眼瞼下垂症(ガンケンカスイショウ)の原因
先天性と後天性の要因がある。先天性では、まぶたを上げるために必要な眼瞼挙筋(がんけんきょきん)や、その筋肉を動かす動眼神経に生まれつき障害がある場合にしばしば起こるとされる。後天性の要因としては、主に加齢による眼瞼挙筋のゆるみやたるみ、もしくはコンタクトレンズの長時間装着も要因となっているとされる。また、脳の疾患や重症筋無力症が疑われるケースもある。眼瞼下垂症(ガンケンカスイショウ)の症状
上まぶたが正常な位置よりも下がる(下垂)、もしくは上がりにくくなる疾患。見えにくくなることでまぶたが重く感じられ、疲れを感じるようになる。また、肩こりや頭痛などの症状が起きることも。一般的には上まぶただけだが、下まぶたが下垂するケースも見られる。眼瞼下垂症(ガンケンカスイショウ)の治療
視野が確保できないケースにおいては、健康保険による治療が適応される。皮膚の切除やゆるんだ筋肉の収縮など。脳など、他疾患が要因の場合には、その治療が優先される。- 受診科目
- 眼科
- 形成外科
この病気について6人の医師の見解があります。
医師から聞いた
眼瞼下垂症の対処(治療)方法
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「見えにくさ」など日常生活に支障が出ている場合は手術の検討を
眼瞼下垂とは、さまざまな要因によってまぶたが上がりにくかったり、筋肉がうまくはたらかずにまぶたが下がったりしている状態をいいます。目が開けにくくなることで上方の視野が欠ける、上のほうにあるものが見えづらい、などの症状が現れることがあります。まぶたをしっかり上げようとマッサージなどで改善を試みる方がいるものの、医学的な解決方法としては手術しか選択肢がないのが現状です。
眼瞼下垂の手術では、緩んでしまったまぶたの筋肉にアプローチします。緩んで伸び切ってしまった余分な筋肉を切って縫い合わせ、全体の長さを縮める方法が一般的です。手術後は個人差があるものの、おおむね1~2週間は患部に腫れがみられます。その後、腫れが引くにしたがって狭くなっていた視野が改善し、まぶたの重みも軽減することが期待できます。