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この病気について38人の医師の見解があります。
38件中21~38件を表示
歯周病は、歯茎の部分に汚れが溜まっていることが一番の原因です。プラークや歯石が溜まり、歯茎に炎症を起こします。その炎症によって、歯の骨にまで影響が出てしまうことが歯周病です。症状として、最初に出血が見られます。細菌が入りこむと出血が起こり、その後痛みや腫れが出てくることが特徴的です。その歯茎の出血後では、歯周ポケットが徐々に深くなります。そして、骨が少しずつなくなり、最終的には歯がグラグラして抜けてしまうという症状が起きます。全部の歯に症状が均一に進むより、部分的に進行することが多いです。もし、自分で判断できない場合は歯医者で診察を受けましょう。歯石になってしまうと自分で取ることはできません。歯石取りは歯医者で行ってもらい、歯周病検査で現状把握していきます。治療後は、定期的に3ヵ月~半年の健診、掃除が必要です。これは、国が推奨している期間です。歯周病は慢性的な疾患のため、完治させるのではなく、安定させることを目指します。症状が悪化しないように、定期的に管理を行い、コントロールすることが大切となるでしょう。
歯周病の原因は、食べた物やブラッシングの仕方により、お口の中にプラークが住み着いてしまうことが挙げられます。症状には、歯茎から血が出ることや口臭が強くなるという状態になります。悪化すると、膿が出たり歯のぐらつきが見られたりといった症状も出てきます。歯周病の治療として、最も大事なことは日々のブラッシングです。正しいブラッシング方法を毎日行うことで、歯周病を治療し悪化を防ぎます。また、定期的に歯科医院でプラークや歯石を除去することも重要です。
歯周病の主な原因は、歯ブラシが足りないこと。歯の周りの汚れです。症状は、歯茎が腫れたり、骨が溶けたり、歯が下がったりします。慢性疾患なので、患者さんの日々の口腔内管理が非常に大事になります。患者さんの日常に寄り添っていかないと完全に治すことが不可能な病気だと考えています。治療法は歯石の除去が必要になってきますが、世の中の歯周病に対する治療というのは、「歯石を取って終わり」というイメージが強いのです。それだけでは、歯周病の根本的なことを治していないと思います。衛生士さんにブラッシングケアがきちんとできているのか診てもらい、その上で歯石も除去し、歯周のオペ(歯周外科手術)も行い、ようやく治ったということができます。これらは簡単な話ではなくて、長期にわたってみていかなければなりません。予防については、歯周病治療のために3~4ヶ月毎に歯石をとってもらうということでなく、『患者さん自身がきちんと歯を磨けているのか?』といったことに焦点を当てた方が良いです。歯周病を治してほしい人に対して、きちんと歯周病を治せる歯科医院を探しましょう。
歯みがきができてないから歯周病になる。そう考えられる方は多くいらっしゃることでしょう。それも確かなことですが、一方で原因の1つに過ぎないということもまた確かなのです。被せ物や詰め物が合ってない、糖尿病などの全身疾患がある、などなど、歯周病の要因となるものは様々あります。さらには、飛沫感染の可能性です。今回の新型コロナウイルスの流行で、お口の中の菌がどのように空気中を移動し、感染につながるか、テレビ等でご覧になったかと思います。例えば、パートナーの方の歯周病が重度だとすると、ご家族のみなさんに移っていく可能性もあるのです。歯科医師は想定される要因を1つひとつ検証していき、その方にとって最適な治療プランを考えていくことになります。歯周病は、痛みを感じることがほとんどありません。ですから、まったく症状のないまま末期まで進んでしまうことも珍しくないのです。身の回りの方に「口が臭い」と指摘を受け、受診される方は運が良いと言っていいでしょう。末期まで進んでしまうと、治療の選択肢は限られてしまい、抜歯を余儀無くされるケースも少なくありません。だからこそ、早め早めの段階でお口の中の検査をおこない、歯周病が隠れていないかどうかを見ていくことが何よりも大切です。お口の疾患、特に歯周病について言えば、予防に勝る治療はないのです。
歯周病とは細菌の感染によって口腔内の炎症が引き起こされるもので、歯茎や歯を支える骨が溶けてしまう症状です。日本人の成人のおよそ8割が歯周病と言われています。歯周病の原因は食べることによって溜まる歯垢で、ここに細菌が含まれています。ブラッシングが十分に行き届いていない状態が数か月続くと、バイオフィルムという細菌の膜が歯の周りにできてて、こうなると歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。それが放置されると歯周病へと発展し、重度になると骨がなくなり歯が抜け落ちてしまうんです。歯周病の治療としては、歯石を除去して菌を徹底的に取り除くことです。清潔な状態にすることで炎症の進行が止まり歯茎が引き締まっていきます。重度の歯周病は歯茎を切開して奥の歯石を除去したり、溶けた骨を再生するための外科処置が必要になります。そうならないための歯周病の予防策としては、正しい歯磨きをすることが何より大切です。数か月に一度は歯科の検診を受けること、正しいブラッシングの指導を受けることで、早期発見と予防に努めることが肝要ですよ。
歯周病とは、歯と歯茎の隙間に多くの細菌が溜まることによって起きる疾患のことです。糖分が含まれている食べ物の過剰摂取や、不十分な歯みがきが習慣化していることで、歯垢が歯の表面に定着します。この歯垢には、原因となる細菌が1㎎中あたり10億ほど存在し、これらの細菌によって炎症を引き起こすことになるのです。歯周病菌は嫌気性菌であり、うがいをしただけでは本来の原因に効果がありません。また、炎症が起きても自覚症状がないことが多く、放置していると歯周ポケットという歯と歯茎の隙間が深くなり、抜歯が必要な状態にまで悪化していまいます。歯周病を予防するために一番大事なことは、定期的なメンテナンスとセルフケアです。歯ブラシ1本だけでは完全に磨くことは難しく、歯間ブラシやデンタルフロスと合わせたブラッシングが大切になります。それでも100%の歯磨きは不可能でしょう。歯ブラシの選び方や部位によっての使い分け、磨き方が大切なのです。また近年は、昔と比べて虫歯は減っているかわりに歯周病のお子さんが増えてきました。中学生を過ぎてからは、歯周病予防のブラッシングを意識した方が良いでしょう。歯周病で一番避けたいことは、自覚症状がないまま悪化してしまうことです。日々の正しい歯磨きを行い、定期的なメンテナンスを受けることでしっかりと対策してください。
歯周病は、プラーク(歯垢)の中に存在している歯周病菌が口の中に定着することが原因で起きる病気です。口の中に定着するのは、およそ30歳までと言われています。その前に、子どもの頃から口の中を清潔にすることが大切です。最近は、子どもの成熟度が早くなっているため、細菌叢の定着も早まってきています。そのため、小学校高学年の頃から歯周病予防を始めましょう。予防方法としては、規則正しい食生活にすること、効果的なブラッシングを行うことです。特に、歯科医院で定期的に歯科検診を受けることが大切になります。歯科検診では歯科衛生士を中心に、プラークを綺麗に取り除く歯みがきの指導と、歯石と病原性プラークのクリーニングを行います。さらに治療が必要な場合は、歯周外科治療を行うこともあります。歯周病は、全身に影響を及ぼす病気です。30歳までに歯周病菌の定着を防ぎ、その後も敵的なクリーニングと効果的なブラッシングを行うことで、歯周病を予防していきましょう。
歯周病は磨き残しや噛み合わせの乱れなどにより、お口の中に細菌がたまって繁殖することで発症します。一方で歯周病は口腔環境を整えることによって予防ができ、症状の改善が期待できる病気でもあります。お口の中の状況は一人ひとり異なるため、当院では歯磨きをするタイミングや歯磨きにかける時間、どんな形状の歯ブラシをお使いなのかなどをヒアリングすることからスタートします。丁寧な問診によって細菌がたまる理由やたまりやすい場所を特定し、一人ひとりに適したアプローチ方法をご提案したり、正しいブラッシング方法をご指導したりしています。毎日丁寧にブラッシングしていただくことはむし歯の予防にもつながりますので、大切な歯を守るためにも正しいブラッシング方法を身につけていただくとよいでしょう。
歯周病は細菌によって歯を支える骨が溶けてぐらぐらしたり、歯茎に炎症がおこったりします。海外に比べると日本人は歯周病が多いといわれていて、特に40代以上では非常に多くなっています。歯周病の人口が多い=入れ歯の人口が多い、ともいえるのですが、その原因は予防意識が低いためだと思います。そのため30代くらいから歯周病予防をしていく必要があるのです。もし入れ歯をすることになれば、ご飯を食べて美味しいと感じる幸せが失われてしまいます。生涯ずっと美味しく食べていくため、幸せに生きていくためには予防やメンテナンスをしていくことが大切です。それは何も難しいことではなく国民健康保険があるので半年に1回、数千円で実施していくことで十分に予防はできます。何か起こってからでは止められず手遅れになることもあるので、そうなる前に定期的にメンテナンスをして予防に努めるべきです。そうすることで歯周病だけではなく初期の虫歯にも気づくことができ、重症化を防ぐこともできます。
歯周病の症状は歯肉、口の中に炎症を起こして出血があったり、口臭があったりすることです。歯周病が進むと歯槽膿漏になって固いものが噛みづらくなるのですが、そういった症状を歯周病といいます。原因は歯医者で抜いた歯をそのまま放置してケアを怠ったり、噛み合わせの問題であったり、病気であったり、喫煙や治療後の衛生環境が悪いことです。患者さんがやるべきケアは、歯磨きをすることや定期健診を受けることです。特に定期健診ではブラッシング指導を必ず受けた方がいいと思います。患者さんに知っておいてほしいことは、喫煙は歯周病に悪影響があることです。タバコは歯槽膿漏に直撃するので、減らすかやめるかで大きく状況が変わってきますし、タバコを吸うことで歯周病の進行速度も変わります。
歯周病は痛みなく進行します。気づいたときには骨が溶けている状態になってる人が多いですね。わかりやすい症状があれば歯科医師を受診するんですが痛くなければ受診しない事が多いので、気づかず進行することがほとんどですね。歯周病を防ぐには3ヶ月に1回くらいの目安でチェックしていただけると良いですね。治療の基本はクリーニングです。お口の中の清潔を保つことで予防や早期発見につながりますので、定期的な診察が大切です。
歯周病の原因細菌は、酸素を嫌う菌で、歯肉の中の歯石や何日も除去できていない歯垢の奥底に潜んでいます。そして歯と歯茎の隙間である歯周ポケットの深いところは、酸素が届かないために歯周病菌が好んで住みつき、繁殖しやすいという特徴があります。この細菌が繁殖すると歯周ポケットはさらに深くなり、歯の周りの骨が破壊されて歯が抜けてしまいます。歯周病の基本的な治療は歯ブラシによる歯磨き、歯石の除去、腫れた歯肉を引き締めるための歯ブラシによる歯肉のマッサージといった3つの方法を継続して行ってもらいます。特に、歯肉を引き締めるためにはマッサージが大切です。当医院ではその人にあった歯磨きの方法を指導します。このようなセルフケアと定期的なメンテナンスによって、歯周病の治療を行います。
歯周病というのは感染症です。歯周病の予防には歯磨きや定期的なクリーニングを続けることと、歯周病になりにくい食生活を送ることが大切ですね。人間の身体というのは、酸性に偏ると細菌感染しやすくなります。酸性に偏る食事というのは肉類や乳製品ですね。反対に身体をアルカリ性に整えるためには野菜中心の食生活が良いので、日々の食事に配慮することが重要なんです。
歯周病は歯ブラシが歯の根元にしっかり当たらないことで歯垢が溜まっていく、つまりバイキンの死骸ですね、それがびっしりと歯に張り付くことで歯茎がどんどん衰え、痩せていく病気です。虫歯でもなんでもない、歯は綺麗、なのに突然ぐらぐらしてきて最終的には抜けてしまうのです。歯が抜けてしまったら、そこはブリッジやインプラント、入れ歯で補うことになります。歯周病の予防法としては、歯の根本の部分をしっかり磨くことが基本です。しかし、それだけでは少しずつ歯石が溜まってきてしまうので、定期的に歯科医院で歯石を取ることも重要です。患者さんの歯を見ていると、歯のクリーニングに定期的に通っている人ほど歯石がほとんどついていません。逆になかなか歯のクリーニングに通う習慣がない人ほど歯石が沢山ついているんです。ですので、やはり歯科医院でのクリーニングがいかに大切かわかってもらえると思います。また、中には歯磨きをしっかりしているつもりでも上手に磨けていない人もいるんです。そういった歯磨きの落とし穴を見つけるためにも歯科医院でのチェックをお勧めします。当院では、歯磨きのポイントを・柔らかい歯ブラシで根元を細かく・力加減は優しくなど細かく説明していきます。歯ブラシは一般的には柔らかくて薄いものがお勧めです。ただ、人によって合う合わないがあります。一人一人口の中の状態は異なりますので、全員に合う歯ブラシというのはないんです。ですので、ご自分にあったものを見つけるためには色々と試してみてください。基本は小さく柔らかいものです。色々試すと、自分にフィットするとわかると思います。そして、そのフィットする歯ブラシを見つけたら、それで歯磨きを続けましょう。ぜひチャレンジしてみてください。また、歯磨き粉を使えば安心と思ってしまいがちですが、歯磨き粉はあくまで補助の役割で、メインは歯磨きです。歯磨き粉は少し、物足りないくらいでちょうどいいのです。多すぎて口の中が泡でいっぱいになってしまうと、磨けてないのに磨いた気になってしまうので要注意です。
【杉山 裕貴 先生】歯周病とは、その名の通り歯周病菌という細菌が引き起こす疾患です。歯周病は「歯ぐきが腫れる病気」と思ってらっしゃる方も多いのですが、実際は歯の周りにある骨が溶け、歯を失っていく最大の要因となる疾患です。【杉山 冠楠 先生】治療としては、歯石を除去し、汚れを取り除いたり、もしくは外科的・内科的治療もありますが、患者さんご自身がしっかりと歯みがきが出来ていることが前提となります。歯周病は「歯医者さんで治してもらうもの」ではなく、ご自身が歯みがきや歯間ブラシをしっかり扱えなければ悪化してしまうものなんですね。当院ではお口の中の写真をお撮りしてご覧いただいたり、位相差顕微鏡を用い、お口の中の細菌を実際にご覧いただくなど、モチベーションを維持してもらえるような取り組みをおこなっています。【杉山 裕貴 先生】歯周病は全身疾患と関わりがあり、特に糖尿病とは密接な関係にあります。重度の歯周病を患っている方で、糖尿病の状態について自覚のない方も少なくありませんが、糖尿病を治さないことには歯周病が治ることはありませんし、その逆もまたしかりです。お口の中だけではなく、全身の状態に気を配っていくことも大切になります。
最近はお子さんたちへのフッ素塗布などをはじめとした予防意識が広まり、むし歯に悩む方はずいぶん少なくなりました。一方で、日本人が歯を失う大きな原因となっているのが歯周病です。歯周病は成人の約8割がかかっているといわれますが、実は毎日の歯磨き習慣を見直すことでコントロールできる病気でもあります。ブラッシングが十分でなく、歯の表面にプラーク(歯垢)が残ってしまうと、やがて歯肉が炎症を起こして出血などがみられるようになります。これを予防するには毎日きちんとブラッシングすることが大事なのですが、磨いているつもりでも歯ブラシがきちんと当たっていなかったり、たとえば右利きの方ではどうしても右側の磨き残しが多くなったりします。こうした現状を踏まえ、私がみなさんにおすすめしているのが“電動歯ブラシ”です。最近の電動歯ブラシは優秀ですから、歯に軽く当てるだけで表面に付着した汚れをしっかり落としてくれます。機械ならではの細かい振動は人の手で再現することが難しいですし、時間がくると歯ブラシが自動的に止まるので“磨き過ぎ”を防止できることもポイントです。本体が1つあれば毛先部分を複数購入してご家族みなさんで使うこともできますので、コストパフォーマンスにも優れているのではないでしょうか。初めて購入される場合は、ヘッド部分が小さめでラウンド型のものがオススメです。
歯周病は、大きく2つに分かれます。1つは、口腔常在菌と言われるお口の中に常にいる菌が大量に繁殖し、歯周病の症状が起こるもの。もう1つが、歯周病原菌と言われる特定のリスクの高い菌に感染を起こし、歯周病になっているものです。前者については、正しい歯みがきをおこない、スケーリングをすれば症状は改善します。ただ単に清潔でないから起こるものですから、お口の中がきれいになれば治っていくんですね。それに対し、要注意なのが後者です。こちらは感染を起こしている菌を除去しないことには、いくらスケーリングをしても治ることはありません。お口の中の菌を特定し、それに対応する抗生剤を打つといった、しかるべき対応をすることが不可欠となります。歯みがきをきちんとすることは大前提です。しかし、歯周病原菌の感染によって起こる症状は、それだけでは治ることはありません。歯周病の検査および菌を特定する検査をおこない、順序立てて治療を進めることのできる歯医者さんを選ばれるべきかと思います。
歯周病は 口内の細菌によって引き起こされる炎症性疾患です。特定の細菌によるもので、歯磨きをしていても磨き方次第では歯周病になってしまうこともあり得ます 。無症状に進行していくことが多いですが、歯茎からの出血や歯茎の痛みで歯科医院を受診される方もいます。放置してしまうと、歯がグラグラとして最終的には骨が溶けて歯が抜けてしまうこともあります。歯周病 の治療は、原 因となる歯の汚れである歯垢や歯石の除去をしていくことが基本となります。歯周病が進行して重度の方は歯周内科治療を併用することもあります。薬で口内の細菌を減らしてから歯科衛生士によるクリーニングを行 い、 その後もメンテナンスを継続していくことが大切です。歯周病を予防するためには、やはり定期的な検診の受診と毎日の歯磨きが望ましいです。歯磨きを徹底することはもちろんなのですが 、患者さんが毎 日しっかり歯磨きをしていて も、どうしても磨き残しはあるものです。磨き残しをなくすため、磨く順序なども含め歯科医師及び優秀な歯科衛生士が歯ブラシの当て方なども指算しますよ。
むし歯以外に歯を無くす最大の原因の一つには「歯周病」が挙げられます。歯周病は強い症状が出ることは稀なので、自覚症状がないうちに進行していき、気づいたときには遅い病気です。いきなり歯周病になるのではなく、段階的に進行して歯が抜け落ちていきます。そうならないためにも、20代30代からできるだけ早く歯周病の状態を把握することで、将来に歯を残せる本数や可能性が劇的に変わってきます。歯周病を予防するケアについて普段の歯磨きはもちろん大切ですが、一度ついてしまった歯石を歯ブラシで取ることは不可能なので、定期的に歯医者さんで取ってもらう必要があります。なぜ早めに歯周病を治すべきなのか?それは入れ歯が入りづらくなったり、インプラントが打てなくなったり、対応が遅れると治療の選択肢が狭まるからです。ちなみに歯周病の進行によって神経をとった後は症状が出ないため注意が必要です。歯周病予防でいちばん大切なのは『現状把握をすること』。どのくらい歯周病が進行しているか自分では把握できないため、歯医者さんへ行ってレントゲンでの診断や歯茎の検査をして、進行状況を把握することが重要です。もし歯周病が進んでいるのであればそれ以上進ませないように治療をして、全く進んでいないのであればメンテナンスをしていくことになります。
歯周病は、感染により歯ぐきや顎の骨が溶けてしまう病気です。人口の約8割がかかっているともいわれる、とても身近な疾患なんです。遺伝的な要素もありますが、多くは「歯に対するケアが不十分」なことが原因です。子供の頃から歯磨き習慣がない、歯並びが悪いなど、歯に対する意識が低く正しい口腔ケアができていない方には、何かしら歯周病の症状が見られますね。ただ、歯周病は「正しいケアで予防できる」ことが確立されている疾患でもあります。大切なのは「患者さん自身が歯のケアに対する意識をもつ」こと。日常のケアの積み重ねが予防に繋がりますので、歯科医院で行うケアだけでは限界があります。日頃から歯磨きなどでケアを行い、定期的に歯科医院でフォローしていくのが理想ですね。
突然ですが、ご自身の口臭について気になったことはありますか?例えば婚活がうまくいっていないのは、もしかしたら口臭のせいかもしれません。というのも、「歯周病は日本人の7割がなる」といわれている病気です。歯周病の原因は歯の磨き残しから起こりますが、歯医者さんへ行って定期的な歯石除去によって防げます。やはり1年くらい来院されないと、どうしても歯石や出血が起こっていまい……。私も実体験として敢えて1年くらい放置してみたところ、半年くらいしてくると気になりはじめ、1年くらい経過すると歯茎から血が出てくることがわかりました。そこで歯科医院に来院し歯石を取ることで血は治まりました。他の歯医者さんでも同じだと思いますが、「3ヶ月に1度は定期検診をしましょう」と言われるのは合点がいくと感じているので、私自身も3ヶ月に1回ほど実施しています。歯周病は歯茎の下にも歯石が溜まってもご自分では取れないので、定期的に取ることが大切です。こういった意識が歯を大切にすることへとつながるのではないでしょうか。歯がグラグラすることに実感がわかないかもしれませんが、歯周病を放置すると口臭が気になるようになります。口臭の嫌なところは、食事や会議の場面などで相手が気づいても指摘しづらいことです。そうすると、知らず知らずのうちに周りの人たちからの評価を下げる可能性もあるかもしれません。ですから、口臭を含めた歯周病の予防も診られるので、エチケットとして相手のためにも自分のためにも、歯医者さんに来てしっかりケアしていただきたいなと思っています。
読んで字の如く、歯周病とは歯の周りの疾患です。つまり、歯そのものに起こるものではなく、歯を支える歯茎や骨に起こる炎症です。原因は非常にシンプルで、細菌による感染です。歯と歯茎の境目には歯肉溝(しにくこう)と言われる溝があります。この溝に歯垢(プラーク)が慢性的に溜まることにより、歯茎に炎症が起こります(歯肉炎)。この段階では歯茎が腫れたり、出血がしやすくなるなどの症状が起こります。この段階までは汚れをきっちり落とすことで改善が期待できますが、放置しておくと炎症反応によって次第に歯と歯茎が剥がれ、いわゆる歯周ポケットが深くなっていきます。こうなると、もう歯ブラシでは届かなくなりますし、やがてポケットの深くに入ったプラークが歯の表面に歯石となってこびりつくようになり、そこに菌がまた付着するといった負のループが起きていきます。この段階までいくと治療は困難なもになりますし、適切な治療を受けることができないと、やがて歯を支える骨が溶けていき、抜歯を余儀なくされるのです。歯周病は根治が非常に難しい疾患です。またその進行は比較的ゆっくりですが、まれに急激に進行してしまうケースも存在します。ですから、歯が生えたら歯医者さんに行っていただきたいですし、セルフケアを心がけていただくとともに、しかるべき施設で、定期的に診てもらいましょう。
歯周病とは、お口の中にいる歯周病菌による感染症で、最終的には歯周組織である骨を溶かし、歯が抜けてしまう疾患です。厚生労働省の統計によると、日本人の成人の8割が罹患していると言われています。しかし、この疾患は重度にならないと痛みが出ないため、気付いた時には手遅れになっていることも少なくありません。昨今、歯周病は全身の疾患にも影響があることが明らかになってきました。メタボリックドミノという言葉があります。メタボリックシンドロームが様々な病気につながっていくことを表した言葉ですが、そのドミノの最初にあるのが虫歯と歯周病と言われています。逆にいえば、虫歯と歯周病を予防する、もしくは進行を抑えることができさえすれば、おおごとにはならないともいえるのです。その意味でも、生活習慣病とも言われる歯周病を予防することには大きな意味があります。
厚生労働省が推進している「8020運動」をご存じでしょうか?「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」です。自身の歯が20本を下回ると、食事などに不都合が生じる上、認知症のリスクが高くなることから提唱されました。歯を守るには、歯周病の予防が欠かせません。歯周病は歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気で、30歳以上の罹患率が80%を超えるといわれています。原因は、磨き残しや歯と歯茎の間の歯垢が原因で起こる細菌感染。悪化すると歯を抜かなければならなくなることもあります。毎日のブラッシングはもちろん、定期的にかかりつけ医の下で、歯垢や歯石の除去などを行い、日頃から予防することが大切です。
歯周病はむし歯などと同じ「細菌感染症」の一種であり、お口の清潔を保つことが治療の基本です。そして、お口の清潔を保つためには、毎日の歯磨きを「正しく」行うことが大事になります。また歯周病は、歯ぎしりや食いしばりといった習慣があると、病気の進行を早めることが分かっています。そのため、正しいブラッシング法を身につけていただいたうえで、歯にかかる力を上手にコントロールしてあげることがポイントになります。歯ぎしりや食いしばりなどがある方については、夜間にマウスピースを装着するなどして、上下の歯に過度な負担がかからないようにするなどの工夫が必要です。また、進行程度によっては、SRP(スケーリング/ルートプレーニング)によって歯石を除去したり、外科的な処置が必要になったりします。こうした大きな治療が必要になる前に、日頃から歯磨きを丁寧に・正しく行っていただくとよいでしょう。
歯周病は歯と歯茎の間に細菌が付着し、歯茎が炎症を起こしている状態を言います。放っておくと歯を支える土台(歯茎/歯槽骨)に影響を及ぼし、歯がぐらぐらしたり、抜歯が必要になったりします。加齢などによって歯を支える土台がもろくなるのは仕方のないことと言えますが、お口の中の細菌を上手にコントロールできれば歯周病の予防につながります。そのため特に自覚症状はなくても数か月に一度は歯科医院に通って、プロの手で歯石や着色汚れを除去する「クリーニング」を受けていただくとよいでしょう。ご自分にはどのようなケアが必要なのかを確認し、定期的なメンテナンスを継続することによって、お口の健康を守っていただきたいと思います。
歯周病は歯磨きを怠るなどしてお口の中の細菌が増え、歯茎に炎症が生じる病気です。主な症状として、歯茎の腫れや歯茎からの出血などが挙げられます。治療の基本は歯垢除去などのクリーニングですが、重症化している場合は歯を支える骨を含めた歯周組織を再生させる治療が適応となります。歯周組織再生療法は2~3年の時間をかけて経過を見ていく必要がありますが、時間の経過に反して歯を支える組織を数十年前の健康な状態に近づけることができます。歯周病はいつもお口の中をきれいにしていることが大切になります。正しい歯磨き方法を身につけるためにも、一度歯科医院にご相談いただくといいでしょう。
むし歯菌は空気が好きなので、歯の表についているのですが、歯周病菌は空気が嫌いな菌なので、歯周ポケットの奥の奥に入っていってしまうんですね。そのため、きちんとプラークコントロールが出来てないと、どんどん菌が奥に入り込んでしまい、結果歯周病になってしまいます。基本的な治療は、歯周検査とレントゲンで骨の減り具合を確認後、スケーリング、SRPを行いながら、セルフケアをしっかりとおこなうこと。これが、治療の一番大切なポイントです。歯周病を予防するためにも、歯科で定期的にチェックすることをおすすめします。
成人の約8割がかかっているとされる歯周病は、お口の中の細菌が原因になって生じる感染症の一種です。症状としては歯ぐきが腫れる、歯がしみるといったものが挙げられ、食べ物をかんだ時に痛みを伴ったり、かみ合わせの悪さなどと相まって知覚過敏になったりします。歯周病が感染症であることを踏まえると、根本的な解決には内科的な治療を行う必要があります。細菌の数をコントロールした上で、歯石の付着を防ぐために歯科医院での定期的なクリーニングを心がけていただくと良いでしょう。「かむ」ことは脳を活性化させて認知症予防になることが分かっており、健康寿命を延ばすことにつながります。1か月、3か月、半年に一度など、ご自分に適したペースで歯科医院に足を運び、お口の健康を守っていただきたいと思います。
歯周病は4つのリスクファクター(危険因子)があり、細菌、局所因子、全身因子、環境因子になります。つまり、歯垢や歯石だけがリスクになるというわけではなく、その他のリスクファクターが重なり合うことで悪化していきます。 噛み合わせや食い縛り、基礎疾患の有無など全身の状態、食生活やストレスなども影響します。歯周病の初期である歯肉炎や軽度歯周炎は自覚症状に乏しく、ご自身ではなかなか気が付きません。冷たいものがしみてきて、虫歯ができたと思って来院される方も多いです。やがて歯茎から血や膿が出る、自覚できるくらいにぷくっと腫れる、歯がグラグラして痛みを伴うなどの症状が出てきます。治療方法としてはレントゲン検査、歯周検査をして状態を把握し、歯石の除去と歯周ポケットの洗浄、歯磨きの指導をします。予防策としてはセルフケアが何より大事になってきますので、毎日の歯磨きをしっかりすることです。また生活習慣と密接な関係がありますので、栄養バランスを考えた食生活を送り、良質な睡眠を取り、適度な運動をして健康的な生活を送ることも重要です。超加工食品や添加物の多い食品を避け、エスカレーターではなく階段を使ったり、ひと駅歩くなど日頃から少しだけ意識してみてほしいです。
歯周病は、歯周病菌とかみ合わせなどの力のバランスが崩れることで引き起こされます。進行すると歯を支える土台となる歯茎や骨を溶かし、歯を失う可能性があるため適切な治療を行う必要があります。歯科医院で行う歯周病治療の基本は、歯科衛生士による除菌(クリーニング)です。一方で患者さんご自身には日々のセルフケアに加えて、食生活や体調管理などをお願いすることになります。歯周病治療は医療者だけが担うものではなく、患者さんが一人でできるものでもありません。歯周病治療は歯科医師・歯科衛生士・患者さんの三者が協力して行っていくものですから、信頼できるかかりつけ医を見つけて、長期的な視野に立って取り組んでいただくといいでしょう。
歯周病は日本人が歯を失う原因のトップで、歯や歯茎に細菌などが溜まり炎症が起きる症状です。歯周病原の主な菌はレッドコンプレックスと呼ばれる病原性の高い3種類の細菌で、以前はすべての菌を滅菌すればよいとされていましたが、現在はその概念が変わり、3種類全てを、それ以外の常在菌も含めて殺菌すべきと言われています。歯周病の治療は細菌の原因となる歯垢や歯石を取り除くことが基本ですが、最近では3DSという治療法があります。上下のマウスピースを作り、就寝時などに殺菌成分のある薬剤を入れるというやり方で、歯周病の治療として高い効果があります。ただ3DS治療も全ての菌に必ずしも有効ではないので、なんの菌が多いのかを的確に診断するところが治療のスタートになります。細菌ではなく真菌(カンジダ)が主な場合は特殊なうがい薬を使うと効果が高いので、歯周病が治りにくい場合は医師に相談し、口内の検査と診断で有効な治療方針を選択できることが望ましいものです。
歯周病の主な原因は「歯に付着した細菌」または「かみ合わせの悪さ」にあり、進行すると歯茎の腫れ、出血、口臭などが生じます。初期には痛みなどの自覚症状がないため、痛みを感じた時には症状がだいぶ進んで歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯周病の原因が細菌であれば、歯茎の状態を確認したうえで歯石除去などの治療を行うことが一般的です。歯周ポケットの奥にも細菌が存在する場合には、SRPや外科的な処置が行われることもあります。一方で、かみ合わせの悪さが歯周病の原因なのであれば、矯正治療や被せ物の作り替えを検討します。歯周病を予防するためには、日々のメンテナンスが大切です。朝・昼・晩の食後には必ず、歯周病予防効果のある歯磨き粉を使って歯磨きをしましょう。このとき、歯ブラシとフロス・歯間ブラシなどを併用すれば、お口をより清潔に保つことができますよ。
歯周病は重篤な状態になると、歯ぐきを切開し、剥離(はくり)して、歯石を根こそぎ除去していく方法が主流でした。もちろん、今もおこなわれている非常に重要な治療ではありますが、以前に比べれば歯周病の治療も多様になってきています。その1つが、当院でもおこなっている歯周レーザー治療です。歯周ポケット内にレーザーを当て、歯周病菌を殺菌するというもので、イメージとしては、胃がんの原因になるピロリ菌を除菌する治療に似ているかもしれません。歯周病菌をレーザーで殺菌することで、腫れを少なくしたり、歯の動揺の改善、歯周ポケットの進行を抑えることが期待できます。何よりの利点としては、麻酔や切開の必要がないことでしょう。高血圧や糖尿病などで特定のお薬を服用されている方に対しても問題なくおこなえるものですから、それは大きな利点と言えるでしょうね。
歯周病はプラーク(歯垢)が大きな要因とされていますが、最近では腸内環境の乱れなど全身の状態が関係していることが分かってきました。どれだけ歯磨きを頑張っても歯周病が改善しない方がいるのはこのためです。歯周病が進行すると歯ぐきからの出血がみられるほか、「腫れた感じがする」「歯が揺れる」などの症状を訴える患者さんもいます。歯周病治療では、最初に歯磨き指導が行われることが一般的です。歯の形や大きさは一人一人異なりますから、それぞれの患者さんに合った歯磨き指導を行うことが理想です。正しい歯磨き法を継続しても症状の改善がみられない場合は、重症度に応じてプロの手によるクリーニングや外科手術が行われます。歯周病を予防するためには、ご自分のお口の状態や歯磨きのクセを踏まえて、正しい歯磨き法を身につけることが大事です。さらに歯科医院での定期検診を心がけ、お口の健康を維持していただきたいと思います。
歯周病は口腔内の細菌感染によって歯肉に起こる炎症です。これが進行すると歯を支えている骨が溶ける、歯を失うなどの重症に発展します。細菌をいかに減らすかがキーポイントで、ご自身でやっていただくケアと、歯科でのプロフェッショナルケアの両面が肝要です。ご自宅でのケアはまず、毎日きちんと歯磨きをする、歯ブラシや歯間ブラシは正しく使っていくこと。歯ブラシで磨いた後に歯間ブラシで歯の隙間もケアします。デンタルフロスを用いてもいいのですが、ご自身で使うには少々難しい面がありますので、歯間ブラシのほうが扱いやすいと思います。しかしご自身のケアだけでは、磨き残しなどの汚れはどうしても多少残ってしまいますので、定期的な歯科の受診で歯石を取るなどのクリーニングやメンテナンスも行っていくことが重要です。
歯周病は重度になると歯肉が腫れる、出血するなどの症状があり、進行すると顎の骨が溶けてしまうくらい重症化します。歯周病の原因は細菌で、実は感染性や病原性の低いものは子どものうちに感染しています。成人してから強い病原菌の細菌に感染するケースが多く、口移しなども原因のひとつです。歯周病を予防するにはとにかく日頃のケアが大切で、毎日の歯磨きをしっかりすることと、定期的なメインテナンスで口腔ケアを行うことです。歯周ポケットが深い場合も、アプローチ治療をしていくことで歯周ポケットの深さを減らすこともできます。重症化してしまった場合、最近では溶けてしまった顎の骨を再生させる技術も確立されておりますが、全てのケースで保険適用になるとは言い切れません。歯周病原菌が歯周ポケット内の血管から動脈に入ってしまうと、動脈硬化を起こす要因にもなります。そうなれば脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクも高まり、糖尿病もある場合は透析になりやすくなります。それらを防ぐために歯周病の管理、歯科の視点から糖尿病の管理も必要と言えるところです。
歯周病は奥歯を食いしばることによる「噛み癖」や顎関節症などが原因で発症します。冷たいものを口にしたときに歯がしみたり、痛みを感じたりする知覚過敏も、食いしばりが原因だといわれます。最近は食いしばりや歯ぎしりが歯周病を助長することが分かってきたため、こわばった筋肉にボツリヌス菌を注射して、筋肉の緊張をやわらげる治療などが行われています。
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歯周病検査や症状の悪化を抑えるための定期的な通院が大切
歯周病は、歯茎の部分に汚れが溜まっていることが一番の原因です。プラークや歯石が溜まり、歯茎に炎症を起こします。その炎症によって、歯の骨にまで影響が出てしまうことが歯周病です。症状として、最初に出血が見られます。細菌が入りこむと出血が起こり、その後痛みや腫れが出てくることが特徴的です。その歯茎の出血後では、歯周ポケットが徐々に深くなります。そして、骨が少しずつなくなり、最終的には歯がグラグラして抜けてしまうという症状が起きます。
全部の歯に症状が均一に進むより、部分的に進行することが多いです。もし、自分で判断できない場合は歯医者で診察を受けましょう。歯石になってしまうと自分で取ることはできません。歯石取りは歯医者で行ってもらい、歯周病検査で現状把握していきます。治療後は、定期的に3ヵ月~半年の健診、掃除が必要です。これは、国が推奨している期間です。歯周病は慢性的な疾患のため、完治させるのではなく、安定させることを目指します。症状が悪化しないように、定期的に管理を行い、コントロールすることが大切となるでしょう。