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  • 夜尿症

治療を併用しながら、お子さんが成功し自信を持つことが大切

夜尿症とは5歳を過ぎても1か月に1回以上の頻度で夜間のおねしょが3か月以上続くものと定義づけられています。6歳以上で夜におしっこを漏らしてしまう子は夜尿症の治療対象になっています。原因としては大きく3つ。抗利尿ホルモンが弱くなり尿が作られる量が多い、膀胱が小さく貯めておけない、括約筋が弱く排出を調整できない、というところです。治療法としては、まず生活指導で、夜の水分をとりすぎていないか、塩分の量などを聞いて改善を促します。それが難しければ、抗利尿ホルモンを使う、膀胱を締めるような薬を処方します。薬物療法でも反応が鈍ければ、アラーム療法という手段もあります。寝ていておむつが濡れるとセンサーが鳴り、お子さんの目が覚めるんです。つまり、トイレに行きたくなったら目が覚めるというのを体に覚えさせるやり方です。ただこれは賛否の別れるところでもあります。一番大切なことは、治療を併用しながらお子さんの成功体験を積み重ねていき、お子さんが自信を持つことで治るのを待つという感じになります。

若林 大樹 院長
Sunnyキッズクリニック
若林 大樹 院長
川口市/戸塚南/戸塚安行駅
●小児科 ●アレルギー科
  • 高血圧症

患者さんの便利を追求することで、重大な結果になることを防いでいく

日本には4,300万人の患者さんがいると言われ、およそ2人に1人が高血圧の患者さんと見ることもできます。一方、血圧が高すぎると症状が出ることもありますが、ほとんどの方は症状がないため、自分ごとになりにくい疾患と言えるでしょう。高血圧は進行すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを上昇させます。最終的な病名とはなりませんが、原因となった疾患という意味で、死因の中で最たるものと言われています。
高血圧の原因は多岐に渡ります。生活習慣が主な原因であれば、それを改善することで治癒は期待できます。しかし、年齢であったり、遺伝的な体質も関係すると見られていますので、完全な治癒は難しいというのが実際のところです。しかし、完全な治癒は難しいものの、出来るだけ良い状態をキープすることは十分に可能です。お薬に抵抗のある方もおられますし、医療側も妥協する姿勢も見られますが、しっかりと治療すれば治療目標に近づけることは十分に可能な疾患なのです。昨今、オンライン診療が普及し始め、また治療アプリ等の開発も進んでいます。高血圧の治療は、患者さんの便利が進むことで、次のステージに向かうのではないかと期待しています。

石田 和也 院長
八丁堀3丁目クリニック
石田 和也 院長
中央区/八丁堀/宝町駅
●内科 ●小児科 ●健診・検診
  • 大腸がん[直腸がん・結腸がん]

受診する機会を逃さないことで未然に防ぐ

大腸は、約1.6mの臓器でその個人の身長とほぼ同じ長さと言われています。肛門側に消化した食事を運ぶ蠕動運動と、水分を吸収することで便の形成に働いています。大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸および肛門に分類されます。肛門から約12cmまでは直腸と呼ばれ、排便機能に特に重要です。それより口側が結腸となります。大腸がん(結腸がんと直腸がんの総称)は、罹患数および死亡数ともに増加傾向で、2021年における女性のがんによる死亡数の第1位で、男性の2位です(厚生労働省人口動態統計より)。大腸がんの発生には食事をはじめとする生活習慣、環境因子および加齢などが影響していると言われており、大腸粘膜や腺腫(ポリープ)に遺伝子のバリアント(異常)が蓄積して発生すると言われています。大腸がんの大部分が、良性のポリープである腺腫から癌が発生します(adenoma- adenocarcinoma sequence)。つまり、発がんする可能性のあるポリープを切除することで大腸がんの発生は予防できると考えられています。仮に発がんしても、早い段階で癌が発見された場合は、大腸内視鏡的切除(大腸カメラで癌を切除すること)で治癒が得られる可能性が高いので、定期的な大腸内視鏡検査が必要です。一方で、大腸がんのおよそ5%と少数ですが、遺伝する大腸がん(原因遺伝子が明らかにされているもの)もあり、遺伝性大腸がんと総称されます。代表的な疾患として、家族性大腸腺腫症(大腸に100個以上のポリープが多発する疾患)とリンチ症候群(大腸がん以外に子宮、卵巣、胃や尿路など多彩な関連腫瘍が発生する疾患)などがあります。家系内に該当する疾患がある方は、まず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。最後に、検便(便潜血反応)などを契機に無症状のうちに大腸がんが見つかることが最も望ましいですが、血便、腹痛、便秘や下痢など症状が出てから内視鏡検査を受ける方も少なからずいらっしゃいます。症状があっても決して手遅れではありません。内視鏡的切除や外科的大腸切除で治癒が得られることも多いです。「検査がこわかった」、「痔だと思い込んでしまった」など受診しない理由はそれぞれあると思いますが、受診する機会を逃さないことが重要です。気がかりなことがある場合は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

柿添 学 院長
大滝大腸肛門クリニック
柿添 学 院長
横浜市戸塚区/戸塚町/戸塚駅
●胃腸内科 ●消化器内科 ●肛門科 ●内視鏡内科
  • 眼瞼下垂症

生まれつきの眼瞼下垂も改善できる

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたの皮膚がたるんだり、余ったりすることでまぶたが下がってくる現象です。まぶたの中には、眼球を守るように存在する軟骨状の「瞼板(けんばん)」という組織が入っています。眼瞼下垂で最も多いのは、主に加齢により、この瞼板をつないでいる挙筋腱膜(きょきんけんまく)が伸びてしまい、瞼板が外れてしまうものです。こうなると、目が開きにくく、日常生活にも支障をきたすことになります。このケースの場合、後ろに引っ込んでしまった腱膜を修復し、瞼板に植えつけることで回復します。
もう1つあるのが、生まれつき目を開く筋肉の1つである上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)が弱い方のケースです。この場合には、筋膜そのものを移植することで改善が期待できます。若い方に見られる眼瞼下垂の多くはこのタイプです。二重術や埋没法、もしくは眼瞼下垂の手術を受けたけども、結果が思わしくない場合の多くが先天性のものと考えられますので、筋膜移植を行うのがベストと思われます。実際、多くの方に「ここに来て良かった」と喜んでいただいていますね。

小松 磨史 院長
みずほクリニック
小松 磨史 院長
豊島区/池袋/池袋駅
●美容外科 ●美容皮膚科 ●形成外科 ●皮膚科
  • にきび

薬物療法が基本。ニキビ痕にも力をいれていく

にきびとは、皮膚にできる一般的な疾患のひとつです。毛穴の皮脂線に脂が過剰に分泌される、もしくは脂を分泌するバランスが悪くなると、そこが詰まりアクネ菌ができて炎症を起こす。これが、私たちがよく目にする赤いにきびになります。治療は薬物療法が基本で、炎症を抑える飲み薬、アクネ菌を殺す抗生物質を服用していただきます。同時に外用薬を塗ると、古い角質や汚れや皮脂が除去できて皮脂腺が詰まりにくくなりますので、治療と同時に予防にもなります。にきびは程度によってはかゆみや痛みの症状を伴いますので、重度の場合は皮膚科を受診することをお勧めします。患者さんご自身でできる予防として、優しく洗顔し、毛穴を詰まらせないように日頃から皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。スキンケアをして皮膚をなるべく保湿するようにしてください。また、当院ではニキビ痕の治療に非常に力を入れております。ピーリングにはじまり、炭酸ガスフラクショナルレーザーで皮膚に細かい穴を開け、それが再生する力を利用してニキビの凹凸をなくす治療です。

伊藤 晴紀 院長
クリニックファーストエイド
伊藤 晴紀 院長
千代田区/鍛冶町/神田駅
●内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科
  • 蕁麻疹

体調不良や疲れが原因で現れる⼦供の蕁⿇疹

蕁⿇疹は”湿疹”とよく混乱される⽅が多いように思います。湿疹は⽪膚の炎症です。簡単に⾔えば肌荒れですね。ざらざら、ガサガサしているのが特徴で、肌の表⾯が破れている状態です。症状が出始めてから時間の経過とともに悪化していきますが、塗り薬で対処すれば治ります。
⼀⽅、蕁⿇疹は⽪膚の表⾯に傷などはありません。症状は⽪膚の下に現れ、⾎管から⾎液が漏れ出している状態です。わかりやすいのは⾍刺されのように⽪膚がぷくっと膨らんでいる状態です。漏れ出した⾎液が⾎管に戻ると膨らんでいた⽪膚は元に戻ります。1度症状が出ると、良くなったり悪化したりを1週間ほど繰り返すのも特徴です。これが蕁⿇疹です。
蕁⿇疹の約8割は原因がないと⾔われています。アレルギーなど何かしら原因があるものが2割ほど、ごく稀に冷えが原因の蕁⿇疹もあります。ただ、蕁⿇疹が現れる理由はほとんどが体質的なものだと⾔われています。原因が気になるかもしれませんが、検査などをしてもわからないことがほとんどです。
⼦供に蕁⿇疹が⾒られるタイミングは、⾵邪などで体調が悪い時、疲れた時などが多いです。
外的原因があるわけではないので、治療は薬を飲んで症状を抑えて治していくのが⼀般的です。ほとんどの⽅が急性の特発性蕁⿇疹で症状は1週間程度、稀に⻑期間症状が続く⽅もいますが、こういった場合は花粉症の患者さんが飲む・抗ヒスタミン薬を飲み続けてもらい、⾃然に症状が出なくなるのを待ちます。
蕁⿇疹が出た時は、症状が出る直前に⾷物アレルギーが出るような⾷べ物を⼝にしたかどうかをまず確認してください。思い当たる場合はアレルギー検査をしたほうが良いです。それもなく、何かわからないけど蕁⿇疹が出たというときは様⼦を⾒ていいと思います。

樺島 重憲 院長
えがおの森こどもアレルギークリニック
樺島 重憲 院長
川崎市高津区/溝口/高津駅
●小児科 ●アレルギー科
  • 糖尿病(2型糖尿病)

早めの治療で血糖値を下げてからダイエットがもっとも大切

糖尿病の患者様は世界中で増加傾向にあり、血糖値が悪化することで心筋梗塞、脳梗塞、腎障害(透析)などの重症疾患の要因となります。糖尿病の中でも「2型糖尿病の主な原因は肥満」です。他にも過去に肥満だったこと過去や遺伝、ステロイドなどの薬剤も要因として挙げられます。そして、肥満による脂肪の蓄積は「膵臓から出ている血糖値を下げるインスリン分泌を阻害する状態」が継続します。脂肪が増加してくると、膵臓は脂肪に打ち勝つためにインスリンを大量に分泌させて血糖値を正常に保ちます。しかし、「脂肪の蓄積が更に悪化することで、血糖値を下げようと膵臓がアクセル全開にしてもインスリンが分泌できない状態」になってしまいます。膵臓がオーバーヒートし、この段階で「2型糖尿病」を発症します。
 2型糖尿病の予防は「肥満」に注意することが一番重要です。食事や運動習慣を見直し、少しでも血糖値に異常がみられた場合はすぐに医療機関を受診してください。一人ひとりに合った治療法で血糖値を早めに下げて、「しっかりと膵臓を休ませることが重要」です。その間に食生活の見直しやダイエットに取り組み、適正体重を維持しましょう。膵臓がある程度元気になってくれば、内服薬やインスリンを中止することも可能です。糖尿病は怖いと思われがちですが、早く受診することで、もっと怖い事態にはなりません。仮に腎臓が悪くなり始めていても、透析を阻止することも状態によっては可能です。まずは、早めの糖尿病クリニックへの受診です。お気軽にご相談下さい。

松谷 大輔 院長
新宿内科 糖尿病・生活習慣病クリニック
松谷 大輔 院長
新宿区/西新宿/新宿駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科
  • 肥厚性瘢痕

傷あとを目立たなくするためには術後の適切なケアが重要

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは手術などで生じた傷の治りが遅く、傷あとが目立ってしまう状態を指します。傷あとの範囲を超えて赤い盛り上がりが広がっていくケロイドに対して、肥厚性瘢痕の場合は赤い盛り上がりが傷あとの範囲に収まっていることが特徴です。

肥厚性瘢痕においては、術前のデザイン、手術手技、術後のケアが大事になります。患部を保護するためによく使用されるのが茶色いテープで、このほかにシリコン製のテープやステロイド剤が入ったテープが使用されるほか、ステロイド注射が検討されることもあります。

日本人は手術などでできた傷あとが目立ちやすいと言われますが、日本の形成外科にはこの分野の第一人者といえる先生がいらっしゃいます。手術時のテクニックでいかに傷あとを目立たなくさせるかなどを解説した書籍も存在するので、外科系の医師としてまずは肥厚性瘢痕の病態を理解し、体質の要素ではない要素では肥厚性瘢痕を作らない知識が大切です。肥厚性瘢痕に悩む患者さんが一人でも少なくなることを期待しています。

柴田 智一 院長
Bloom Delight Clinic(ブルームデライトクリニック)
柴田 智一 院長
新宿区/新宿/新宿三丁目駅
●美容外科 ●美容皮膚科
  • 糖尿病性網膜症

糖尿病の高血糖によって引き起こされる合併症。大切な目を守るために内科と眼科の定期健診を。

糖尿病性網膜症は、糖尿病患者の長期にわたる高血糖値によって引き起こされる合併症で、小さな血管である網膜が損傷し視力に障害をもたらす病気です。原因は糖尿病による長期的な高血糖・糖尿病性網膜症を促進しやすい高血圧・遺伝的要因などが考えられています。治療法としましては、網膜の浮腫や炎症を抑える網膜レーザー治療や、抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)という網膜内に薬物を注射し進行を遅らせる処置をします。予防法としましては、すでに糖尿病を患っているのであれば、医師による血糖値の管理や薬物療法で経過を観察し、高血圧が併発しないよう食事療法を行っていく必要があります。糖尿病を患っていないのであれば、暴飲暴食や肥満になりやすい食事は控えましょう。いずれにせよ、バランスのとれた食事・適度な運動・ストレスフリーな生活環境を心がけ、それらを継続的に実践していくことが基本となります。眼科医として常々思うことは、どの患者さんも内科に関してはよく気をつけていらっしゃるのですが、眼科はまさに盲点だなということ。糖尿病性網膜症に限ったことではありませんが、早期の発見はその後の進行具合を左右しますので、内科のみならず眼科でも定期的な健診を強くおすすめします。

磯前 貴子 院長
おおたけ眼科 近視のクリニック
磯前 貴子 院長
世田谷区/奥沢/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
  • 適応障害

頑張りすぎないことが肝心。「何か違う」と感じたら、チェックを兼ねて気軽にクリニックに

新しい環境や対人関係に変化があった際など、それに馴染もうとして頑張りすぎた結果、眠れなくなったり、朝起きれなくなったり、気分が落ち込んでしまうのがこの疾患の特徴です。改善の方法としては、まずすべての基本は睡眠ですので、必要な時はお薬の力も借りながら十分な睡眠をとれるようにします。並行して原因となる環境調整などを行うことで、こじらせてうつ病になるのを防ぐことが大切です。
適応障害とまではいかないまでも、「過剰適応」という言葉もあります。頑張り屋さんが周囲の空気を読み、周りに合わせすぎて無理をしてしまうことを意味します。これは多くの方が経験したことがあると思います。また、発達障害の方は適応するのにたくさんののエネルギーを費やすことが珍しくありませんので、環境が変わった際にはより自分をいたわって過ごしてください。
ご自身で何かおかしいと思ったら、早めに専門のクリニックに相談されることをお勧めします。予防や意識で済む段階でしたらそれに越したことはありませんので、今後どういう症状に気をつけるべきかをアドバイスを受けていただくことで、次に受診したほうがいいタイミングを知ることができます。

位田 幸子 院長
上町さくらこころのクリニック
位田 幸子 院長
世田谷区/世田谷/上町駅
●精神科 ●心療内科
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