むし歯[う蝕・カリエス]の原因・症状とは?

むし歯[う蝕・カリエス](ムシバ)の原因

歯の表面にできる白くネバネバした物質をプラーク(歯垢)といい、このプラーク中の細菌が放出する酸によって歯のエナメル質が溶ける現象を虫歯(う蝕症)と呼ぶ。

むし歯[う蝕・カリエス](ムシバ)の症状

虫歯を放置しておくと、慢性的な頭痛をともなうことがある。

むし歯[う蝕・カリエス](ムシバ)の治療

進行の度合いによって適切な処置が必要になる。程度が重くなれば抜歯する以外に方法はないため、予防を心掛けることが大切。

【受診科目】

  • 歯科

20人の医師がこの病気について述べています

歯科医師に聞いた
むし歯[う蝕・カリエス]の原因・症状・治療方法

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定期的な検診に通うことが予防歯科の第一歩

虫歯や歯周病などから歯を守る、予防歯科は根気が必要になることです。患者さん自身が歯ブラシをしたり、自分で頑張ってケアをしたりするのは限界があります。また、虫歯などで痛みが出てから歯科医院に行くと、より痛みを感じる治療を受けなければなりません。口腔の健康は、内臓の疾患につながっているのですから、毎日使っているお口のケアを大切にしましょう。
そこで、歯科医師は患者さんの生活に入り込んでいき、一緒に予防ケアを進めていきます。そして、お口の中にいる虫歯菌や歯周病菌の数を抑えて、お口の健康レベルを上げる予防歯科を行います。患者さんにおいては、さまざまな病態を知ることよりも、自分にベストな歯科医院を見つけて定期的に通うことから始めてください。3ヶ月、長くても6ヶ月に1回のペースで歯のクリーニングや検診を行った後に、さまざまな知識やケアのコツを掴むようにしましょう。

河合 依子 院長

みゆき歯科

河合 依子 院長

  • 越谷市/大里/大袋駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科

虫歯の原因は体質だった!適切な治療で削らない虫歯治療を目指す

「歯磨きしないと虫歯になるよ」
子供の頃、言われたことがあるかも知れません。日本では幼い頃から歯磨きを習慣づけるためによく言われることですね。「歯磨きで虫歯予防できる」というのは日本では昔から言われていることです。

ですが、最近わかっていることとして、虫歯になりやすいorなりにくい、というのは「体質」によるところが大きいんですね。太りやすいor太りにくいという体質があるのと同じです。

太りやすい人はカロリーに気をつけるし、なかなか太れない人は運動や筋トレを頑張っていますよね。それと同じで、あまり歯磨きしなくても虫歯にならない人と、頑張って歯磨きしているのに虫歯になってしまう人がいます。だからといって歯磨きをしなくてもいい、ということではなくて、ちゃんと歯磨きをするのは大切です。ただ、誰もが同じ方法で虫歯予防ができるかと言うと、そうではないということ。虫歯予防についても自分の体質を知って、正しく虫歯予防をしていくことが大切ですね。

また、虫歯の治療方法についても日本の歯科医療というのはまだまだ削る治療が多い。同じ虫歯の治療だとしても、欧米ならば削らない治療が選択される場面で、日本では「治療の6割が歯を削る」という選択がされています。欧米の場合は初期の頃の虫歯で削る必要が無いものについては削らずに残しています。
そもそも、虫歯が進行しなければ歯を削る必要がないんです。例えば、がんの場合であっても良性の場合だったら手術しないで薬で治療するじゃないですか。虫歯もそれと同じです。

虫歯診療については、ひとくくりに虫歯=削るという大まかな治療から、ちゃんと削るタイミングを評価してから『削る必要があるのか』を適切に判断して治療していく、という方向に変わりつつありますね。

宮崎 啓 院長

南浦和歯科

宮崎 啓 院長

  • さいたま市南区/文蔵/南浦和駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

定期的な検診で「早期発見」「進行抑制」を

予防歯科が注目されるようになり、それと同時に、むし歯の治療もできるだけ低侵襲な方法に変わりつつあります。最近ではむし歯を進行させない治療法が確立されたことで、軽度のむし歯に対しては以前のように過度に削ることがなくなりました。昔と違い、むし歯治療は定期的な検診で予防的に経過観察しコントロールしていく、といった方向に大きく変化しています。現に、当院の子供たちは「歯医者で歯を削ったことがない」子もたくさんいます。
しかし、ライフイベントや悪い習慣などで口のなかの環境は簡単に悪化してしまいますので、定期的な検診が欠かせません。受診の間隔はその方の口内環境により1週間〜3ヶ月程度と個人差がありますが、適切な間隔で検診を受けていただき健康維持に繋げていただきたいですね。

高橋 賢也 院長

高橋歯科医院

高橋 賢也 院長

  • さいたま市浦和区/北浦和/北浦和駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

むし歯予防は正しい歯磨き習慣を身につけることが大事

むし歯は「むし歯菌」が原因となり、歯を溶かしてしまう病気です。小児から高齢者まであらゆる世代に発症リスクがあり、歯がしみる、痛い、うずく、などの症状が現れます。重症化すると抜歯が必要になる恐れがあるため注意が必要です。

むし歯を予防するためには、毎日のセルフケアが大事になります。食後に歯を磨くのはもちろん、歯と歯の間など歯ブラシが届きにくい箇所をしっかりお掃除することが重要です。デンタルフロスや歯間ブラシなどを使用した後にブラッシングを行うなど、正しい歯磨き習慣を身につけていただくとよいでしょう。

山村 清展 院長

志木駅前おりいろ歯科

山村 清展 院長

  • 新座市/東北/志木駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

初期むし歯は治療の必要なし!? 何事も早期発見・早期治療が大切

むし歯は様子をみていても良くなることはないため、治療をする必要があります。ただし早めに治療をすることで最小限の侵襲で済みます。ほとんど自覚症状がないような小さなむし歯であれば歯を削る量も・痛みも・歯科医院に通う回数も少なくて済み、治療費も安上がりです。

初期むし歯は、“むし歯になりそうな歯”という状態ですから、フッ素を塗布したり、歯磨きを頑張ったりしながら経過を見ていくうちに、治療をする必要がなくなることもあります。一方で、痛みが出ている場合は比較的大きなむし歯になっている可能性があります。この場合は神経を取ったり、歯を大きく削って詰め物や被せ物をしたりしますが、自費診療の被せ物は高額になります。また、むし歯の深さやお口の状態によっては歯を抜かなければいけないケースもあります。

紛らわしいですが、初期むし歯はまだむし歯になっていない状態です。むし歯を見つけるのは非常に難しいことで、小さな虫歯は熟練の歯科医師でも見落としてしまうことがあるほどです。歯科医院に定期的に通う習慣を持ち、自分で気づいたことをかかりつけの先生に漏らさず伝え、お口の中をよく診てもらうようにしましょう。

赤堀 主京 院長

ファミリアデンタルクリニック深谷

赤堀 主京 院長

  • 深谷市/東方町/籠原駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

むし歯の進行度合いは人によって千差万別

むし歯の進行度合いは、人によってまったく異なります。歯質が弱い方はあっという間に大きくなることもありますし、逆に慢性的なむし歯となり、まったく進行しない方もおられます。お口の中の環境や生活習慣によっても違ってきますので、一概に言えない面はあります。1つ言えるのは、生活習慣に左右される面が大きくありますので、定期的なチェックは受けたほうが良いということ。気がつかなくても歯の中で大きくなっていることがあり、そうなると治療の時間もかかり、費用もかかっていくことがあります。少なくとも年に1回をめどに、定期的なチェックと歯石取りに歯医者さんを受診する習慣をつけていただきたいですね。

田口 亜希子 院長

田口歯科医院

田口 亜希子 院長

  • 北区/赤羽/赤羽岩淵駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

糖分が口中に停滞している「時間」が長いほど、虫歯は発生しやすくなる

虫歯の菌が歯を壊しているような画像をご覧になったことがあるかと思いますが、あれはイメージにすぎません。実際に、虫歯菌が直接歯を壊しているわけではなく、虫歯には、発生に至るメカニズムがあります。「時間」と「食事」、そして「菌」。これらが合わさることで虫歯が発生します。具体的には、食べ物に含まれる糖分を菌が分解し、酸を生み出します。その酸が歯を溶かしてしまうのです。逆に言えば、菌があっても、糖分がなければ虫歯は発生しないことになります。糖分が口中に停滞している時間が長ければ長いほど、虫歯は発生しやすくなります。それを防ぐべく、「だらだら食べ」や、「だらだら飲み」を避け、正しい歯みがきを続けていくことが大切です。

吉牟田 友惟 院長

Dr.cherry歯科室 (ドクターチェリー歯科室)

吉牟田 友惟 院長

  • 中野区/中央/中野駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

初回の虫歯に対する精密な治療によって神経を温存できる

虫歯治療を何度か行うと、神経を抜く「根管治療」を行うことになります。根管治療は、虫歯治療の最後に行き着く治療です。奥歯の根管治療に関していうと、治療がうまくいかない場合は根の先に、膿のような病変を来すことがあります。奥歯の場合は、70%程度の病変発症リスクがあると言われています。神経を抜く場合、このような病変が発症するリスクが高まるでしょう。そこで、神経を抜く治療を行うのであれば、マイクロスコープ治療を行うことがベストです。ただし、神経を取ることは様々なリスクが高まります。場合によっては神経を抜きますが、温存療法も近年は可能になりました。自分の歯をより多く残す選択肢の一つとして、神経を取るか温存するか診断していきます。まずは、いかに神経を取らずに済むのか考えることがポイントとなるでしょう。1回目、2回目とった最初の虫歯治療において、精密な治療を行うことで歯が長持ちすると考えられます。つまり、虫歯治療で大切なことは最初から全力で治療を行うことであると言えるでしょう。

松田 敦士 院長

坂詰歯科・矯正歯科

松田 敦士 院長

  • 行田市/中央/行田市駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

むし歯予防のカギは「砂糖」との向き合い方

口の中にいる細菌が食べかすやプラーク(歯垢)をエサにして酸を出し、その酸が歯を溶かすことによってむし歯が発生します。むし歯は進行度に応じてC0からC4までに分類され、歯の内部(象牙質)まで穴が開くC2という段階になると治療が必要になります。なお、歯が黒く見えてもむし歯であるとは限りません。C0・C1の段階であれば、丁寧なブラッシングとフッ素塗布によって再石灰化を促すことができ、削らずに済みます。

むし歯予防では、「毎日のセルフケア」と「歯科医院での定期クリーニング」が大切だとされています。しかし、お口の中の清潔を保っていても、ジュースや甘いお菓子ばかり食べていては意味がありません。むし歯予防にしっかり取り組みたいとお考えの場合は、歯磨き指導だけでなく、食生活についてもアドバイスしてくれるクリニックを選ぶとよいでしょう。

元山 裕太郎 院長

都立大学ブラン歯科クリニック

元山 裕太郎 院長

  • 目黒区/平町/都立大学駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科

”削らない”の選択で⾍⻭から⼤切な⻭を守っていく

⾍⻭は噛み砕いて言うと、”⻭・バイ菌・バイ菌の餌・時間”の4つの条件が重なって出来るものです。昔は⻭磨きをしないで⽢いものばかり⾷べていた時代があったので、当時は沢⼭⾍⻭の患者様がいました。ただ、最近では⾍⻭が出来るメカニズムがわかってきていたり、フッ素⼊りの⻭磨き粉が普及して⻭の質が強くなったりしてきているので、昔よりは⾍⻭の患者さんは極端に少なくなりました。ただ、⾍⻭の患者さんが多かったのは⻭磨きの習慣だけではなく、”⻭科医の治療の⽅針”も⾍⻭の患者さんを増やすきっかけを作っていたんです。 昔は、⾍⻭が出来たらすぐに⻭を削って、詰め物を詰めるというのが主な治療法でした。しかし、⻭を削るとそこに無数のヒビが⼊り、詰め物をしてもそのつなぎ⽬やヒビからま た⾍⻭になってしまうというのが近年わかってきたのです。昔の治療⽅針は、”⾍⻭になっ て削る→ヒビからまた⾍⻭ができる→さらに⼤きな詰め物が必要になる→神経をとって被 せ物をする→被せる歯が再度虫歯になってしまったら⻭を抜く”という負のスパイラルですね。 しかし、削ることで新たな⾍⻭が出来るというのがわかってきたために、現在では⾍⻭= ⻭を削るという治療法が正解ではなくなってきています。⾍⻭であってもそのまま経過観察という選択をする⻭科医も増えてきているんです。例えば癌であっても、すぐに⼿術を せずに何年か経ってから⼿術をするということがありますよね。⾍⻭の場合もそのような 考え⽅に変わってきています。ですから、最近の学校の検診では⾍⻭の有無だけをチェク して、かかりつけの⻭科医が治療をするかどうか決めるという流れになってきているのです。⾍⻭であっても進⾏してないケースも多くあるので、必ずしも⾍⻭が⾒つかったから といって削るわけではありません。もちろん、進⾏性のものであれば治療していきます。 ただ、削ったことでヒビが⼊って状態がさらに悪化することもありますので注意が必要で す。なので、私はあえて”早期発⾒・早期治療しない”という⽅針で、それよりも⾍⻭にな らないように予防に⼒を⼊れるべきだと患者さんにお伝えしています。毎⽇の⻭磨きでブ ラッシングしにくいところは誰しもあると思いますので、そういった場所は定期的に通院 してぜひクリーニングをしてもらいたいと思います。

佐伯 永 院長

佐伯歯科クリニック

佐伯 永 院長

  • 幸手市/中/幸手駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

マイクロスコープによる精密な治療とともに治療後のメンテンスが重要

私たちの口の中には多かれ少なかれ「むし歯菌」が存在します。食事をした後で歯に付着した糖質などは「むし歯菌」のエサとなり、歯を溶かす「酸」が産生されます。この「酸」によって歯が溶けてしまった状態が「むし歯」です。

歯が溶けると穴が開いたような状態なり、舌で触れたときなどに違和感を覚えるようになります。またむし歯が進行すると、冷たいものがしみたり、ズキズキ痛んだりといった症状を自覚するようになります。

むし歯の治療では「むし歯菌の巣」を残さず取り除くことが重要です。むし歯菌が残っているところに詰め物で蓋をしても、再びむし歯になる可能性が高いからです。また、歯と被せ物の間に異物や唾液などがあると詰め物がうまく接着せず虫歯が再発してしまうため、マイクロスコープの拡大視野のもとで治療を行うことが理想です。治療後はお口の中の清潔を保ち、再発予防に取り組むことも重要です。

金子 佳史 院長

富士歯科医院

金子 佳史 院長

  • 川崎市川崎区/小田/川崎新町駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

自覚症状はなくても「むし歯」になっていることも……

むし歯はお口の中の細菌(むし歯菌)が放出する酸によって、歯が溶けた状態をいいます。初期には自覚症状がないことがほとんどで、歯科医院で偶然むし歯が見つかることも少なくありません。一方でむし歯が進行して神経に近付くと痛い、しみるなどの症状が現れます。治療内容はむし歯の程度によって異なり、初期であれば歯を削る量も少なくて済みますが、重症化するにしたがって大がかなりな治療が必要になります。

むし歯は本人の体質、お口の中の細菌の量、細菌のエサ(糖分)、時間の経過が要因となり発症・進行していきます。お口の中は食事をするたびに酸性に傾き、唾液のはたらきによって再び中性に戻ります。長時間にわたって甘いジュースを飲んだり、甘いものばかり食べたりしているとむし歯になりやすいため注意が必要です。

管野 博之 院長

やわら歯科医院 六町 南花畑

管野 博之 院長

  • 足立区/南花畑/六町駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科

う蝕(むし歯)の原因菌について

ミュータンス菌、ラクトバシラス菌など、う蝕は複数の菌種からなる、う蝕関連細菌叢が作ります。細菌が生産する菌対外高分子物質はプラークマトリックス(基質)として微生物を包み込み歯面に硬く付着し酸を内包します。なかなか落ちないプラークは歯面に強固に付着できるマトリックスでできています。マトリックスはプラーク内での唾液の侵入を防ぎ、内部の酸が中和されないようにする一方、唾液中の発酵性糖質をプラーク内に取り込み、プラーク全体に拡散させ細菌の栄養素にしています。

う蝕の原因菌は発酵性糖質を摂取して酸を産生します。その酸性度によりエナメル質ではPH5.5で脱灰、象牙質ではPH6.0から6.5で脱灰が発生します。
一方で唾液中のカルシウムイオン、リン酸イオンは歯質に取り込まれ、ハイドロキシアパタイト結晶を修復します(再石灰化反応)。

う蝕はこの2つの反応バランスが崩れ、脱灰反応が再石灰化反応を上回った時に発生しますが、ハイドロキシアパタイト(歯の結晶)にフッ化物イオンが取り込まれるとフルオロアパタイトが形成され、フッ化物によって酸に溶けにくい歯質になります。

安西 美加 院長

美加デンタルクリニック

安西 美加 院長

  • 川崎市川崎区/砂子/川崎駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

副鼻腔炎につながる恐れも。早い治療と適切なブラッシングを

私たちがよく耳にする虫歯という症状ですが、これは菌が出す酸によって歯が溶かされていく病気です。この虫歯の原因はたくさんあり、歯がうまく磨けていない、日常生活の乱れ、生活リズムや環境などが挙げられます。虫歯は進行すると、歯そのものに穴が空いてしまいます。さらにひどい場合は、副鼻腔炎といって副鼻腔にも菌の感染を及ぼしてしまうこともあります。炎症が大きくなると顎の皮膚の表皮に膿が出てくることもありますね。虫歯の対処法としては、まずはできるだけ早く治療をすること。虫歯にならないために患者さんご自身でのケアというと、やはり歯のブラッシングをしっかりすることですね。あとはリンス剤で口をゆすぐなども有効です。歯は人によって歯並びも生え方も本数も違いますので、歯の磨き方にも決まった正解というものがないんです。人それぞれに合わせたブラッシングをすべきです。なかなか歯磨きについて教わる機会がないと思いますが、かかりつけの歯科や予防歯科などで歯磨きの指導をしてもらうのが望ましいですね。

山地 茉莉子 院長

鶴見駅前デンタルオフィス

山地 茉莉子 院長

  • 横浜市鶴見区/豊岡町/鶴見駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科

むし歯予防は、酸の存在にに注目が集まってきている

むし歯の病態は、虫歯菌という細菌が糖分を摂取し、その排泄物である酸によって歯が溶けていくものです。現在は虫歯菌そのものよりも酸の存在が着目されるようになってきています。と言いますのも、お口の中が長く酸性の状態に置かれることにより、むし歯が進行してしまうと考えられているからです。その意味では、食生活習慣が大きく関係してきます。酸がよろしくないわけですので、炭酸飲料はむし歯予防という観点では好ましいものではありません。炭酸飲料に砂糖が入っていると、さらに良くない、ということになります。重要なのは、酸性の環境になってしまったお口の中の状態をいかに早く中性に持っていくかということで、それが現在のむし歯予防の考え方の根本となってきているのです。

むし歯予防ではフッ素が有効です。フッ素入りの歯みがき粉はよく見かけるようになりましたが、ここで問題になってくるのは、日本は、うがいをする文化、ということです。せっかくフッ素を取り入れても、それをきれいに洗い流してしまっては効果は望めません。お口の中にフッ素を残すことが重要な訳で、当院においてもうがいは少ないお水で1回だけ、とオススメしています。ちょっとしたことですが、それがむし歯の予防の第一歩になるのです。

植田 博歳 院長

鶴間駅前歯科クリニック

植田 博歳 院長

  • 大和市/鶴間/鶴間駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

むし歯は予防できるもの。食生活を整えるとともに鼻呼吸などを心がけて

むし歯の原因には細菌や歯質などがあるとされていますが、私は「食べ物」の影響がもっとも大きいと考えています。これは野生に生きる動物たちにむし歯がみられないことからも明らかであり、自然のものを食べていればむし歯にならないと言えるでしょう。つまり、むし歯にならないためには「食べ物を整える」ことが大事なのです。

たとえば「甘いものを食べたい」と考えて、お皿の上のチョコレートケーキを食べたとしましょう。このとき、食べ終わったお皿は洗剤をつけて洗わないときれいになりませんが、これはチョコレートケーキを食べた後の歯も同じです。一方で、同じ甘いものでもリンゴなどの果物であれば、簡単に水で洗い流すことができるでしょう。このように汚れを落としてむし歯を予防するためには食生活はとても重要なものであり、当院はそこを大切にしています。また、食べることは生きることと言われるように、身体をつくるのも食べ物です。全身健康を守っていくためにも、食生活を見直していきたいですね。

使い終わったお皿を水につけておくと簡単に汚れが落ちるように、お口の中を清潔に保つには「唾液」が十分に分泌されている必要があります。唾液の分泌を促すためには、適度にリラックスした状態で鼻呼吸を心がけることが大事です。お口の病気を遠ざけるためにも(1)舌が上顎にくっついている(2)きちんと口を閉じている(3)上と下の歯に隙間ができている――ことを意識して、正常なポジショニングを身につけていただくとよいでしょう。

渡辺 勝 院長

わたなべ歯科

渡辺 勝 院長

  • 春日部市/中央/春日部駅
  • 歯科 ●小児歯科

子どものむし歯は食後の歯磨きを習慣化し、月に一度クリーニングを

むし歯とは口内の細菌による感染症です。もともと口内には虫歯を作る菌がいて、これをゼロにするのは事実上不可能です。しかしゼロにできなくとも、むし歯菌は減らすことはできます。むし歯菌の餌になる糖分をできるだけ歯に残さないこと、歯を強くすることが大事です。それにはやはり、しっかりと歯磨きをすることが何より大切です。しかし小さなお子さんが自分でやるとどうしても磨き残しがあり、かといって親御さんが毎日歯を磨いてあげるのも難しいものです。ご家庭では「食事の後は歯磨きをするんだよ」というしつけからスタートして習慣化していくこと。磨き残しに関しては、月に一度クリニックで徹底したクリーニングをしていただければ基本的にむし歯はそれで防げます。歯を強くすることに関しては、予防歯科でフッ素を塗布してもらうことや、ご家庭でフッ素のジェル薬品を使っていただくことも十分効果があります。甘いものを食べるのは全くだめというわけではないです。例えば夜寝る前に食べて、そのまま歯磨きをせずに寝てしまうのは寝ている間に菌が増えてるのが問題になる訳です。なので甘いものを楽しんだあとは歯を磨く、これを習慣化することが肝要です。

村田 和久 院長

ゆずり葉歯科

村田 和久 院長

  • 桶川市/下日出谷/桶川駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

適切な治療で削らないむし歯治療を目指す

むし歯の治療方法について、日本の歯科医療はまだまだ削る治療が主流です。同じむし歯の治療だとしても、欧米ならば削らない治療が選択される場面で、日本では「治療の6割が歯を削る」という選択がされています。欧米の場合は初期の頃のむし歯で削る必要がないものについては削らずに残しています。

そもそも、むし歯が進行しなければ歯を削る必要がないんです。たとえば、がんの場合であっても良性の場合、手術をせずに経過観察することもあります。むし歯もリスクに応じて治療をすることが大切です。むし歯診療については、ひとくくりに「むし歯=削る」という大まかな治療から、ちゃんと削るタイミングを評価してから「削る必要があるのか」を適切に判断して治療していく方向に変わりつつあります。

宮崎 啓 理事長

南浦和歯医者・矯正歯科

宮崎 啓 理事長

  • さいたま市南区/南本町/南浦和駅
  • 歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

定期的な検診とブラッシングにより初期の虫歯から予防していく

口の中にあるミュータンス菌は、食べかすを食べて酸を出して歯を脱灰します。ベタベタと粘着度が高いバイオフィルムが作られ、口の中の菌が歯の表面に住み着きやすい状態にします。すると、口の中がだんだん酸性になり、虫歯になりやすくなります。また、歯と歯の間や咬み合わせが虫歯になりやすい部分です。そのため、咬み合わせが悪いと食べかすが詰まり、虫歯になりやすくなります。
症状として、痛みが出たときは神経に近い部分が蝕まれていると考えられます。初期症状には気付かないことが難しいですが、象牙質を超えると痛みが出たり染みたりします。虫歯の症状に気付くためには、定期的な検診とクリーニングが必要です。
治療としては初期の小さい虫歯の場合は、唾液の緩衝作用や再石灰化で虫歯が元に戻ることもあります。子どもであれば、おやつや間食の仕方を指導していきます。おやつは時間を決めて食べることが大切です。口の中に酸が発生してから、再石灰化するまで時間がかかるため、その間は食べることはせずに歯を磨くことで小さい虫歯を治します。初期の虫歯を放置すると、虫歯がどんどん大きくなります。痛みが出た場合は進行しているため、神経を抜くこともあれば温存させる場合もあります。
予防として一番大切なことは歯ブラシをしっかりと行い、自分で磨けていることを確認することです。ブラッシングは、鏡を見ながら歯を磨いた方が良いです。自分の磨きにくい部位を把握したり、食べ物がつまるならフロスや歯間ブラシを使ったりすることがおすすめです。

朝霧 志保 院長

大和田駅前朝霧歯科クリニック

朝霧 志保 院長

  • さいたま市見沼区/大和田町/大和田駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

無症状のまま進んでいく病気は歯周病だけではない?

むし歯というと、「できたら痛くなるもの」というイメージを持っている人は多いと思います。かく言う私も、学生の頃には、そう教わってきました。ただ、実際の診療の現場では、かなり進行したむし歯でも、ほとんど痛みを感じていないケースは珍しくありません。定期検診やたまたまの受診をきっかけに、思っていた以上に大きなむし歯が見つかることもあります。

歯科では、痛みなく進行する病気として歯周病がよく知られていますが、むし歯も同じような側面を持っています。例外はあるものの、痛みが出るのは、むし歯菌が歯の神経に近づいたり、神経に到達して直接影響を与える段階になってからです。そこまで進むと、神経を取る治療が必要になったり、場合によっては抜歯に至ることもあり、治療の負担や難しさは一気に高くなります。

一方で、むし歯が小さいうちに見つかれば、治療は比較的シンプルで済みますし、経過観察で対応できることもあります。痛みの有無だけで判断せず、むし歯があるかどうかを早めに知っておくことが大切です。そのためにも、信頼できる歯科医院で定期的にチェックを受けることが、結果的に歯を守る近道になります。

宇野 勇樹 院長

明大前歯科クリニック

宇野 勇樹 院長

  • 世田谷区/松原/明大前駅
  • 歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
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