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この病気について2人の医師の見解があります。

獣医師から聞いた
犬の肝疾患の対処(治療)方法

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『食生活』は大丈夫ですか?「おやつ」の成分に注意

犬の肝疾患は「血液検査」だけで肝酵素の上昇から見つかることもあれば、「食べない」「吐いている」「下痢をしている」という症状から検査をして見つかることもあります。症状が出ていることもあれば、出ていないこともある疾患です。「レントゲン」や「超音波検査」をして、どんなことが原因で引き起こされているのか、検査をして追究していきます。しかしながら、明らかな原因が見つからないケースが多いため、腫瘍部分に細い針を刺して顕微鏡で診断をする「針生検」を行って治療方針を決めることもあります。肝臓自体に何も異常はないけれど、肝疾患になっていることも珍しくありません。さらに肝臓と胆のうは近いというのもあって、「胆のう疾患」と相関していないかの判断も必要です。犬を肝疾患から守るためにできることは、「食生活」を見直すこと。特に「おやつ」については、添加物、着色料、保存料など化学物質に反応してしまいます。また、不摂生な食生活をすると肝疾患になる可能性は否定できません。肝疾患は症状が出ないこともあるため、「定期健診」をすることが大切です。そして異常値があるならば、しっかりと画像検査をして、経過観察なのか、治療すべき状態なのかを判断していきます。

鈴木 康之 院長
光が丘動物病院川口グリーンクリニック
鈴木 康之 院長
川口市/芝高木/蕨駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他

治療から1週間しても治らない場合は、眼科専門の病院へ

『角膜潰瘍』の原因はシャンプーの刺激や、散歩中に草むらに入ったりして物理的なことで起こったり、同居同士の喧嘩やじゃれ合い、耳が痒い、皮膚が痒いといった皮膚病から発症することもあります。症状は目をしょぼしょぼさせて痛そうにして、白目結膜がとても赤くなり、不快感があるので目をこすったり、こすりつけたり、ひっかきます。多くの病院では角膜に傷があるかどうかの検査が可能で、色を染めて、目に傷があると色が残るので検査は簡単です。一般病院では角膜潰瘍の症例数も非常に多く、9割は治る病気です。しっかりと目薬を使って、自分で引っ掻くことがなくなれば、大体は治せるのです。しかしながら残りの1割は本当に治りません。多くの先生は大体治る9割のパターンを知っているので、これも治るだろうと思っていることが多く、がんばってしまいます。そこで1割程度しかないレアなケースを治すのが当院の役割になり、アプローチをしていきたいところです。治療法は点眼ですが、レアなケースについては手術が必要になります。レアなケースかどうかの見極めポイントは、1週間後に治るかどうかです。9割の角膜潰瘍は治療から1週間後には治るため、それ以降になると何か隠れている、もしくは治療が適切ではないなど何かしら原因があります。角膜潰瘍は早く治る病気であるため、少しでも治るのが遅いと思ったら1割の可能性を疑い、1.5次診療や2次診療など目の専門としたところで診てもらうことが大切です。

浅川 幸一 担当医
ピジョン動物愛護病院 どうぶつ眼科クリニック
浅川 幸一 担当医
川口市/幸町/川口駅
●犬 ●猫
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