にきびの原因・症状とは?

にきび(ニキビ)の原因

毛穴に皮脂がつまり、そこにニキビ菌が増殖してできる皮疹。ホルモンの働きが関与しているとみられているが、詳しい仕組みはいまだ解明されていない。

にきび(ニキビ)の症状

顔、胸、背中など皮脂の多い部分に小さなぶつぶつができる。炎症をおこすと赤くなり、膿をもつようになる。思春期に多い。

にきび(ニキビ)の治療

毛穴のつまりにはアダパレンという塗り薬が、赤いぶつぶつや膿みを持った状態には、抗菌薬や過酸化ベンゾイル製剤を使用する。にきび跡の治療には、ケミカルピーリングやレーザー治療がおこなわれている。

【受診科目】

  • 皮膚科
  • 美容外科
  • 美容皮膚科

9人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
にきびの原因・症状・治療方法

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思春期ニキビと大人ニキビ。原因によって異なるアプローチが必要

一口にニキビといっても、その原因やできやすい場所などは年齢によって異なります。たとえば中学生や高校生など思春期の頃にできるニキビは、おでこや鼻筋などの“Tゾーン”にできやすいのが特徴です。

思春期ニキビの原因としては、皮脂分泌が過剰になること、スナック菓子や糖分の多い飲料など脂質や糖質の多い食事を取り過ぎることなどが挙げられます。また間違ったスキンケアを続けていたり、睡眠不足に陥ったりすることもニキビの悪化を招くため注意が必要です。医師の診断のもと適切な治療薬を使い、症状の改善を目指しましょう。

一方で20歳を過ぎた方にみられる“大人ニキビ”はフェイスラインや顎、首筋にできやすいのが特徴です。大人ニキビの発症メカニズムは思春期ニキビとまったく異なり、多くの場合はホルモンバランスの乱れによるものです。

大人ニキビは過度なストレス、不規則な食習慣、睡眠不足などが原因になる反面、こうした生活習慣を見直すだけでも症状の改善が期待できます。またニキビ跡に対してはフォトフェイシャルやピーリングといった自由診療に対応しているクリニックもあるため、医師に相談してみるとよいでしょう。

吉岡 容子 院長

高梨医院

吉岡 容子 院長

  • さいたま市浦和区/岸町/浦和駅
  • 皮膚科 ●美容皮膚科 ●脳神経外科 ●泌尿器科

実はシンプルなニキビの原因と治療。大切なのは「傷痕をのこさない」こと

ニキビの原因はとてもシンプルで、「毛穴が詰まる」「皮脂が溜まって面皰ができる」「そこにバイキンが付く」からできるのであって、治らないニキビというのはこの3つのうちのどこかが防げていないんです。特に10〜20代の方の多くはニキビができやすい。それは、皮脂の分泌が多くて毛穴が詰まりやすいことが原因なので、日常的に毛穴のつまりを防いで皮脂が外に出る状態にしておくようなスキンケアが大切です。

あとは、規則正しい生活習慣ですね。夜ふかしや睡眠不足、ストレスや食生活の乱れは肌に負担がかかります。腸内環境が不安定になってニキビを繰り返したり治りが悪くなりますね。なので、生活習慣を整えて便秘を予防することもニキビのコントロールにはとても重要なんです。

また、ニキビ治療で大切なのはただ治すんではなくて「跡が残らないように治す」ことです。特に若い女性にとって、ニキビ跡が残らないように治療できるかどうかは、その後の生活や気持ちの上でとても重要になポイントなんですね。ただ、保険診療内で「キレイに治す」のはなかなか難しいのが現状なので、当院では治癒後の肌の状態のためには自由診療も使っていくことをおすすめしています。

相馬 孝光 院長

肌クリニック大宮

相馬 孝光 院長

  • さいたま市大宮区/桜木町/大宮駅
  • アレルギー科 ●皮膚科 ●美容皮膚科

にきびは「治療」から「予防」の時代に。正しいスキンケアを続けることが大切

にきびは大きく2つに分けられ、小~中学生の頃に現れる「思春期にきび」と20歳を過ぎてできる「大人にきび」があります。どちらの場合も大切になるのは瘢痕(はんこん:にきび跡)を残さないことで、適切な治療やケアを続けることが大切です。

「思春期にきび」でよくみられる皮膚が赤く盛り上がって化膿している状態は、お薬を適切に使うことにより1週間ほどで治まることが一般的です。とはいえ、にきびが鎮静化したからといって治療が終わるわけではなく、その後も洗顔をはじめとしたスキンケアを正しく行っていただく必要があります。

「大人にきび」の場合は、患者さんのご希望やライフスタイルに合わせてお薬を選んで治療に取り組んでいただき、3か月ほどの時間をかけて「にきびになりにくい肌」へと導きます(肌質改善)。最近は「にきびをつくらない」「傷を残さない」といった考えのもと予防的な治療も推奨されていますから、ご自分に合った方法でにきびケアを続けていただくとよいでしょう。

松田 幸枝 院長

御嶽山皮ふ科

松田 幸枝 院長

  • 大田区/北嶺町/御嶽山駅
  • 皮膚科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科

今できているニキビは皮膚科で治療、ニキビ跡の相談は美容クリニックへ

お肌にニキビができるかどうかは、残念ながら遺伝的な要因も大きいと思います。皮脂の分泌が多い方は毛穴が詰まりやすくなり、どうしてもニキビができやすくなってしまいます。
ただ、それに加え、間違ったスキンケアやメイク、皮脂を増やす食事など続けると、よりニキビが悪化することになります。また、ホルモンバランスや環境の変化によるストレスがニキビに影響することもあります。ニキビは一筋縄では解決できないことが多いですが、知識を身に着け、コツコツ治療を継続していくことで、確実に自己ベスト肌に近づくと思います。

ニキビ治療は年々進化しており、保険診療の治療薬でも効果が期待できるようになっています。そのため、まずは保険皮膚科を受診して適切な治療を行っていただき、火種が小さいうちに対処することが大切です。治療のスピード感を上げたい方、またはニキビ跡が気になる方は我々などの美容クリニックに相談いただき、適切な施術を選択していただくとよいと思います。今は医療を選べる時代になってきましたので、ぜひ諦めずに、ご自身のお肌と向き合っていただきたいと思います。

寺村 幸 院長

WITH BEAUTY CLINIC(ウィズ ビューティ クリニック)

寺村 幸 院長

  • 渋谷区/代官山町/代官山駅
  • 美容皮膚科

お肌に跡を残さない為にも、早めの正しい対処が大切

ニキビとは、正式には尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と言い、毛穴に皮脂や角質、細菌などが詰まって炎症を起こしたものです。わが国では90%以上の方が経験すると言われており、症状の進行具合や色によって、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4種類に分けられます。白ニキビは、毛穴に皮脂が詰まって白く見える、ニキビの最初の段階で、炎症はほとんどありません。黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く変化したもので、白ニキビよりも進行しています。赤ニキビは、毛穴の内部でアクネ菌が繁殖して炎症を起こしたもので、痛みや腫れがあります。黄ニキビは、赤ニキビの中に膿が溜まったもので、ニキビの最も重症な状態です。その原因は、食生活や生活習慣、ストレス、ホルモンバランスなどに影響されますが、ニキビは皮膚の病気であり、放置すると跡が残る可能性があります。お近くの薬局などでもお薬を売っていますが、早く治し跡を残さない為には、正しい知識と対策が必要です。

木下 綾子 院長

しもたか皮フ科

木下 綾子 院長

  • 世田谷区/赤堤/下高井戸駅
  • 皮膚科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科

薬物療法が基本。ニキビ痕にも力をいれていく

にきびとは、皮膚にできる一般的な疾患のひとつです。毛穴の皮脂線に脂が過剰に分泌される、もしくは脂を分泌するバランスが悪くなると、そこが詰まりアクネ菌ができて炎症を起こす。これが、私たちがよく目にする赤いにきびになります。治療は薬物療法が基本で、炎症を抑える飲み薬、アクネ菌を殺す抗生物質を服用していただきます。同時に外用薬を塗ると、古い角質や汚れや皮脂が除去できて皮脂腺が詰まりにくくなりますので、治療と同時に予防にもなります。にきびは程度によってはかゆみや痛みの症状を伴いますので、重度の場合は皮膚科を受診することをお勧めします。患者さんご自身でできる予防として、優しく洗顔し、毛穴を詰まらせないように日頃から皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。スキンケアをして皮膚をなるべく保湿するようにしてください。また、当院ではニキビ痕の治療に非常に力を入れております。ピーリングにはじまり、炭酸ガスフラクショナルレーザーで皮膚に細かい穴を開け、それが再生する力を利用してニキビの凹凸をなくす治療です。

伊藤 晴紀 院長

クリニックファーストエイド

伊藤 晴紀 院長

  • 千代田区/鍛冶町/神田駅
  • 内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科

「ニキビ痕」を残さないために早めの受診を心がけて

思春期のニキビは、皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることによって生じます。皮脂腺が発達したおでこやあごの毛穴が詰まって白い点々のようなもの(コメド)ができ、やがて炎症を起こして赤く腫れあがることが特徴です。

ニキビの治療では塗り薬を使用することに加え、朝晩の洗顔や保湿をしっかり行うなどのスキンケアが大事です。ニキビは「痕(あと)」が残りやすい皮膚疾患のため、気になる症状があれば早めに皮膚科クリニックを受診して相談なさることをおすすめします。

菊地 さやか 院長

あおば皮フ科クリニック

菊地 さやか 院長

  • 港区/麻布十番/麻布十番駅
  • 皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科

「ニキビ跡」を残さないために大事なことは?

ニキビは皮脂の分泌過剰や毛穴の詰まりが原因になり、アクネ菌が炎症を起こすと赤ニキビになります。最初はコメド(白ニキビ)から始まって、炎症を起こすと赤いポチポチしたニキビに変わり、悪化して膿がたまると膿疱(のうほう)と呼ばれる状態になることもあります。ここまで悪化させてしまうと95%以上の確率でニキビ跡が残るとのデータがありますから、早期の治療と予防が非常に大事です。

ニキビは直接命に関わるものではないため、市販薬などでセルフケアをされる方も少なくないようです。しかし、しっかりと効果を出すためには、皮膚の状態に合わせて適切なお薬を使うことが大事です。最近はさまざまなニキビ薬が開発されていて、中には9歳から使用できる外用薬もありますから、ぜひ皮膚科クリニックを受診してご自分にあった治療に取り組んでいただきたいと思います。

鈴木 英子 院長

品川すずき皮膚科

鈴木 英子 院長

  • 港区/港南/品川駅
  • 皮膚科 ●形成外科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科

一人ひとりの状態に合わせてて適切な治療薬を選択していくことが大切

にきびは正式には尋常性ざ瘡とよばれ、主に思春期に発症し、多くの方が経験する皮膚病です。にきびは顔や上半身に存在する皮脂腺を伴った毛穴に生じる炎症性疾患で、経過や見た目で診断します。ニキビ治療は面ぽう治療薬を主体に使用しますが、炎症が生じたにきびには部分的に抗菌薬を重ねて塗る方法や内服抗菌薬を使用する場合もありますので、患者さんの症状に合わせた治療方針と治療薬を選択していきます。
保険診療で十分な治療効果を得られない方には女性では婦人科疾患の可能性もありますので必要時、受診をすすめる場合もございますし、酒さ、毛包炎、ステロイド性ざ瘡、マラセチア毛包炎などの皮膚疾患も鑑別しなくてはなりません。スキンケアも重要で、洗顔や保湿は優しく行い、ノンコメドジェニックのスキンケア製品を選ぶことがおすすめです。
また、難治性のニキビの方には早期から自由診療を併用することもございます。にきびは慢性炎症性疾患ですので、にきびが良くなったからといって治療をやめると再燃することもありますから、根気強く治療を継続することが大切です。たかがニキビと考えず、にきびに悩まれていらしたら早めに皮膚科へ受診することをおすすめします。

平野 由似 院長

こころみクリニック

平野 由似 院長

  • 川崎市中原区/木月/元住吉駅
  • 美容皮膚科 ●皮膚科
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