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桑満 おさむ 院長

OSAMU KUWAMITSU

患者さんの背景にまで目を向けてこそ本当の医療
複数の専門医師による総合的で的確な治療を実現する

横浜市立大学医学部卒業後、横浜市立大学医学部病院泌尿器科に勤務。1997年、学芸大学駅徒歩6分のこの地に『五本木クリニック』を開院。

桑満 おさむ 院長

桑満 おさむ 院長

五本木クリニック

目黒区/中央町/学芸大学駅

  • ●泌尿器科
  • ●内科
  • ●内科
  • ●皮膚科
  • ●皮膚科
  • ●形成外科
  • ●形成外科

田舎の医師に憧れていた思いを忘れず、町医者として徹していく

桑満 おさむ 院長

田舎の医師というものへの憧れが根底にありました。その昔、田舎と言われるところで我が子を医学部にまで進ませるのは、経済的に恵まれた家に限られていました。その彼らの内にあったのが“ノブレス・オブリージュ”、言わば、奉仕の精神です。彼らからすれば困った患者さんがいれば夜でも診るというのは当たり前のことだったでしょう。
私の家は曽祖父の代から医師の家系でした。祖父のところに赴くと、近隣の人が「今年とれたトウモロコシですよ」と言って持ってきてくださるのをよく目にしたものです。私が医師が目指したのは、その営み、その関係性に惹かれてのことだったのです。

大学を卒業し、泌尿器科に籍を置きました。その選択の大きな理由は、泌尿器科がその当時最もアカデミックな科に数えられていたということにあります。インターフェロンは今でこそC型肝炎に効果を発揮する治療となってますが、その出始めには腎臓がんに対して効果を有すると期待されていました。手術以外の方法でガンに対処出来る。その先進性に魅力を感じ、この科を選択するに至ったのです。
1997年に『五本木クリニック』を開院し、17年という月日が経とうとしています。田舎の医師に憧れていた私ですが、そのとき抱いた思いを今後も大事なものとし、町医者として徹していきたいと考えています。

様々なことを話し合い、患者さんの背景にまで目を向けてこそ本当の医療

桑満 おさむ 院長

患者さんと最近話題になっているのが、「どうすれば筋肉がつくのか?」ということです。結論として腹横筋(ふくおうきん)、いわゆるインナーマッスルを鍛えるということに落ち着いたのですが、これは患者さんと情報を交換しながら得たものです。まあ、医療に直接関係があるのかと言えば、それはないですよね(笑)。しかし、対等でオープンな話し合いこそ開業医に必要なことだと私は捉えています。ただ病気“だけ”を診ていくのでは根本からの解決にはつながっていきません。患者さんと様々なことを話し合い、その方の背景にまで目を向けてこそ本当の医療につながると私は思うのです。

今、90歳以上の方に「一緒に2020年の東京オリンピックを見よう」と声を掛けています。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、駒沢通りは、昭和15年(1940)に予定されていた幻のオリンピックに備えて作られたものでした。昔からこの辺りにお住まいの方は、その幻のオリンピックの記憶もおぼろげながらあって、1964年の東京五輪も実際に見ていらっしゃいます。だからこそ、「ここでみんなで見ようよ」と声を掛けさせていただいているんです。その時1番大きなテレビを待合室に置いて、みんなでお弁当を食べながら、ね。そうそう、その代わりお弁当代500円ずついただくからねと言ったところ、「今払いましょうか?」って仰った方もいました(笑)。

分野の異なる複数の専門医師が在籍。総合的で的確な判断・治療を実現

桑満 おさむ 院長

私の専門は泌尿器にありますが、それって、「木を見て森を見ず」ではないでしょうか。例えば、「夜、おしっこが近い」という患者さんがいらっしゃったとしましょう。原因を探っていこうとするものの、前立腺も大きくなっていないし、膀胱にも異常が見られない。それが話を伺っていったところ、水を飲み過ぎていたことがわかった。その理由が、「テレビで脳梗塞の予防のために水を飲むように言われた」というものでした。その場合、「他で診てもらってください」というのは親切な態度とは言えません。さらに言えば、私が泌尿器のことだけ頭にある人間なら、そのことに気づいていなかったかもしれない。
分野の異なる複数の専門医師が在籍している理由がそこにあります。まずはかかりつけ医であること。加えて、より総合的で的確な判断・治療を可能とするため、今後も専門性を生かしたクリニックでありたいと考えています。

自身の経験に基づき、院内処方もおこなう

熱が出ました。診療時間ぎりぎりになってしまったけども、なんとか診てもらえた。処方箋をもらいました。でも、薬局が閉まってる……。そんな経験をされたことはありませんか? 私は自分の子供でそれを体験しました。院内処方は自身の経験の基づいての対応ということになります。
クリニックでは患者さんの目の前で医師が処方を記入し、直接お薬をお渡ししています。薬にはプラシーボ効果というものがありますし、1%でも効果が高いのであれば、その努力を怠るべきでないと私は考えています。

これから受診される患者さんへ

患者さんの病気への理解が不足しているとすれば、それはすなわち医師の説明不足であり、あるいは医師の理解不足でしかありません。よくわからなければ納得のいくまで聞く。患者さんにはその権利があるのです。
ここでは、患者さんは疑問に思うことを何でも私に聞かれていきます。無論、限られた診療時間ですから、「今日はここまで」ということはあります。でも、かかりつけ医だからこそ、次の機会にまたその回答を得ることが出来るわけです。
「先生に悪いから…」と気を使われる必要はありません。納得がいくまでしっかりとした説明を受ける。また、それが可能な医師をご自身のかかりつけ医として選んでいただきたいですね。

※上記記事は2014.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

桑満 おさむ 院長 MEMO

  • 生年月日:1960年9月6日
  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:釣り
  • 好きな本もしくは愛読書:民間療法の本、トンデモ本系
  • 好きな映画:トランスポーター
  • 座右の銘:開物成務
  • 好きな音楽:オールドソウル
  • 好きな場所:自宅の自分の部屋

グラフで見る『桑満 おさむ 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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