歯周病の原因・症状とは?

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15人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
歯周病の原因・症状・治療方法

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慢性的な炎症疾患は互いにリンクして悪化させる傾向がある

インドで実際にあったことですけども、死産を経験された女性を調べたところ、歯周病菌が見つかったのです。DNAをたどっていくと、お口の中の歯周病菌と一致したということですね。かように、歯周病が早産と流産のリスクになることが明らかになっています。歯周病が早産や流産を誘発することは明確ですので、妊婦さんは歯科医院でしっかりチェックを受けられたほうがいいでしょう。

歯周病は慢性炎症疾患の1つです。糖尿病もそうですが、慢性炎症疾患はお互いがリンクして悪化させていくということもわかっています。ですから、お口の疾患と限定することなく、全身の状態に悪影響を及ぼすものとして認識されるべきなのです。

鈴木 盛仁 院長

MANAデンタルクリニック

鈴木 盛仁 院長

  • ふじみ野市/旭/ふじみ野駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

歯周病予防は毎日のセルフケアが重要

歯周病は細菌(歯周病原菌)に感染することによって生じる感染症の一種です。風邪による体力低下など何らかの原因で免疫力が下がったときに常在菌と歯周病原菌のバランスが崩れ、歯ぐきの腫れなどをもたらすと考えられています。

歯周病予防には歯科医院での定期的なクリーニングが有効ではあるものの、何よりも大事になるのが毎日のセルフケアです。まずは歯間ブラシなどで歯と歯の間をお掃除してから、歯周病予防効果が期待できる歯磨き粉をつけて丁寧にブラッシングしてください。ブラッシング後は歯磨き粉の有効成分をお口の中にとどめておきたいので、うがいは最小限にしていただくのが理想です。もしもうがいをして歯磨き粉を洗い流してしまった場合は、歯磨き粉を薄く塗り広げていただくのもおすすめです。

夏堀 壮一郎 院長

夏堀デンタルオフィス白金高輪

夏堀 壮一郎 院長

  • 港区/高輪/白金高輪駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

歯周病の悪化要因

歯周病は細菌によって歯肉が腫れ、歯を支える組織が壊れていく生活習慣病の一種です。進行すると最終的に歯が揺れ、抜けてしまいます。現在歯を失う要因で一番多いのが歯周病です。歯周病の発生、進行する要因は幾つもあります。

1:口腔内の清掃の不足
ブラッシングが充分でないと歯や歯肉に食べかすが残り菌の繁殖を増長して歯周病が起こり易くなります。

2:病気やストレス
歯周病の細菌は誰のお口の中にもいます。健康な人であれば免疫の作用が菌の進行を抑えるのですが病気やストレスで免疫が落ちると普段は隠れている歯周病の症状が出ることがあります。

3:その他
糖尿病が歯周病を悪化させることが知られています。また歯周病自体が糖尿病を初めとした様々な病気を悪化させる要因にもなっています。他にも様々な要因がありこれらが幾つも複合して歯周病を進行させます。

歯周病発生の大きな要因の一つが歯石の付着です。歯周病の治療は歯石の除去が主体でこれは予防にも繋がります。一度付着した歯石は通常のブラッシングで除去するのは困難です。虫歯の早期発見も兼ねて定期的に歯科医院でのクリーニングを行って頂くことをお勧めします。

飯塚 淳郎 院長

いいづか歯科

飯塚 淳郎 院長

  • 市川市/中国分/矢切駅
  • 歯科 ●小児歯科

歯周病予防には毎日のセルフケアが重要

歯周病は気付かないうちに進行し、やがて歯ぐきから血が出る、痛む、歯がぐらぐらするなどの症状が現れます。治療では歯周病の原因に即して歯石の除去、詰め物・被せ物の修正、親知らずの処置などが行われます。

歯周病予防には毎日のセルフケアが重要ですが、歯の形や口の大きさなどは一人一人異なり、正しい歯磨き方法も一人一人違います。歯ブラシを当てる角度やデンタルフロスの使い方など、ご自分に合った歯磨き方法を身に付けるためにも、ぜひ歯科医院を上手に活用してください。

荒川 泰秀 院長

横須賀ファースト歯科クリニック

荒川 泰秀 院長

  • 横須賀市/三春町/堀ノ内駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

バイオフィルムと歯周病の関係

皆さんは「バイオフィルム」という言葉を聞いたことがありますか? バイオフィルムとは、細菌のかたまりが歯の表面などに付着してできた膜のようなものです。実は、このバイオフィルムが歯周病を引き起こす大きな原因の一つなのです。

お口の中には、たくさんの種類の細菌が住んでいます。これらの細菌は、ただ単独で存在しているのではなく、互いにくっつき合って集団を形成しています。これがバイオフィルムです。お風呂場の排水溝や台所などの水回りがぬるぬるするのもバイオフィルムですね。バイオフィルムは、歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの境目、入れ歯、詰め物など、あらゆる場所に付着します。また、抗菌薬に対して強い耐性を持つことも知られています。そのためマウスウォッシュなどで完全に除去することは不可能と言われています。

なぜバイオフィルムが歯周病の原因になるのでしょうか。バイオフィルムの中の細菌は、歯周病の原因となる物質を作り出します。これらの物質が歯ぐきに炎症を起こし、歯周病へと進行していくのです。バイオフィルムは、歯磨きだけでは完全に取り除くことが難しく、細菌にとって安全で快適な住処となっています。そのため、バイオフィルムを放置すると、歯周病菌が増殖し、炎症が悪化しやすくなります。

バイオフィルムをコントロールすることが、歯周病予防の鍵となります。そのためには、毎日の丁寧な歯磨きが重要です。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の間や歯周ポケットに入り込んだバイオフィルムを効果的に除去することができます。
また、歯科医院での定期的なクリーニングも大切です。専門的な器具を使ったクリーニングで、バイオフィルムを徹底的に除去し、歯周病を予防しましょう。

歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。歯周病菌が血液中に入り込むことで、糖尿病や心臓病、肺炎などの全身疾患のリスクを高めることが知られています。お口の健康を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。
毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科医院でのクリーニングで、バイオフィルムをコントロールし、歯周病を予防しましょう。

眞部 慶 院長

相模原まなべ歯科

眞部 慶 院長

  • 相模原市中央区/すすきの町/相模原駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科

小さなサインを見逃さず、早めの受診を心がけてほしい

歯周病はこれといった自覚症状がないままに進行し、やがて歯を支える骨が溶けて、歯が抜け落ちてしまう病気です。大きな要因としてお口の中のバクテリアが挙げられますが、歯周病を引き起こす要因は1つではありません。体調を崩して免疫力が落ちていたり、糖尿病をはじめとした生活習慣の問題があったりすると、歯周病のリスクが高まるため注意が必要です。

歯周病を予防するためには、毎日のブラッシングでバクテリアを除去することに加え、歯科医院で定期的にクリーニングを受けることが大事です。また、食事や睡眠を見直したり、ストレスコントロールを心がけたりして、生活習慣を整えることも大切です。歯ぐきがしみる、腫れる、出血する、口臭が気になる……、これらの症状は歯周病のサインかもしれません。もしも心当たりがありましたら、早めの受診をおすすめします。

菅間 一友 理事長

川口ファミリー歯科医院

菅間 一友 理事長

  • 川口市/弥平/川口元郷駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科

歯周病のリスクは誰にでもあり、そして一生涯続いていくもの

歯周病というと歯ぐきの病気とイメージされる方が多いかもしれませんが、歯周病とは歯を支える骨が溶けてしまう病気です。明らかな症状がなく進行していく特徴があり、気が付いた時には歯が揺れ始め、「残せませんね」という事態に陥ります。だからこそ、早期に発見して早期に適切な治療を始めることが重要なのです。

近年ではインプラントと歯周病の関係もトピックになってきます。インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病には罹ります(インプラント周囲炎)。問題なのは、その事実の啓蒙が足りないことです。インプラントに限ったことではありませんが、定期的に経過を追っていける状態でなければ、どんなに良い治療をしたとしても、いずれは失ってしまうことになります。
歯周病は、歯がある限りは一生リスクが残っていく病気です。だからこそ、今の状態を維持していくために常に気を配り、定期的にケアや観察を受ける必要があるのです。

小林 達也 院長

こばやし歯科医院

小林 達也 院長

  • 国分寺市/本町/国分寺駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

歯周病を予防するためにも、定期的に自身の歯みがきをブラッシュアップしていくことが大切

歯周病が全身の疾患と深く関連していることは、一般にも広く知られるようになってきました。例えば、歯周病が改善すれば糖尿病が良くなり、その逆もまた同様です。すべての入り口はお口に始まるとも言えますので、お口の健康に目を向けることが重要になってくるのです。
歯周病のケアは、歯医者さんに行って歯石を取ってもらうことも重要ですが、それ以上に大きなウェートをしめるのが毎日の歯みがきということになります。毎日、衛生士さんに掃除をしてもらうわけにはいきませんからね。その歯みがきは、ご自分に合ったみがき方を常にカスタマイズしていくことが求められます。歯の形や並びで、届きにくいところ、みがきにくいところはどうしてもあるわけです。それを歯科衛生士さんにチェックしてもらい、都度都度、みがき方をブラッシュアップしていく必要があります。
もう1つ、人はみな歳をとっていくわけで、昔出来ていたことが出来なくなってくることがあります。歯みがきも例外ではありませんから、その変化に対応していけるよう、アドバイスをし、アシストしていくのが私たちの仕事と心得ています。

和田 信宏 院長

赤坂国際KG歯科(赤坂国際ケージー歯科)

和田 信宏 院長

  • 港区/赤坂/赤坂駅
  • 歯科 ●矯正歯科

歯周病を悪化させないためには「継続的な治療」が必要

歯周病の原因はお口の中の細菌のほか、かみ合わせや糖尿病との関係も指摘されています。これらの要素に口呼吸など細菌が増えやすい環境が重なり、歯周病が進行すると考えられています。

歯周病は初期には痛みを感じることがなく、進行して歯が揺れるようになっても自覚症状が現れないこともあります。口臭や歯ぐきの腫れ・出血などがみられても、歯周病だと気付かないケースもあるため、早期発見のためには歯科医院での検査が欠かせません。

歯周病が判明した場合には、適切な治療を行い、現状維持をすることが一般的です。治療では歯周ポケット内の清掃などが行われます。歯周病は定期的な受診によって進行を抑制することが重要です。

土屋 穂積 院長

ほづみ歯科クリニック

土屋 穂積 院長

  • 横浜市旭区/笹野台/三ツ境駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

定期的に歯科医院に足を運び「今よりも悪くさせない」取り組みを

歯周病は細菌(バクテリア)による感染症です。進行すると歯ぐきの腫れや出血などがみられるようになり、重症化すると「ものを噛みにくい」などの症状が現れます。また歯周病は糖尿病との関係性が指摘されているほか、早産のリスクを高めるといわれるため注意が必要です。

歯周病の治療では、歯周ポケットの検査をしたうえで歯石除去を行うことが一般的です。歯周病が進行して噛み合わせが乱れている場合には、噛み合わせの調整なども検討されます。歯周病は気付かないうちに進行するため、歯科医院に定期的に通うことがとても大事です。毎日のセルフケアに加えてプロによるクリーニングを行うことで、今よりも悪くさせないことが重要です。

吉竹 絵里 院長

センター南デンタルクリニック

吉竹 絵里 院長

  • 横浜市都筑区/茅ケ崎中央/センター南駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科

30歳以上は要注意。「歯周病」は定期検診が重要

歯周病になる一番の原因は、歯磨きで落とし切れなかった汚れが歯と歯ぐきの間にたまってプラーク(歯垢)ができることです。これにより、歯ぐきが腫れたり、歯の周りの組織にばい菌が広がったり、歯を支える骨が溶けたりします。症状がないままに進行し、やがて歯ぐきから血が出る、歯が揺れるなどの症状が現れ、最終的に歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病の進行を抑制するため、歯科医院では超音波によって歯の汚れや歯石を取ったり、正しい歯磨き方法を指導したりします。また重症患者さんについては、歯を支える骨を補う外科処置が行われることもあります。歯周病は毎日のセルフケアに加えて、歯科医院でクリーニングを受けていただくことが予防につながります。特に30歳以上の方は定期的に通院されることをおすすめします。

今井 剛 院長

千川いまい歯科クリニック

今井 剛 院長

  • 豊島区/要町/千川駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

歯周病のリスクを軽視することなく、定期的にチェックを受けていただくことが大切

むし歯菌がお口の中にいなければ、確かにむし歯になることはないでしょう。しかし、歯に汚れや食べカスがくっついたままになっていると、むし歯にならずとも歯周病のリスクは生じてきます。
むし歯の場合、1本1本の歯が徐々に侵食されていきますが、歯周病の場合、口腔内全体に影響が及んでくることが大きな違いと言えるでしょう。また、大人になってくると歯周病のリスクはむし歯と反比例するようにどんどんと上がっていきます。むし歯の場合、見た目にもわかりますし、比較的早い段階で痛みも出てきます。これが歯周病の場合、かなり進行した段階でなければ症状がなく、気がつけば「歯が揺れている」ということが多いものですから、日々のケアはもとより、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。

田中 英光 院長

昭島わん歯科・矯正歯科

田中 英光 院長

  • 昭島市/武蔵野/拝島駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

健康寿命を有意に延ばす方法としても歯周病のケアは大切

20歳を過ぎると、歯周病のリスクは総じて上がってきます。菌の保有数や歯ぎしり等の癖の有無などの要素もありますが、一般的に加齢に伴い、免疫が下がってくると歯周病は進行しやすくなるのです。
ご存知の方も多いと思いますが、歯を失う要因の1位が歯周病です。歯周病がむし歯と異なるのは、1本の歯だけではなく、複数の歯が同時に進行してしまうことです。さらに厄介なことに、症状がほとんど感じられず、気づかないうちに進行してしまう恐ろしさがあります。また、昨今トピックとなっていますが、歯周病は血液から全身に菌が回ってしまうことで、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞等、全身の疾患のリスク上昇の一因となります。
健康寿命を医療としてサポートできる最も有意な方法の1つが、歯周病のケアという見方もあります。歯にとどまらず、全身の健康のリスクとなるものですので、軽視せず、美容室と同じ感覚で定期的にチェックを受けていただければと思います。

山本 純也 院長

せたがや歯科室

山本 純也 院長

  • 世田谷区/若林/松陰神社前駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

全身の疾患の予防のためにも歯周病のコントロールが重要

歯周病とは口腔内の歯周病関連菌によって歯槽骨が溶かされたり歯肉に炎症が起きる病気です。早い人では10代から進行することがあり、一度罹患すると根絶が難しい慢性疾患です。
口腔内の歯周ポケットの面積を足すと掌ぐらいの面積になります。つまり歯周病に罹患している方は常に掌ぐらいの面積が炎症を起こしている状態と同じなのです。

他科の病気との関連性もわかってきており、例えば歯周病に罹患している人は罹患していない人に比べて糖尿病の症状が悪化します。逆に歯周病の治療をしてコントロールされていると血糖値が改善することも解っています。
歯周病菌はポケット内の血管から全身へと回ります。血管内に入り込んだ歯周病菌の刺激によって血管内に沈着物ができ、それにより血管の通り道が細くなり動脈硬化をを引き起こします。
気管や肺に歯周病菌が入ってしまうと誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があり、高齢者など体力が衰えている場合、最悪は死に至ることもあります。
妊娠中の方が歯周病に罹患していると低体重児や早産の危険性が高くなるとも指摘されています。
また近年ではアルツハイマー病と歯周病の関連性も示唆されてきています。
こうした全身にわたる疾患の予防として歯周病のコントロールが非常に重要となっています。

岡本 香穂里 院長

恵比寿デンタルクリニック東京

岡本 香穂里 院長

  • 渋谷区/恵比寿/恵比寿駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

マウスウォッシュ、水素吸入……歯周病治療に新たなアプローチ

歯周病とは、細菌感染によって歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える骨が溶けて最終的に歯を失う可能性のある病気です。従来の歯科治療では、プラーク(歯垢)の除去や正しいブラッシング指導が中心でしたが、近年は歯周病の原因菌そのものにアプローチすることで、症状の改善が目指せるようになってきました。

予防に有効とされるのがマウスウォッシュ「プロペリ」で、歯周病の原因となる嫌気性菌(酸素を嫌う菌)の活動を長時間コントロールし、口臭の無臭化も期待できます。歯周病予防には毎日の歯磨きや歯科医院でのメンテナンスが欠かせませんが、マウスウォッシュや水素吸入を併用することで、より高い効果を得られるでしょう。

海野 幸利 院長

海野歯科クリニック

海野 幸利 院長

  • さいたま市浦和区/本太/浦和駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科
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