歯科医院は熾烈な生存競争が繰り広げられているのが現状です。今や歯科医院の数はコンビニより多く、正しい集客をおこなうことは生き残るための必須事項と考えていいでしょう。
「具体的な集客の方法がわからない」
「どうしたら来院数を増やせるのだろう」
集客に悩む歯科医院は増加する一方です。
本記事では、オフラインの集客、オンラインの集客を組み合わせて効果的に集客する方法や、集客のコツ、歯科矯正を受けようとする患者の心理まで徹底解説しています。
本格的な集客対策への取り組み方、新規顧客の獲得方法、リピーターの増やし方など、集客初心者にもわかるように具体的な方法を紹介しているので、集客に悩まれているなら参考にしてください。
この記事の内容
矯正歯科の正しい集客とは
現在では歯科医院はコンビニの数より多いのをご存知でしょうか?
以下が全国の歯科医院の総数になります。
画像引用:Ⅰ 医療施設調査 1 施設数
一方コンビニは以下になります。
画像引用:コンビニエンスストア 統計データ
全国の歯科医院68,500軒に対して、コンビニの数は55,931軒です。この数字からわかるように歯科医院は飽和状態であり、生き残りをかけた競争は激化しています。歯科医院にとって集客は病院の存続をかけた最重要課題なのです。
正しい集客方法を学び患者を確保することは、歯科医院が生き残るための必須事項でしょう。歯科医院も適切なマーケティングやプロモーションをおこなうことが必要です。
正しい集客方法
- オフライン集客の方法
- オンライン集客の方法
詳しく解説していきます。
矯正歯科の集客の前に確認すべきこと
マーケティングやプロモーションには費用がかかります。費用をかけて集客に成功しても、歯科医院になにかしらの問題があると、せっかく来院してくれた患者をリピーターにつなげることが難しくなります。
考えられる問題点は以下の2つです。
- スタッフの対応に問題はないか
- 病院の内装や設備に問題はないか
自院に問題点があると考えられるなら、本格的なマーケティングやプロモーションに取り組む前に問題点の解決を優先しましょう。問題点を先に解決しておくことは集客を成功させる近道になると考えられます。
スタッフの対応に問題はないか
歯科医院は病院ですが、ある意味サービス業であることを忘れてはいけません。歯科医院が狙う顧客ターゲットは自費診療の患者と考えてもいいでしょう。自費診療の患者は高額な治療費を払います。
はじめて行った歯科医院の医師やスタッフの対応が悪ければ、高い治療費を払って、その歯科医院に通院しようとは思いません。経営者である院長はつねに病院内のスタッフの教育に力を注ぐ必要があるのです。
自費診療を望んで来院した患者を逃すことは、自院にとって大きな損失になります。また、患者を逃がすだけではなく「あそこの病院は態度が悪い」という悪評が広まる可能性も考えられます。
悪い口コミはあっという間に広がるため、その後にマーケティングやプロモーションで集客をおこなっても無駄な努力になる可能性も考えられるでしょう。本格的な集客をはじめる前に自院の問題点の抜本的な解決が必要です。
病院の内装や設備に問題はないか
患者が良い印象を持たない歯科医院の特徴。
- 壁紙が変色している
- フローリングやフロアタイルが汚い
- 待合室のソファが破れている
- 観葉植物が枯れている
- 診察室が乱雑
歯科医院で重要なのは清潔感です。清潔感のない歯科医院に好んで通院しようという患者はいません。壁紙やフローリングの張り替え、ソファの入れ替えなど設備面にも注力することは経営を考える上で重要になるでしょう。
多くの歯科医院は設備面にも力を入れています。最新の医療機器や個室の導入、キッズスペースの完備などが挙げられます。経営努力をしている歯科医院に遅れをとらないように自院の設備を見直すことは課題のひとつです。
矯正歯科のオフライン集客
年代によっては、WEBを使わない、地域に根差した歯科医院に通いたいという患者もいるため、チラシの配布などオフラインの集客も欠かせません。看板の設置は自院を知ってもらうために非常に有効な集客の手段になるでしょう。また、広告の出稿の際に注意するポイントも解説します。
オフライン集客
- 新聞・チラシ
- チラシ作りの注意ポイント
- 看板
新聞・チラシ
インターネットを使わない人や、歯科医院の周辺地域に住む人に有効なのが、新聞やチラシといった紙媒体の宣伝です。
メリット
- 高い確率で手にとってもらえる
- 周辺地域にピンポイントで配布できる
デメリット
- 割高になりやすい
- 住人や集合住宅の管理人からクレームがくる
紙媒体のチラシはゴミになってしまう可能性があります。郵便受けにはたくさんのチラシが投函されるため、チラシを見ないで捨てる人も多いのです。そのなかで見られるチラシにするには、他のチラシとの差別化をはかることです。
ノベルティをプラスするとチラシを見てもらえる可能性が上がります。
- ポケットティッシュ
- 歯ブラシ
費用対効果を考えながら、他院との違いを打ち出すことで意味のあるチラシの配布ができるでしょう。
チラシ作りの注意ポイント
令和3年3月25日より施行された改正医療法により「医療広告ガイドライン」も更新されました。
ガイドライン基本的な考え
広告を行う者の責務
医療広告を行う者は、その責務として、患者等が広告内容を適切に理解して、適切に治療等を 選択できるよう、客観的で正確な情報の伝達に努めなければならない。さらに、広告は患者の受 診等を誘引するという目的を有するものの、患者等の利用者へ向けた客観的で正確な情報伝達の 手段として実施すべきであり、また、医療機関等が自らの意思により行う必要がある。
引用:https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000927804.pdf
広告を通して客観的で正確な情報を伝達する必要があるのです。
禁止されている広告
(ⅰ) 比較優良広告 (ⅱ) 誇大広告 (ⅲ) 公序良俗に反する内容の広告 (ⅳ) 患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告 (ⅴ) 治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の – 2 – 写真等の広告
引用:https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000927804.pdf
たとえば「当院での治療は一切痛みを伴いません」は客観的な事実ではないので記載するのはNGです。
また、チラシを作る前には「医療広告ガイドラインQ&A」にも目を通しておきましょう。
看板
看板の設置は従来からある集客手法のひとつです。有利な設置場所を選択できれば、多くの人に見てもらうことができて医院の認知度が上がります。
メリット
- 1度設置すれば長く使用できる
- 繰り返し見てもらうことで無意識に覚えてもらえる
デメリット
- 看板がサビる・汚れて見にくくなる
- 掲載できる情報量に限りがある
看板を設置する際は必要な情報をわかりやすく掲載することや、定期的なメンテナンスが必要です。看板が汚れていると医院自体の印象が悪くなるため注意しなければいけません。
看板は無意識に覚えてもらえるため、歯科医院を探す際に「そういえばあそこに歯科医院があったな」と思い出してもらえる効果があります。また、看板の存在は知名度の向上に役立つため集客につながる可能性は高いでしょう。
矯正歯科のオンライン集客
スマートフォンの普及により、歯科医院に来院する前にネット上でさまざまな情報を集める患者が増えています。チラシや看板の設置などオフラインの集客にも効果はありますが、オンラインの集客、拡散力には及びません。
歯科医院の集客は年々厳しくなっている現状を考えると、オフラインの集客だけでは限界があるため、オンラインを活用した集客が必要不可欠なのです。
オンライン集客とは以下のことを指します。
- ホームページ
- ポータルサイト
- SNS
- Googleマイビジネス
- リスティング広告
ホームページ
オンラインからの集客を考える場合、最初にホームページを作ることからはじめます。インターネットが普及している現在では、ホームページはネット上の歯科医院の玄関だと考えられるからです。
ホームページなくしてオンラインでの集客は無理だと考えましょう。もしホームページを作っていない場合は早急に作成する必要があります。スマートフォンの普及に伴い、歯科医院を探す際はほとんどの人がWEBで検索する時代です。
充実したホームページを持つことは集客での大きな強みになるでしょう。また、充実したホームページは患者に安心感を与えます。ホームページがない、ホームページが雑なものだと患者は不安を覚えるでしょう。ホームページの存在は集客に大きな影響力を持っています。
ホームページに掲載する事柄
- 最寄り駅からのアクセス
- 駐車場の有無
- 得意としている治療
- 治療設備の情報
- 病院のコンセプト
- 院長やスタッフの情報
ホームページに治療内容、費用、得意な分野、院長やスタッフの写真を載せることで患者は安心して来院を決めることができます。内容が充実しているホームページの存在は来院を決める判断材料になるでしょう。
ホームページを作成したら適切なSEO対策をとる必要もあります。
SEO対策(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化とも呼ばれ、Googleなどの検索エンジン上で検索をしたときに自社サイト・ページを検索結果の上位に表示させるための対策です。
検索結果で上位表示されることで、自院のホームページを確認してもらえるチャンスが増えて、認知度の向上につながるでしょう。
歯科医院のSEO対策は重要!おこなう際のポイント3つや注意点を紹介ポータルサイト
ポータルサイトの「ポータル」とは玄関、入り口という意味があります。WEB上ではインターネットにアクセスする際に、最初に訪問するサイトのことをポータルサイトと呼びます。代表的なポータルサイトはGoogleやYahoo!の検索エンジンサイトです。
矯正歯科にも専門のポータルサイトがあります。日本全国の都道府県ごとにエリア分けされ各エリアに存在する歯科医院の以下の情報がチェックできます。
- 所在地
- 診療時間
- 地図
- サービス内容
- 口コミ
- 各医院のホームページを見ることもできる
ポータルサイトのメリット
- 認知度のあるサイトに登録することでサイト集客をしなくてもいい
ポータルサイトのデメリット
- 掲載料が高額になる場合がある
SNS
今やSNSの運営は集客には外せないと考えるのが正解です。
代表的なSNSは以下になります。
- LINE
それぞれの特徴と集客方法を見ていきましょう。
Instagramは写真や動画がメインのビジュアル重視のSNSで視覚に訴える写真をメインに発信します。
- 待合室・治療室の写真
- 治療の様子
- ビフォーアフターの変化
たとえば、ホワイトニングのビフォーアフターを写真で投稿すると、ホワイトニングに興味がある潜在的なユーザーに訴えることができるでしょう。Instagramには10〜50代の比較的美意識の高いユーザーが集まっています。ホワイトニングや、矯正歯科、審美歯科の写真の投稿は興味を持って見られると考えていいでしょう。
また、文字投稿もできるので、ノウハウや豆知識なども投稿できます。プロならではの目線で正しい情報発信をすることで、ユーザーに「この歯医者で治療してもらいたい」と思ってもらうきっかけになるのです。
Twitterはリアルタイムな情報を入手できるSNSで投稿できる文字数は1投稿につき140文字以内、写真は4枚以内になります。Twitterにはリツイート機能がありSNSのなかでは1番拡散力が強いことが特徴です。
ビジネスアカウントとしてTwitterを運営する場合は、プロモーション機能を利用すると医院の認知度を時間をかけずに上げることが可能です。ただ、プロモーション機能は費用がかかるので注意してください。
Twitterにはいくつかの課金方法があります。歯科医院が利用する際は、以下の課金方法が有効です。
- クリック課金
- インプレッション課金
- エンゲージメント課金
自院の目的に合わせて課金方法を選ぶといいでしょう。
しかし、プロモーション機能は表示しないように設定する人もいるため、院長自身の個人アカウントでTwitterを運営することで、時間はかかりますが院長の人柄に人気がでるとフォロワーも増えていくでしょう。
歯を守るためのアドバイスなど、ユーザーに対するお役立ち情報を毎日定期的にツィートすると、ユーザーが親しみを感じてくれ自然と集客につながるでしょう。
Facebookのアクティブユーザーは、ミドル層、シニア層が多いのが特徴です。Facebookは実名登録が原則で、ユーザーのおおまかな現住所までわかる点が他のSNSと異なります。Facebookは地域のユーザーとつながることができるのが大きなメリットです。
具体的な活用方法として歯科医院のFacebookページを開設します。Facebookページでは内容の濃いコンテンツを投稿しましょう。写真と文章で歯科矯正についての詳しい情報を説明することがFacebookユーザーに好まれるからです。
Facebookページと自院のホームページをリンクさせることで、ホームページの閲覧数も増え自院を認知してもらえる可能性が高まります。ミドル層、シニア層は歯に問題を抱えている人も多いためFacebookの活用は大きな集客アップにつながる可能性が高いでしょう。
LINE
日本で最も多くの人が利用しているSNSがLINEです。LINEは日常的に見るものなので集客の訴求効果は高いといえるでしょう。
まず歯科医院のLINE公式アカウントを作成します。LINE公式アカウントに登録してくれる人を増やすために、自院のホームページにLINE公式アカウントのリンクを設置します。LINE公式アカウントはメッセージの一斉送信や、タイムラインに情報発信ができます。
LINE公式アカウントに登録してくれたユーザーは、その歯科医院のファンになってくれた人です。内容の濃いメッセージを発信することで、実際の来院につながる可能性が高い潜在的な顧客だといえるでしょう。
メッセージを見ない人もいますが、タイムラインに流れてくる投稿や動画は見るという人もいます。院内の様子や、口腔ケアに関する情報、歯に関する有益情報などを定期的に投稿することがLINE活用のポイントです。
Googleマイビジネス
Googleマイビジネスの集客はとても重要な集客方法です。GoogleマイビジネスでMEO対策をとることは、歯科医院の今後を左右するものだと考えていいでしょう。
MEO対策とは「Map Engine Optimization」の略で、自社の店舗をGoogleマップ検索やローカル検索にて上位表示させるための施策です。MEO対策は、ローカルSEOといわれることもあります。
たとえば「渋谷区 矯正歯科」で検索した場合、一般のホームページよりも上部にグーグルマップと歯科医院の情報がリスト表示されます。
矯正歯科というキーワードで検索しているため、ユーザーの参考になりそうな矯正歯科に関する口コミも表示されます。
「渋谷区 矯正歯科」など「地名+業種」「近くの+業種」で検索することをローカル検索といいます。表示されるローカル検索結果をローカルパックといい、上位3位以内に表示されるとユーザーからクリックされやすいのです。
ローカル検索で上位に表示させるための対策をとることがMEO対策です。
MEO対策について詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてください。
Googleマイビジネスは、Googleマップ上に施設やお店の情報を無料で掲載できるサービスで、集客力を高めたいのであれば、今すぐ取り組むべきツールです。
リスティング広告
リスティング広告とは「検索連動広告」のことです。ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果の上や下に表示される広告を「リスティング広告」と呼びます。
引用:初心者でもわかるリスティング広告とは?費用から運用のやり方まで徹底解説!
リスティング広告の活用は効果が高い集客方法です。GoogleやYahoo!で検索したときに最初に目にとまるのでユーザーがクリックする可能性は高いでしょう。一方リスティング広告はコストがかかります。
費用対効果を考え、いくらくらいの費用をリスティング広告に使えるかを判断しながら利用することが大切です。長期間使うのではなく、まずは試験的に取り入れてみるのもひとつの方法です。
矯正歯科の集客アップのコツ
歯科医院の生き残りを考えた際、集客アップのコツを考えることは最重要課題といえるでしょう。保険診療の患者だけではなく自費診療の患者を増やすことや、リピーターを増やすことも考えながら集客をおこなうことが重要です。
集客アップのコツ
- 自費診療患者の集客
- リピーターの獲得
自費診療患者の集客
現在の歯科医院が抱えている問題は周辺の歯科医院との患者の取り合いです。また、保険診療だけでは経営が厳しくなる可能性があることも問題のひとつでしょう。自費診療の患者を増やすことは歯科医院の今後の経営を考えた場合に外せない課題になります。
インプラント
高額な治療費がかかってもインプラント治療を考える人は多数います。インプラント治療を望む患者を集客することは歯科医院にとって大きなメリットになるでしょう。しかし、インプラント治療を考える患者は、さまざまな歯科医院の評判や情報を比較検討します。
患者が歯科医院の比較検討をした際、選ばれる歯科医院になることが重要です。技術面の向上はもちろんですが、日頃のマーケティングやプロモーションの地道な努力の結果、自費診療の患者に選ばれる歯科医院になることができるでしょう。
ホワイトニング
ホワイトニングは歯科医院だけではなく、専門のクリニックやエステサロンでも施術が受けられます。競合が多いため競合他社の料金や効果を調べる必要があります。競合のなかで選ばれる歯科医院になるには自院の強みをアピールすることが大切でしょう。
自院でホワイトニングをするメリットを伝えることが重要です。「ホワイトニングは歯の専門家である歯医者でやってもらおう」と感じてもらえるような集客をするのが理想的です。
リピーターの獲得
患者のリピート率を上げることは集客の基本です。患者がリピートしない歯科医院は医院自体に問題があると考えられます。新規患者の集客に成功したら患者に「快適な歯医者だ」と思ってもらう努力が必要でしょう。
リピーターを獲得するための施策を以下で紹介します。
歯科医院向けの予約システムの利用
歯科医院に特化した予約システムを利用することで、患者やスタッフのタスクを軽減することができます。さまざまな予約システムが存在するので、費用、サービスなどを踏まえて自院に合っているサイトを選択しましょう。
キャッシュレス決済を取り入れる
歯科医院ではキャッシュレス決済を取り入れることは必須です。自費診療の場合、治療費は高額になります。その際クレジットカードで支払いができると患者は非常に便利だと感じるでしょう。キャッシュレス決済の導入は患者にとってプラスに働きます。
また、支払い方法で歯科医院を選ぶ患者もいるため、キャッシュレス決済の導入は大きな意味があります。
具体的なキャッシュレス決済は以下の3つです。
- クレジットカード
- 交通系ICカード(Suica、Pasumo)
- バーコード決済(PayPay)
待ち時間を快適にする
予約したのに長時間待たされると不快に思う患者は少なくありません。待合室に子供が多い場合もうるさいと感じる患者もいます。子供が多い歯科医院ならキッズスペースを確保して飽きさせない工夫をすることも大切になるでしょう。
また、待ち時間をできるだけ心地よく過ごしてもらえるように、患者の年齢層に合わせた雑誌や本、漫画を用意するのもひとつの方法です。快適に待ち時間を過ごしてもらうには、予約間隔の見直しや待合室の設備を工夫することも、リピーター獲得のために重要な課題だといえます。
矯正歯科を考える患者の心理
ここからは患者目線で矯正歯科を考えていきます。患者目線で考えることで集客のヒントにつながることもあるかも知れません。患者が感じている矯正歯科に対する不安を見ていきましょう。
患者の心理
- 矯正歯科に対する不安
- 矯正歯科をはじめるタイミング
- 患者が矯正歯科を選ぶポイント
矯正歯科に対する不安
矯正歯科に対する患者が感じる不安
- 治療費
- 治療中の見た目
- 治療期間
- 痛み
治療中の見た目を気にする患者は多く、歯列矯正を躊躇する一因です。歯列矯正では、金属のワイヤーとブラケットを基本とした矯正装置がまだまだ一般的であるといえます。他院と差別化をはかるためには、マウスピース矯正、裏側矯正などの治療方法の導入が有効な手段になるでしょう。
矯正歯科をはじめるタイミング
実際に歯列矯正をはじめるタイミングは、子供の歯並びを気にして親が決断するパターンがあります。永久歯に生え変わる小学生、思春期の中・高生が親とともに相談することが多いのです。
大学生や社会人になってから自分の意思で決断するパターンもあります。歯列矯正のターゲットの年齢層は、小学生の親世代、大学生や新社会人で年齢は20〜40代と考えて集客の戦略を考えることが重要でしょう。世代的にWEBに抵抗がないと考えることが妥当です。
マーケティングやプロモーションをおこなうことは、歯列矯正の集客で成功する可能性が高いといえるでしょう。また、コロナ禍のなかマスクをすることが日常的になり歯列矯正をはじめる患者が増えている今、矯正歯科は新規の集客のために広告に力を注ぐべきでしょう。
患者が矯正歯科を選ぶポイント
患者は実際にどのように矯正歯科を選ぶのでしょうか。高額かつ長期間の治療となる歯列矯正では、患者も医院選びに慎重になるのは当然のことでしょう。
患者が矯正歯科を選ぶポイント
- 矯正の認定医がいる医院
- 実績が豊富(治療項目の多さ)
- 治療費
- 口コミ
- 自宅や職場からの距離
実際の矯正歯科の探し方は80%以上がWEBで検索したというアンケート結果もあります。矯正歯科がオンラインで集客をおこなうことは間違いではないのです。マーケティングやプロモーションで歯列矯正を考えるターゲットに訴求することは有効な集客の手段になるでしょう。
まとめ:矯正歯科にとってオンライン集客は今後ますます重要になる!
矯正歯科の集客方法を解説しました。
集客のポイント
- 集客する前に自院の問題点の解決
- オフライン・オンラインを組み合わせた適切な集客をおこなう
- 自費診療の患者を増やす
- 矯正歯科を考えている患者の心理を知る
オンライン集客は手間がかかるものもありますが、手間をかけることで他院との差別化をはかることは、結果的に新規患者の獲得につながります。オンライン集客に力を入れることは、今後ますます重要になるでしょう。
オフライン集客、オンライン集客を組み合わせながら自院に合う集客方法を見つけて新規患者の獲得を目指してください。