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畠中 道昭 院長

MICHIAKI HATANAKA

動物さんとご家族さまが幸せであるために。一般診療から専門診療、外科手術、リハビリに予防医療まで各認定医を中心に広く対応する

獣医学部卒業後は動物病院で勤務医、大学病院で腫瘍科研究生・研修医として研鑽を積む。2002年『久米川みどり動物病院』を開院。

畠中 道昭 院長

畠中 道昭 院長

久米川みどり動物病院

東村山市/栄町/久米川駅

  • ●犬
  • ●猫

動物が好きという気持ちに従い、獣医師として貢献する

畠中 道昭 院長

私は昔から動物が好きでした。動物も家族同然の存在でずっと一緒に過ごしてきました。私は田舎暮らしで、当時近くに動物病院がなく動物が病気になっても動物病院にはかかれませんでした。自分の介護では限界を感じ、本格的に獣医師の道を歩むことになりました。動物が好きという気持ちはシンプルにして、今でも私を根底から支える強い理由です。獣医大学卒業後は3年ほど地方の動物病院に勤めました。都心では診られないような伝染病や交通事故など多くの治療経験をさせていただきました。4年目からはさらに専門的な分野を学びたいという気持ちが沸き、週2日大学病院の腫瘍科で腫瘍内科、腫瘍外科の研修をしながら、東京都内で勤務医を続けてきました。そして、いろんな方のご縁もあって、東村山市で開業するに至りました。もう獣医師として25年以上経ちますが、この東村山市という地域は温かい人が多い印象です。当院に来てくださる方々は、みなさん本当に優しい方が多く、皆さんの温かい応援もあって少しずつ病院を大きくしていくことができました。私もさらに心のこもった医療を提供できるように心がけています。

高度な一次診療を支える専門診療スタッフによるチーム医療

畠中 道昭 院長

『久米川みどり動物病院』は動物の一般診療、専門診療、外科手術に対応しています。また動物さんと楽しく暮らしていくためのケアサポートとして、子犬のしつけや老犬、老猫さんや外科手術後のリハビリテーションにも力を入れています。困ったり心配になったときに、真っ先に相談に来ていただける、一次病院としての診療範囲をしっかりと網羅しています。そして、さらに当院のスタッフひとりひとりが、それぞれ関心のある分野について専門的な取り組みを行い、お互いの診療を支え合うチーム医療を実現しています。私もかつて腫瘍科の研修医、外科の研修医として大学病院に所属していましたし、他のスタッフも専門分野の認定医の資格を取得している者や、取得を目指しながら勤務している者もいます。幅広く一般診療をしながら、それぞれの得意分野の専門診療を対応できることが当院の強みと言えます。腫瘍科、皮膚科の診療のほか、循環器や歯科に強い獣医師もいます。また、獣医師だけでなく看護師も専門分野を持ち、しつけの分野やリハビリテーションに関しては資格を持つ獣医師・看護師がよりレベルの高い医療を提供しています。当院では、手術室設備も完備しており、同時に2つの手術を実施できる規模となっています。手術は軟部外科から整形外科まで対応し、毎日2〜5件の手術を実施しています。腹腔鏡設備も完備して傷の小さな負担の少ない手術にも取り組んでいることも特徴です。また、犬・猫を分けた入院室設備を持ち、動物さんのストレスを避けるためできるだけ入院期間を短くする試みを行っています。診療においても動物を緊張させないことを心がけています。私たちの処置は基本的に動物が嫌がることばかりですから、なるべく優しい声がけをし、嫌がる処置をしなくてはならないときは、おやつを与えたりしながら緊張させない努力をしています。

家族と動物が幸せであるため、予防医療に注力

畠中 道昭 院長

動物を飼うには愛情が必要です。しかし正しい知識が伴わず愛情のかけ方を誤ってしまうと、ご家族の方も動物さんも不幸になってしまいます。勤務医時代に近くのペットショップから多くの子犬・子猫さんが来る病院に勤めたことがあります。同じ親から生まれたはずなのに、ある家族のところに行った子犬さんはとても優しい素敵な子に育ち、また別の家に行った子犬さんは大変人間嫌いでご家族の方も困った子と嘆くワンちゃんになりました。また別の家に行った子犬さんは、良かれと思って与えていた食事が悪く病気になってしまいました。当時はまだインターネットも十分浸透していなかった頃で、ご家族の方も子犬の健康やしつけに関する情報を得る機会が少なかったのです。特に犬の1歳までの生活習慣、食生活、しつけ等は、その後15年以上の健康や生活に直結してしまいます。動物さんと幸せに楽しく暮らしていくのは、多くの飼い主さんの願いだと思います。この重要な最初の1年を私達でしっかりとサポートしたいと考えています。パピークラスを実施したり、「月いち検診」の仕組みで来院しやすい環境をつくって、さまざまなご家族さまの不安や質問に答え、また子犬さん、子猫さんが心身ともに健康に大人になれるよう、丁寧にサポートしています。

リハビリは手術後の機能回復だけでなく、老齢の症状にも

『久米川みどり動物病院』は整形外科疾患の治療やリハビリテーションにも注力しています。当院は子犬さんを連れてこられる方が多いですが、小型犬の骨折などのほか、生まれつき膝や股関節が悪い状態の子も多く来院します。特に小型の犬種に多い膝蓋骨脱臼は生まれつきの膝の構造の問題で発症し、成長とともに進行していきますがご家族の方がなかなか気づけないこともあります。当院では動物が長く快適に暮らせるよう、適切な治療を実施しますが、股関節の問題や膝蓋骨脱臼は矯正外科手術といった手段を使う場合もあります。治療というよりは運動機能を良くするための処置、という認識が正しいかもしれません。リハビリも同じですが、手術をするならリハビリをして機能回復までがセットです。
大人になってからの予防医療として大切なことに、生活習慣病の防止があります。肥満の防止や、老齢動物の慢性的な関節炎など、発症前の予防が重要です。さらに症状がでてしまったら、整形外科的な診断をして、必要なリハビリを提供します。専門課程で学んだ看護師がリハビリに携わっています。年を重ねても健康に、ご家族の方と楽しく暮らしていくことが目標です。

これから受診されるご家族様へ

『久米川みどり動物病院』は西武新宿線久米川駅の北口より徒歩8分。同じ北口からはバスも利用可能で、西武バス2つめのバス停『恩多』で下車すると当院はすぐ目の前です。施設の前に15台以上駐車可能な広い駐車場もありますので、お車でもお気軽にご来院できます。土日祝日も9時から19時まで診療しております。動物とご家族様が長く楽しく暮らしていくための正しい知識やしっかりとした医療を提供することを心がけています。ご家族さまだけでなく、動物さんにも信頼していただけるように、心のケアにも気を配っています。そして医療の提供をとおして、動物さんを中心とした心豊かな地域社会を作れるお手伝いができればなにより嬉しいです。


※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

畠中 道昭 院長から聞いた
『犬の膝蓋骨脱臼』

放置すると関節炎の併発も。外科手術での膝の調整とリハビリが大切

膝蓋骨脱臼の多くの場合は、生まれつき足に何かしらの変形をきたしています。症状としては1歳未満の時に急に足を痛がって時々けんけんするような歩き方をしたりします。若いうちは、その症状が出たり治ったりを繰り返す様子が見られます。膝蓋骨が外れたりはまったりを繰り返している状態ですが、状態がひどいと外れたままのケースもあります。
これらの目立つ症状は、多くの子で1歳をすぎる頃には見られなくなります。このとき、治ったと思われる飼い主さんも多くいらっしゃいますが、実際は外れた状態のままだったり、気づかないうちにはまったり外れたりして生活していることも多いです。放置したまま歳をとってしまうと、その先に慢性関節炎を起こしたり、前十字靭帯の断裂を起こしたりします。そういったことを防ぐため、膝蓋骨脱臼のは炎症や変形が蓄積しないうちに手術で膝の調整を行うことが大切です。特に1歳未満のうちに足を痛がる様子があれば、受診して症状を正しく把握する必要があります。すべてが手術を要するわけではありませんが、手術が必要な場合は検討していただき、できればその後のリハビリテーションまでやれることが肝要です。

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