犬の子宮蓄膿症(イヌノシキュウチクノウショウ)の原因
子宮内膜過形成や子宮粘膜症の状態に細菌感染が重なり、子宮内膜炎を経由して子宮蓄膿症となる。犬の子宮蓄膿症(イヌノシキュウチクノウショウ)の症状
子宮内に細菌が入って炎症を起こし、膿がたまる疾患。外陰部から膿が出てくる「開放性」と、膿が外陰部から出てこない「閉塞性」とに分かれる。開放性の場合は食欲減退や吐き気、多飲などの症状が見られる。閉塞性の場合、症状は似ているものの、重症の場合が多い。犬の子宮蓄膿症(イヌノシキュウチクノウショウ)の治療
卵巣子宮全摘出術が選択される。内科的治療で膿を排出させることもあるが、予後は必ずしもよくない。- 受診科目
- 犬
この病気について2人の医師の見解があります。
獣医師から聞いた
犬の子宮蓄膿症の対処(治療)方法
2件中1~2件を表示
1 | < | PAGE 1/1 | > | 1 |
犬の子宮蓄膿症と類似した病気を探す
- 犬の歯周病
- 犬のクッシング症候群
- 犬のケンネルコフ
- 犬のチェリーアイ
- 犬のてんかん
- 犬の外耳炎
- 犬の気管虚脱
- 犬の股関節形成不全
- 犬の甲状腺機能低下症
- 犬の骨折
- 犬の耳血腫
- 犬の腎臓病
- 犬の中耳炎
- 犬の腸閉塞
- 犬の椎間板ヘルニア
- 犬の糖尿病
- 犬の乳腺腫瘍
- 犬の膿皮症
- 犬の肺炎
- 犬の肺水腫
- 犬の白内障
- 犬の皮膚病
- 犬の肥満細胞腫
- 犬の鼻炎
- 犬の膝蓋骨脱臼
- 犬の貧血
- 犬の緑内障
- 犬の膀胱炎
- 犬の膵炎
- 犬の認知症(痴呆症)
- 犬・猫の異物誤飲
- 犬・猫のがん
- 犬・猫の外耳炎
- 犬の角膜潰瘍
- 犬の外耳道炎
- 犬の僧帽弁閉鎖不全症
- 犬・猫の心臓病
- 犬の前十字靭帯断裂
- 犬の外耳炎・中耳炎
- 犬猫の歯周病
- 犬の心臓病
- 犬猫のアレルギー性皮膚炎
- 犬の肝疾患
- 犬の破折
- 犬の常同障害
- 犬・猫のけいれん発作
- 犬のドライアイ
- 犬の橈尺骨骨折
- 犬の嘔吐
- 犬の胆泥症・胆石症
子宮蓄膿症は避妊手術によって確実に予防できる
子宮蓄膿症とは文字どおり子宮の内部に膿(うみ)がたまる病気のことで、高齢犬に多くみられるのが特徴です。一般に免疫機能が正常にはたらいていれば、細菌などに感染してもダメージを受けることはほとんどありません。しかし、加齢に伴う免疫低下やホルモン異常、基礎疾患などのリスク因子を持っている場合は子宮蓄膿症を発症する恐れがあります。
子宮蓄膿症になると食欲減退から身体機能が低下したり、下痢や吐き気などの症状が現れたり、陰部から膿が出てくることもあります。治療の第一選択としては手術ということになりますが、高齢犬の場合は体力面や再発リスクなどに照らし合わせて内科的な治療を選択する場合もあります。
最近はペットに避妊手術を受けさせる飼い主さんが多くいらっしゃいますので、子宮蓄膿症の子を診ることはずいぶん少なくなりました。これに対して、避妊手術をしていない高齢犬では発症リスクが高まりますので注意が必要です。いずれにしてもほかの病気と同じように子宮蓄膿症も早期発見・早期治療が大事になります。将来的なリスクを回避するという意味では、子宮蓄膿症を確実に予防できる避妊手術をご検討いただくとよいでしょう。