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犬の膝蓋骨脱臼(イヌノシツガイコツダッキュウ)の原因

大腿骨の溝が狭かったり、先天的に素因を持つ犬が、何かの拍子で膝蓋骨が外れてしまうことがある。事故や外傷などで起こることもある。

犬の膝蓋骨脱臼(イヌノシツガイコツダッキュウ)の症状

膝蓋骨(お皿)が外れてしまうもの。スキップをするように片足をあげたり、膝を曲げ伸ばすなどの歩様異常が見られる。患部に痛みや腫れが認められることも。

犬の膝蓋骨脱臼(イヌノシツガイコツダッキュウ)の治療

軽症の場合は経過を観察し、内服薬の投与で改善することもある。重症の場合には、手術によって大腿骨の溝を深くしたり、靭帯や筋肉の緩みを直す措置がとられる。
受診科目

この病気について2人の医師の見解があります。

獣医師から聞いた
犬の膝蓋骨脱臼の対処(治療)方法

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放置すると関節炎の併発も。外科手術での膝の調整とリハビリが大切

膝蓋骨脱臼の多くの場合は、生まれつき足に何かしらの変形をきたしています。症状としては1歳未満の時に急に足を痛がって時々けんけんするような歩き方をしたりします。若いうちは、その症状が出たり治ったりを繰り返す様子が見られます。膝蓋骨が外れたりはまったりを繰り返している状態ですが、状態がひどいと外れたままのケースもあります。
これらの目立つ症状は、多くの子で1歳をすぎる頃には見られなくなります。このとき、治ったと思われる飼い主さんも多くいらっしゃいますが、実際は外れた状態のままだったり、気づかないうちにはまったり外れたりして生活していることも多いです。放置したまま歳をとってしまうと、その先に慢性関節炎を起こしたり、前十字靭帯の断裂を起こしたりします。そういったことを防ぐため、膝蓋骨脱臼のは炎症や変形が蓄積しないうちに手術で膝の調整を行うことが大切です。特に1歳未満のうちに足を痛がる様子があれば、受診して症状を正しく把握する必要があります。すべてが手術を要するわけではありませんが、手術が必要な場合は検討していただき、できればその後のリハビリテーションまでやれることが肝要です。

畠中 道昭 院長
久米川みどり動物病院
畠中 道昭 院長
東村山市/栄町/久米川駅
●犬 ●猫
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