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  • 蕁麻疹

体調不良や疲れが原因で現れる⼦供の蕁⿇疹

蕁⿇疹は”湿疹”とよく混乱される⽅が多いように思います。湿疹は⽪膚の炎症です。簡単に⾔えば肌荒れですね。ざらざら、ガサガサしているのが特徴で、肌の表⾯が破れている状態です。症状が出始めてから時間の経過とともに悪化していきますが、塗り薬で対処すれば治ります。
⼀⽅、蕁⿇疹は⽪膚の表⾯に傷などはありません。症状は⽪膚の下に現れ、⾎管から⾎液が漏れ出している状態です。わかりやすいのは⾍刺されのように⽪膚がぷくっと膨らんでいる状態です。漏れ出した⾎液が⾎管に戻ると膨らんでいた⽪膚は元に戻ります。1度症状が出ると、良くなったり悪化したりを1週間ほど繰り返すのも特徴です。これが蕁⿇疹です。
蕁⿇疹の約8割は原因がないと⾔われています。アレルギーなど何かしら原因があるものが2割ほど、ごく稀に冷えが原因の蕁⿇疹もあります。ただ、蕁⿇疹が現れる理由はほとんどが体質的なものだと⾔われています。原因が気になるかもしれませんが、検査などをしてもわからないことがほとんどです。
⼦供に蕁⿇疹が⾒られるタイミングは、⾵邪などで体調が悪い時、疲れた時などが多いです。
外的原因があるわけではないので、治療は薬を飲んで症状を抑えて治していくのが⼀般的です。ほとんどの⽅が急性の特発性蕁⿇疹で症状は1週間程度、稀に⻑期間症状が続く⽅もいますが、こういった場合は花粉症の患者さんが飲む・抗ヒスタミン薬を飲み続けてもらい、⾃然に症状が出なくなるのを待ちます。
蕁⿇疹が出た時は、症状が出る直前に⾷物アレルギーが出るような⾷べ物を⼝にしたかどうかをまず確認してください。思い当たる場合はアレルギー検査をしたほうが良いです。それもなく、何かわからないけど蕁⿇疹が出たというときは様⼦を⾒ていいと思います。

樺島 重憲 院長
えがおの森こどもアレルギークリニック
樺島 重憲 院長
川崎市高津区/溝口/高津駅
●小児科 ●アレルギー科
  • 高血圧症

日々の体調チェックが重大な病気を防げる

日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。



①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。

朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。

夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。

②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。

注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。



誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。

堀澤 伸 院長
ファミリークリニック草加
堀澤 伸 院長
草加市/高砂/草加駅
●訪問診療
  • 慢性腎臓病

腎機能低下の進行を抑え、現在の腎臓の機能をなるべく維持し長持ちさせることが目標

腎臓は腰背部に位置するソラマメのような形をした150g程度の臓器で、左右に1つずつあります。腎臓は毎日血液をろ過して体の中の不要な水分や老廃物を尿として体の外へ排出すると同時に、血圧の調整、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルバランスの維持、酸性とアルカリ性のバランスの調整を行い、赤血球を作るホルモンの分泌、健康な骨のために重要なビタミンDの活性化を行うなど多くの役割をしています。私たちの健康において重大な役割を担っており、まさに‘肝腎かなめ’の臓器です。

慢性腎臓病(CKD)は、何らかの原因によって腎臓の機能が低下する病気です。慢性腎臓病という名前は聞き慣れないかもしれませんが、20歳以上の8人に1人いると考えられており、新たな国民病といわれることもあります。慢性腎臓病は、重症度によって症状の出かたが異なります。軽症の場合には、無症状のことがほとんどです。しかし、腎機能の低下が進むと、むくみ、夜間尿(夜間に何度もトイレに行きたくなる症状)、倦怠感、食欲の低下、吐き気、手足のしびれなどの症状が出ます。さらに進むと肺に水が溜まり、息苦しさが出てきます。慢性腎不全を治癒させる手段は、現時点ではありません。しかし腎臓の機能がある程度保たれていれば症状もなく暮らしていくことができますので、その後の腎機能低下の進行を抑え、現在の腎臓の機能をなるべく維持し長持ちさせることが目標となります。
病期が進行し腎臓の機能がほとんどなくなる(末期腎不全)と、自分自身の力で尿を作ること、老廃物の排泄、ミネラルなどのバランスをとることができなくなるので、血液透析や腹膜透析、腎移植などの腎代替療法が必要になります。腎代替療法として、わが国では血液透析を受けている患者が多く、2022年末で約35万人と毎年増加している状態です。そして日本の血液透析は、透析機器の開発技術と診断・治療技術の進歩により様々な合併症が克服されつつあり、欧米に比べ生命予後も良好で世界トップクラスと言われておりますが、社会保障制度が充実している点も大きな特徴です。本来、透析治療にかかる医療費は、外来血液透析でおよそ月40万円、腹膜透析でおよそ月30〜50万円です。このような高額の医療費も、さまざまな公的助成制度を利用することによって、多くの患者さんの負担はわずかとなります(月数千円程度以内が多い)。日本の血液透析は、治療環境も整った最も治療経験豊富な治療方法です。血液透析が、皆様の命と暮らしを守るための一助となることを願っております。

西原 正博 院長
横浜南クリニック
西原 正博 院長
横浜市港南区/港南台/港南台駅
●人工透析内科
  • 変形性膝関節症

変形性膝関節症になったら、治療にはどんな選択肢があるの?

原因は「年齢」「O脚」「加齢による軟骨の性質の劣化」「体重」です。そういった要因によって、膝の軟骨がすり減ってしまいます。そうすると骨同士がこすれ合うことで痛くなったり、関節が硬くなったり、水が溜まってしまったりします。

治療法は初期の段階であれば「筋力トレーニング」や「リハビリ」、「体重コントロール」を行います。もう少し進行してすり減ってきている場合は、「痛み止めの薬」や「湿布」、「サポーター」を使ったり、「ヒアルロン酸の注射」をしたりします。従来の治療では、それが効かない場合は「手術」が必要となっているのです。いわゆる「人工関節」や「骨切り術」といって骨のかたちを変形して開閉のかかる場所を変えてあげます。そして、その間にくるのが「再生医療」になります。再生医療の特徴は、自分の「血液」や「脂肪」をつかって再生成分を抽出することです。「注射」をすることになりますが、メリットは「痛みをとること」や「変形の予防」ができること。自分の血液からつくられるものなので、副作用はありません。

予防法は「再生医療」を行ったり、「O脚」にならないようにしたり、「体重」をコントロールすることが大事です。あとは歩き方や姿勢が悪くなる人が多いのですが、重心や姿勢を変えてあげることでより歩きやすくなり、周りの筋肉を緩めることで痛みを取り除くことができるので、「リハビリ」が大事になってきます。

石神 等 院長
いしがみ整形外科クリニック
石神 等 院長
川越市/豊田町/川越駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 酒さ

赤みを伴う鼻のプツプツ……実は「酒さ」という病気かも?

酒さ(しゅさ)とは、鼻や頬など顔の中心部に赤みやにきびのような吹き出ものが現れる皮膚の病気です。30~50代によくみられる病気ではあるものの、10代や60代で発症するケースもあります。進行すると皮膚の痛みやかゆみを自覚するようになり、目の赤みやかゆみを伴う場合もあります。

酒さの原因は体質的なものなどが考えられますが、はっきりとした原因は分かっていません。また、酒さの症状をにきびや発疹などと誤って診断されることも珍しくなく、適切な医療を受けられていない方が多く存在すると考えられます。酒さの治療に関しては日本はまだ出遅れており、保険診療の選択肢が少ないのが現状です。一方の自費診療では内服薬・外用ともに選択肢が増えますし、「Vビーム」などを使用して赤みを抑えることができます。

酒さは日焼けや刺激物の摂取によって悪化することがあるため、皮膚の赤みが気になる場合は日頃から紫外線対策を行ったり、辛い食べものを控えたりしていただくとよいでしょう。

松田 洋樹 院長
浅草駅前まつだ皮膚科
松田 洋樹 院長
台東区/浅草/浅草駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科 ●形成外科
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