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  • 片頭痛

安易な鎮痛薬の使用は要注意。つらい痛みは専門家に相談を

片頭痛は<片>方の<頭>が<痛>むと書くため、片側にしか頭痛が起きないと思っている方もいらっしゃいますが、頭の両側に起きる場合も多く、肩付近や頭全体などに痛みが起きる場合もあります。原因としては、月経、運動、飲酒、睡眠不足、精神的なストレスなどがきっかけになり、三叉神経から「CGRP」という物質が放出され、頭部の血管の炎症や拡張が起こり、頭痛が起きると考えられています。
片頭痛の痛みは「ズキズキ」「ドクドク」などと表現されますが、「重い感じ」「締め付ける感じ」など様々です。頭痛に吐き気を伴ったり、めまいがしたり、匂い・音・光に敏感になる、目がチカチカするような感じがある場合は、片頭痛が疑われます。仕事、家事、勉強の集中力やパフォーマンスが低下したり、頭痛が原因で学校や仕事を休んだりしなければならないなど、日常生活に支障が出ている場合は、頭痛外来の受診をご検討ください。
片頭痛に対する治療薬は、近年、新しい鎮痛剤、注射薬など様々な治療方法が登場しており、個々の症状、希望、ライフスタイルに適した治療を選択する必要があります。自己判断で市販の鎮痛薬などを過剰に使用すると「薬物の使用過多による頭痛」を合併し、頭痛が悪化する場合があるので、ご注意ください。また、十分な睡眠を取ったり、飲酒を控えたり、適度な運動や食事をすることも頭痛の発症予防や改善につながりますので、規則正しい生活を心がけていただきたいと思います。

原 大祐 院長  
はら内科・脳神経クリニック
原 大祐 院長  
墨田区/両国/両国駅
●内科 ●脳神経内科 ●老年内科 ●脳神経外科
  • 糖尿病

「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へ

糖尿病はほぼ無症状で進行する病気
糖尿病は多くの場合、初期段階ではほとんど症状が現れません。巷でよく耳にする「口渇(のどの渇き)」や「多尿」といった症状は、実は病気がある程度進行した段階で見られるサインです。このため、知らないうちに病状が進行してしまい、発見が遅れるケースも少なくありません。そのため、定期的な健康診断で血糖値をチェックし、早期発見と対策を行うことが重要です。

治療の進化と血糖コントロールの向上
近年では、糖尿病治療薬の種類が格段に増え、より効果的に血糖値をコントロールできるようになっています。インスリン注射や経口薬に加え、GLP-1受容体作動薬などの新しい薬剤も登場し、個々の患者に適したアプローチが可能です。また、血糖値が上がりやすい原因についての研究も進み、食事や生活習慣の改善によって薬に頼らず血糖値を安定させる方も増えてきています。

生活習慣改善による血糖コントロール
糖尿病は食生活や運動習慣、ストレス管理などの生活習慣が密接に関係しています。例えば、食後高血糖を防ぐために低GI食品を選んだり、食物繊維を多く含む食事を心がけたりすることが効果的です。また、定期的な運動はインスリンの感受性を高め、血糖コントロールに役立ちます。こうした生活パターンをひとつずつ見直していくことで、必要最小限の薬で管理できるケースも少なくありません。

「寛解」という新しい概念
かつては「一度発症したら一生治らない病気」というイメージが強かった糖尿病ですが、最近では特に海外を中心に「寛解(かんかい)」という考え方が注目されています。糖尿病の寛解とは、薬を使わずに血糖値やHbA1cなどの指標が安定し、糖尿病の診断基準を満たさない状態が一定期間続くことを指します。糖尿病は「治らない病気」から「寛解できる可能性のある病気」へと認識が変わりつつあります。

矢野 宏行 院長
やのメディカルクリニック勝どき
矢野 宏行 院長
中央区/勝どき/勝どき駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診
  • 糖尿病

どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切

血糖が正常より上昇してしまう糖尿病は適切に治療を行わない場合には、血管が固く、狭くなり、長期的には腎臓病、心臓病、脳卒中など全身の病気に進展してしまいます。このような合併症を防ぐために早期の発見、治療開始が重要になります。
糖尿病は大きく分類して1型と2型があります。一般的に多くみられる糖尿病は2型糖尿病となります。2型糖尿病は過食や運動不足といった生活習慣によって血糖が上昇して発症することが多いですが、実は発症しやすい体質も大きくかかわっています。生活習慣を改善させようと努力されていてもなかなか改善しない場合には、こうした患者さん個人の体質にも配慮した治療が必要であると考えています。幸いにも現在までに多くの種類の糖尿病治療薬が使用できるようになりましたので、患者さんの生活習慣や体質に寄り添った治療がしやすくなっています。
1型糖尿病は自己免疫といって、自身の体の中で自身の膵臓がダメージを受けて、膵臓から分泌されるインスリンという血糖を下げるホルモンが少なくなって発症します。患者さんの数は2型糖尿病の患者さんに比べてかなり少ないです。現時点でインスリンは飲み薬として体内に補完できませんので、1日に数回インスリンを注射することが必要となります。ただ注射の仕方は進歩しており、インスリンポンプという小型機器を用いてインスリンを持続的に皮下に注入する方法や、さらに近年では血糖値をリアルタイムでモニターしながら投与するインスリン量を調整できるインスリンポンプも登場しています。
繰り返しになりますが、どのタイプの糖尿病であっても早期に適切に治療を行うことが合併症予防に大切です。血糖値が気になる方は、はやめに医療機関に受診されることをお勧めします。

永島 秀一 院長
永島メディカルクリニック
永島 秀一 院長
さいたま市見沼区/南中野/大宮駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診
  • 小児の便秘

便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

高橋 知男 院長
奥戸こどもクリニック
高橋 知男 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●小児科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科
  • 近視

進行予防に努めることが対処法。スマホを控え屋外活動を増やす

近視とは、近くのものがよく見えて、遠くのものがぼやけて見えてしまう症状です。そもそも近視は原因がわかっておらず、他の病気と同じように遺伝や環境、体質的なものが影響しているとみられています。ご両親が近視だとお子さんも近視になりやすく、近くで物を見ている、外で遊ばずにいるなどで近視の進行が早くなるということが調査で明らかになっています。遠くが見えないので余計に部屋にこもってしまうというような悪循環もあり、日本を含むアジア圏では、お子さんの近視は今やパンデミックとも言えるほど増えています。近視は眼軸長という、目の奥行きが長くなってしまうことが多く、一度この状態になると元に戻すということができないので、進行予防に努めることが対処法になります。そのためには屋外で活動する時間を増やすことが大切と言われています。特に、夜間にスマホやデジタル画像を見続けているとブルーライトが網膜に入り、脳が覚醒してしまい睡眠の質にも影響します。どうしてもスマホなどを見たい場合は、朝に見るほうが頭も冴えますよ。

塚本 佐知子 院長
つかもと眼科クリニック
塚本 佐知子 院長
江戸川区/東小岩/小岩駅
●眼科 ●小児眼科
  • 起立性調節障害

子どもが学校に行けないときは、何らかの病気が隠れている可能性も

子どもが朝起きられなかったり、「学校に行きたくない」と言ったりすると、親御さんたちはさぞご心配でしょう。「子どもが登校拒否になった」と慌てて、精神科や心療内科の受診を検討なさるかもしれません。しかし子どもたちが学校に行けない背景には内科系の疾患が隠れているケースも否定できません。精神科や心療内科の前に、ぜひ内科クリニックを受診してみてください。

子どもの登校拒否を引き起こす代表的な病気として、起立性調節障害があります。起立性調節障害は朝起きようとすると脳の血流が低下して頭痛や立ちくらみなどが生じるため、たとえ本人に登校する意思があっても起き上がることができません。またこの病気は朝方に症状が強く現れ、午後からは徐々に回復する特徴があるため、「ずる休みをしている」と誤解されてしまうことも子どもたちを追い詰めます。親御さんにはぜひ、こうした病気があることを頭の片隅に置いておいてほしいと思います。

なお、登校拒否の原因が子どもたちのメンタルに起因する場合、精神科での治療はおおむね1~2年に及ぶとお考えください。また親御さんから見て治療がうまくいっていない様子があれば、担当医を変更するなど適切な対応をとることをおすすめします。

若月冬樹 理事長
若葉クリニック
若月冬樹 理事長
船橋市/上山町/船橋法典駅
●訪問診療 ●内科 ●小児科 ●整形外科 ●精神科 ●皮膚科
  • 高血圧症

日々の体調チェックが重大な病気を防げる

日本の高血圧の患者さんの数はおよそ4300万人程度と言われており、これを読んでおられるご自身もしくはそのご家族が血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。しかし高血圧という状態の危険性を真剣に受け止めて日々の生活を改善したり薬の内服を“意識的に“している方はかなり少ないと思われます。健康診断で降圧薬を内服している方には必ず薬の名前を尋ねるようにしています。即答できる方は大体100人に聞いて2人程度、うる覚えの方が10人いるかといった感じです。処方する側の医師の説明不足も大きな一因と考えられますが、高血圧症の危うさの理解不足が表れているように思えます。これは高血圧それだけでは基本的にはすぐに症状が出ないことが原因でしょう。しかし長い時間が経過すると血管に負担がかかり続けることで大動脈解離や心筋梗塞、脳出血・脳梗塞といった致死的な病気を発症してしまう可能性があります。腎臓の血管も硬くなり透析導入の原因となることがあります。つまり症状が出た時には命に関わる病気となってしまっているのが高血圧症です。そうならないためには日々のメンテナンスが重要です。高血圧と言われたことがある方や降圧薬を内服している方は血圧を記録しましょう。



①ご自宅で血圧を1日2回測定し記録。座って2分程度落ち着いてから測定。

朝測定:起きたらトイレに行ってその後すぐに測定。

夕測定:寝る前に測定。測定前にタバコ・飲酒・カフェイン摂取はダメ。

②1週間の平均値が135/85 mmHg を超えていたら、その記録を持ってクリニックへ。

注:面倒だなと思った方はまだ高血圧の怖さが分かっていないと思われます。



誰でもすぐにできるメンテナンスとしては禁煙・減塩(1日6g)・運動(1日30分か週180分)・節酒(1日量の目安:ビールなら500ml、焼酎なら1杯、ワインなら3杯程度)などがあります。症状がなくても今始めないと結果は重大です。できることからすぐに始めましょう。

堀澤 伸 院長
ファミリークリニック草加
堀澤 伸 院長
草加市/高砂/草加駅
●訪問診療
  • 甲状腺疾患

若い女性に多くみられる甲状腺疾患。体の不調を感じたら早めの受診を心がけてほしい

バセドウ病をはじめとした甲状腺の病気は、若い女性に多くみられます。汗をかきやすい、疲れやすいといった身体症状のほか、気分が落ち込むなどのうつ症状が現れたり、会社の健康診断で甲状腺の腫れを指摘されたりして医療機関を受診し、甲状腺の病気が見つかることも少なくありません。病気の原因はさまざまにあり、中には遺伝が関係しているケースもあります。一方で甲状腺の病気に対する治療はすでに確立されており、適切な治療によって症状の改善を期待できます。しかし甲状腺を専門的に診る医師は少ないため、適切な医療を受けられないでいる方も少なくないようです。最近は検査技術が大幅に進歩しているため、受診したその日のうちに検査をして診断がつき、すぐに治療を始めることも可能になっています。ほかの病気と同じように甲状腺の病気も早期発見・早期治療が大事ですから、体調不良が長引くときには「甲状腺を専門にしているクリニック」を選んで受診していただくとよいでしょう。

山田 朋英 院長
蒲田駅前やまだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック
山田 朋英 院長
大田区/蒲田/蒲田駅
●内科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●健診・検診
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