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獣医師から聞いた
犬・猫の腎臓病の対処(治療)方法

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初期の腎臓病は食事・サプリでの対策が可能

腎臓病は犬や猫の死因の上位に入る病気ではあるものの、はっきりとした原因はまだ分かっていません。遺伝性のこともあれば、食生活が原因になることもあり、肉食のネコちゃんの場合は。長期にわたりたんぱく質を摂取し続けることが腎臓に負担をかけると考えられています。
そのため、若い年齢からの生活環境によっても、将来的な腎臓病の発症リスクを下げることは可能です。

腎臓には尿をつくる役割がありますから、何らかの障害があると「おしっこ」に異常がみられるようになります。とはいえ飼い主さんが尿を見ただけでは異常があるかどうかの判断が難しいため、すでに腎臓に軽く問題がある場合は2~3か月ごと、そうでなくても6か月ごとに定期的に検査を受けていただくことをおすすめしています。もちろん総合的に検査をしないと腎臓病の発見が遅れてしまう可能性もあるかとは思いますが、尿検査のみの検査でも腎臓の状態を把握するための手段としてはすごく良い検査だと考えています。1年に何回も定期的に身体全体の検査をするのは大変なことだと思いますので、毎回ではないにしてもそれを尿検査だけに置き換えることを考えた場合、負担が軽くなるのではないかと思います。

腎臓病はステージによって治療法が異なり、初期であれば食事内容を見直すだけでも腎臓の機能維持に役立ちます。最近は腎臓病の子のための食事やサプリメントなどさまざまなタイプがありますから、治療のハードルもそれほど高くないのではないでしょうか。

その子その子の生活スタイルに合わせて、一緒にご相談しましょう。

天野 祐太 院長
阿佐谷北動物病院
天野 祐太 院長
杉並区/天沼/阿佐ケ谷駅
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