梅毒の原因・症状とは?
梅毒(バイドク)の原因
トレポネーマ・パリダムという細菌がおもに性行為によって感染することによって発症する。
梅毒(バイドク)の症状
性行為感染症の1つ。主に外陰部に赤いしこりが生じ、やがて全身に発疹が現われる。症状は出たり消えたりを繰り返しながら、感染から10数年かけて徐々に進行する。
梅毒(バイドク)の治療
ペニシリンやミノサイクリンを用いた薬物療法がおこなわれる。
【受診科目】
- 泌尿器科
- 性感染症内科
※2人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
梅毒の原因・症状・治療方法
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予防と早期発見が重要な『梅毒』若者にこそ知っておいてほしい
梅毒というのは母子感染のものもありますが、性感染症としての罹患が多い疾患です。「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因の感染症ですね。
初期症状としては痛みのない「口内炎」「陰部や肛門周囲のできもの」として自覚することが多く「潰れたニキビ」のような皮疹ができる、というイメージです。症状が進むと体幹や手のひらに赤い発疹ができます。できれば、この段階で受診していただくと早期治療として抗生剤の内服などで治療が可能です。
治療期間については患者さんにより様々で、1ヶ月程度の方もいれば数ヶ月かかる方もおられますが、その後の定期的なフォローが大切です。
予防としてはコンドームを正しく使用すること。そして、違和感を感じたらすぐに受診をすることです。もしも自分が陽性だった場合は、パートナーも必ず受診することが大切です。
渋谷センター街れいわクリニック
吉田 佳奈 院長 & 深澤 美智子 医師
- 渋谷区/宇田川町/渋谷駅
- 皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科 ●泌尿器科
ほかの病気と同じように「梅毒」も早期発見・早期治療が重要
梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌が粘膜を介して体内に入ることで生じる感染症です。発症すると性器周辺などの感染部位にしこりのようなものを感じるようになり、その後膿がたまって「おでき」のようなものができます。この段階であれば抗生物質を内服したり、抗生物質を1回注射したりするだけで治療は終了です。
一方、梅毒を放置して数か月すると体内に入った菌が血液に乗って全身に送られ、さまざまな症状を引き起こします。主な症状としては発疹、発熱、体のだるさなどが挙げられ、数年経過すると神経や血管の病気を合併することもあります。
梅毒は母親から胎児へと感染することが分かっており、生まれてきた子どもが「先天梅毒」と診断されるケースが増えています。梅毒を予防するためにも不特定多数との性交渉を控えること、性行為を行う際はコンドームを装着することなどを徹底しましょう。
性感染症内科ペアライフクリニック横浜院
永井 良 院長
- 横浜市西区/南幸/横浜駅
- 性感染症内科