糖尿病性腎症(トウニョウビョウセイジンショウ)の原因
糖尿病が原因でおこる腎臓障害で、血糖をコントロール出来ないまま10年以上高血糖の状態が続くと、腎臓の血管が障害を受け、腎臓の機能が充分に働かないようになっておこる。糖尿病性腎症(トウニョウビョウセイジンショウ)の症状
糖尿病合併症の1つ。むくみや血尿、たんぱく尿などの症状がみられる。糖尿病性腎症(トウニョウビョウセイジンショウ)の治療
初期には、食事療法と運動療法を中心とした血糖コントロールを充分におこなうことで悪化を食い止めることができる。病状が進行すると、降圧治療やたんぱく質制限食などの治療を加えていく。腎不全になると、透析治療が必要になる。- 受診科目
- 泌尿器科
- 内分泌内科
- 代謝内科
- 糖尿病内科
- 腎臓内科
この病気について6人の医師の見解があります。
医師から聞いた
糖尿病性腎症の対処(治療)方法
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日々の体調チェックが重大な病気を防げる
日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。
①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。
朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。
夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。
②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。
注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。
誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。