●消化器内科

大腸がんは早期に発見できれば限りなく100%に近い率で治すことが可能

大腸がんは女性のがん死亡数で最も多くなっており、罹患率は男女ともにすべてのがんの中で最も多くなっています。一方、あらゆるがんの中で、唯一クリニックにおいて治療が可能ながんが大腸がんです。他の部位のがんであれば入院治療が必要なものが、大腸がんは早期に発見できればその場で内視鏡で取り除くことができます。早くに見つかりさえすれば、限りなく100%に近い率で治る病気と言っていいでしょう。
大腸がんの発症の経路は大きく4つあります。1つが、ポリープ(腺腫、SSAPも含みます。)からがんにいたるケース。次に、ポリープ(前駆病変)を介さず、突然がんができてしまうタイプもあります(de novo癌)。また、Colitic cancer と言いますが、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患に因るものもあり、さらに遺伝的にがんになりやすい方もいらっしゃいます。このうち、ポリープから癌化につながるケースが大多数でありますので、リスクのあるポリープを早期に取り除くことでがんになるリスクを限りなく少なくすることが可能になります。
大腸がんは生活習慣に深く関係していると言われています。お酒やタバコ、ベーコンやウインナーなどの加工肉や赤身の肉の摂取。さらに運動不足や野菜不足、加えて肥満もリスク因子となります。裏を返せば、それらを気をつけることが予防につながるということであり、頭の片隅に入れていただければ幸いに思います。最後に、血便などの症状があれば、早めに検査を受けられることをお勧めします。

立之 英明 院長

りつの内視鏡クリニック

立之 英明 院長

  • 相模原市緑区/橋本/橋本駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科

AYA世代の方も大腸がんに注意を

大腸の内視鏡は40歳以上になれば1度は受けられた方がいいでしょう。今問題となっているのは、”AYA世代”と呼ばれる40歳以下の世代の方々の癌です。40歳以上になるとがん検診をはじめとして自治体から様々なサービスが提供されますし、15歳以下の方は多くの自治体で医療費は無料となっています。しかし、逆に15歳から30歳代の”AYA世代”は、医療サービスが非常に縁遠いものになっており、その世代の方々の癌が大きな問題となっています。それを考慮すれば、世代に関係なく、血便や便秘、便が細くなったといったという症状があるようであれば検査を受けることをお勧めいたします。若い世代の方は潰瘍性大腸炎やクローン病もありますので、下痢が頻繁に起こるようであれば、これも大腸の内視鏡検査を受けられた方がいいでしょう。何れにしても検査を受けることによって大腸がんで亡くなる可能性は非常に少なくなるわけですので、積極的な受診をお勧めいたします。

山口 隼 院長

はやぶさ内科ホームクリニック

山口 隼 院長

  • 杉並区/西荻北/西荻窪駅
  • 内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科

ポリープの切除によって大腸がんのリスクをはかっていく

クリーンコロンという概念があります。大腸のポリープを内視鏡的に切除することで大腸がんのリスクを減らせるという考え方です。すべてのポリープがその対象というわけではありません。拡大内視鏡によってポリープの表面の構造やパターンを拡大して観察することにより、増大していきそうなポリープを確認して除去していくことになります。当然、発がんリスクの低いものについては、該当とはなりません。リスクの高いと思われるポリープを切除することにより、大腸がんの発症リスクを抑える。これがクリーンコロンの概念です。

佐藤 祥之 院長

千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡・日帰りクリニック健診プラザ

佐藤 祥之 院長

  • 柏市/旭町/柏駅
  • 胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科

便潜血検査で1回でも陽性を指摘された方は、必ず大腸内視鏡検査を

大腸の内視鏡検査は、ポリープが見つかった方は1年に1回というスパンでの検査が推奨されており、ポリープのない方の場合も2年、あるいは3年に1回の検査が推奨されます。私たちも万全を期して検査をしていますが、それでも検査で100パーセント、早期のがんを見つけられるわけではありません。また稀ではありますが、1年で進行がんが見つけるケースもないわけではなく、そのためにこの間隔での検査が推奨されるのです。

大腸がんの早期発見には上記した内視鏡検査が必須となりますが、その前段階として、健康診断等で行われる便潜血検査があります。しかし、便潜血検査で陽性と判定されても、内視鏡検査に進む方が少ないというのが現状です。もちろん検査そのものや、がんが発見されるかもしれないという怖さもそこにはあると思います。ただ、私の印象としては、便潜血で1回はプラスだったけど、もう1回はマイナスだったから大丈夫、と考えてしまう方が非常に多いのです。便潜血検査は、確実性を期しての2回法となっています。1回の検査で必ず引っかかるわけではありませんので、慎重を期しての2回法であり、そのうちの1回でも引っかかれば、それは大腸がんの疑いがあるということなのです。

端山 軍 院長

おなかとおしりのクリニック東京大塚

端山 軍 院長

  • 豊島区/南大塚/大塚駅
  • 肛門内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●内科

大腸カメラ検査を受けることが、大腸がんの予防につながる

最近は胃がんを発症する原因が「ピロリ菌感染」にあることが広く知られるようになりました。これによりピロリ菌除菌治療や胃カメラ検査を受ける人が増え、胃がんの患者数は年々減少傾向にあります。一方で大腸がんは近年、患者数・死亡者数の両方で胃がんを上回るようになりました。

大腸がんを発症する要因の一つに、大腸ポリープがあります。はじめは良性だった大腸ポリープが何らかの理由でがん化し、大腸がんを引き起こすことが分かっています。言い換えれば、良性の大腸ポリープを切除することにより、大腸がんの発症予防が期待できるのです。

胃カメラ検査やピロリ菌除菌治療を受けた人が増えたことで胃がんの患者数が減少したように、大腸カメラ検査や大腸ポリープ切除術を受ける人が増えれば、大腸がんの患者数を減らすことができるでしょう。胃カメラ検査に比べると、大腸カメラ検査は受診のハードルが高く感じられるかもしれませんが、ぜひ積極的な受診をおすすめしたいと思います。

木村 晴 院長

木村クリニック

木村 晴 院長

  • 目黒区/中目黒/祐天寺駅
  • 内科 ●内分泌内科 ●消化器内科 ●循環器内科

大腸がんはポリープのうちに切除することが大事

大腸がんは遺伝的な要因も大きいですが、高脂肪食や運動不足、喫煙などがリスク因子になることが分かっています。初期には目立った症状がないものの、進行すると便秘など便通の変化が起こり、血便がみられることもあります。

大腸がんは日本人の死因の上位を占める病気ですが、早期であればお腹を切らず内視鏡による治療で根治が期待できます。健康診断の便潜血検査で「要再検査」となった場合などは、早めに消化器内科を受診していただきたいと思います。

呉 一眞 院長

にっぽり内科・内視鏡クリニック

呉 一眞 院長

  • 荒川区/東日暮里/三河島駅
  • 内科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●肛門外科

便潜血検査の大切さ・定期的な「大腸内視鏡検査」が大腸がんの予防につながる

大腸がんは日本人の死亡原因の上位を占める病気ですが、初期にはこれといった自覚症状はありません。しかし、がんになると目には見えない出血が生じるため、大腸に異常がないかどうかを知るために便潜血検査が行われます。

便潜血検査で陽性となった場合は、より精密な検査(大腸内視鏡検査)を実施して病気の有無を調べます。このときもしポリープが見つかったとしても、ポリープを切除すれば大腸がんになりにくいことが分かっています。

大腸がんの発症メカニズムは解明されていないため、明確な予防法も確立されていません。早期発見の重要性がまさにそこにあるわけであり、定期的に大腸内視鏡検査を受けていただくことをおすすめします。

三井 智広 院長

東京下町おなか内視鏡クリニック葛飾金町院

三井 智広 院長

  • 葛飾区/東金町/金町駅
  • 内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●肛門内科

便潜血検査で陽性と診断が出たら、迷わず内視鏡検査を

日本における大腸がん検診は便潜血検査が採用されています。大腸がんは早期に発見すれば、その多くが内視鏡で治療ができるわけですけども、検便では早期がんのうち5割しか発見ができません。転移のリスクのある進行がんであっても、検便では9割しか陽性と判定されず、1割が発見できないのです。一方、便潜血検査で陽性と判定されても、内視鏡検査を受けていない方が多くおられます。「痔かもしれない」と思い、検査を先延ばしにされる方が多いわけですけども、1年経ってしまえば、転移が起こる可能性は高くなります。早期がんで5割しか見つからないものを検便で発見できれば、それはむしろ幸運と言えるでしょう。陽性と判定されれば、迷わずに内視鏡検査を受けていただきたいですね。

南雲 大暢 院長

南雲内視鏡クリニック木更津

南雲 大暢 院長

  • 木更津市/羽鳥野/木更津駅
  • 内視鏡内科 ●消化器内科
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