白癬の原因・症状とは?

白癬(ハクセン)の原因

真菌(かび)の一種である白癬菌が感染しておこる。真菌は湿度や高温を好むため、夏季には悪化し、冬季には治まることが多い。

白癬(ハクセン)の症状

皮膚糸状菌による感染で、皮膚がうろこ状になったり、ふやける、水疱ができるなどの症状をともなう。感染部位により、頭部白癬(しらくも)、体部白癬(ぜにたむし)、股部白癬(いんきんたむし)、足白癬(水虫)、手白癬、爪白癬に区別される。

白癬(ハクセン)の治療

抗菌薬を使用する。検査で菌が検出されなくなったことを確認するまで治療を続ける必要がある。

【受診科目】

  • 皮膚科

1人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
白癬の原因・症状・治療方法

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爪白癬は爪を薄くするという選択肢も

白癬とは真菌(カビ)の一種で、これが足の爪に棲みつくことから起こるのが爪白癬です。多くは足白癬から続発して起こり、爪が白濁したり、分厚くなって変形が起きるといった症状がみられます。
カビと人類の歴史は有史以来の長いものになります。博物学の本を紐解くと、紀元前500年頃、古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに白癬の記述があるくらいなのです。それほど長きにわたって多くの人が悩んできた病気なのですが、爪白癬は治りづらい面があり、治癒率が上がったのはここ10年ほどのことになります。理由は様々ありますが、爪が分厚くなるために外用薬が浸透しにくいこと、内服薬も爪の下の血管までしか届かないために効果が限定されたことがあげられるでしょう。治療の順序としては、一に内服薬、二に外用薬であることに変わりはありませんが、3つ目の選択肢として、爪甲除去と言い、爪を薄く削る処置が挙げられます。これらを組み合わせることによる効果については今後の議論を待つ必要がありますが、臨床の現場に携わっているものの実感としては、爪を薄くしてお薬をより浸透しやすくなることにより、改善が見込まれるのではないかと考えております。

益田 将 院長

西荻窪駅前クリニック

益田 将 院長

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