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  • 熱性けいれん

5分以上続くけいれんは、緊急の対処が必要

発熱時に起こるけいれんのほとんどは「熱性けいれん」と呼ばれるものです。

熱性けいれんには単純型と複雑型があります。単純型の場合、5分以内にけいれんはおさまり、命に関わることも後遺症が残ることもなく、落ち着いてから医療機関を受診されるとよいでしょう。複雑型の場合、15分以上けいれんが続き、⼊院や検査が必要になることがあります。

5分以上けいれんが続く場合は、複雑型の可能性を考慮しなければなりません。例えばですが、おうちで5分経っているとして、そこから病院に⾏き、診察を受ける頃にもまだけいれんが続いていてるとしたら、⼊院が必要になることも⼗分考えられます。これらのことから、けいれんが5分以上続く場合には、早急に医療機関を受診するようにしていただきたいです。

また、熱性けいれんは複雑型であっても命に関わることは基本的にない病気ですが、けいれんの最中は意識がなくなってしまうので、それに伴う事故のほうがけいれんそのものよりも危険です。転倒による怪我や、お風呂やプールでけいれんを起こして溺れてしまう場合などです。けいれんを起こしてしまった場合には、まず安全の確保を第⼀に対応していただきたいです。
熱性けいれんは、有病率でいえば、3〜9%ほどあり、決してまれな病気というわけではありません。ただし年齢が上がるにつれて起こりにくくなり、8歳くらいになるとほとんど⾒られなくなります。

青木 剛志 院長
あおきこどもクリニック
青木 剛志 院長
千葉市稲毛区/園生町/穴川駅
●小児科
  • 脂肪肝

甘いもの・アルコールを控え、適度な運動を心がけて

脂質異常症とは、採血で、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が高い事を言います。
脂質異常症の患者さんの大半は、超音波検査で肝臓が真っ白に見える脂肪肝です。食事療法と運動療法を組み合わせて、まずは内臓脂肪を落とす必要があります。

食事療法では、悪玉コレステロールを増やさないために、お肉であれば脂身よりも赤身を選ぶようにし、揚げ物、フライ、炒め物や、甘いものやアルコールの取り過ぎに注意しましょう。一方で、適度な運動を心がけることも大切です。ジムでトレーニングをするというより、1日30分間のウォーキングを取り入れるようにするとよいでしょう。

こうした生活習慣の改善に取り組み、それでもコレステロール値が改善されない場合は、お薬を使った治療を行うことになります。特に閉経後の女性は悪玉コレステロール値が高くなる傾向がありますので、継続的にお薬を使いながらコレステロール値を適切に管理する必要があります。健康診断などで悪玉コレステロールが139mg/dlを超えた場合は、速やかに医療機関を受診していただきたいと思います。

井本 千秋 院長
医療法人成秋会 井本医院
井本 千秋 院長
川口市/上青木/鳩ヶ谷駅
●内科 ●小児科 ●皮膚科 ●婦人科
  • 胃がん

なぜ『胃がん』は早期発見が重要なのか?

胃がんの原因の99%は、ピロリ菌の発生が関与しています。ピロリ菌は3歳くらいの子ども時代に感染しています。昔は井戸水からきているといわれていましたが、現在は親からの経口で感染しているのではないかといわれているんです。

尿素を分解する酵素をつくり、アンモニアが胃酸を中和して、ピロリ菌は自分が住みやすい環境をつくります。ピロリ菌と胃壁の炎症がずっと戦っているうちに、粘膜が徐々に萎縮して炎症を起こし、胃潰瘍や胃がんの発生になります。

2013年に厚生省は、「慢性胃炎があってピロリ菌があれば、保険診療で除菌治療をしていい」と認めました。検診をするとピロリ菌がいるのがわかります。40代50代になると慢性胃炎があり、ピロリ菌がいるマークがいくつかあるんです。一度の除菌治療では、一回あたり抗生剤2種類と胃薬、朝夕1週間飲んで、93%以上成功するんですよ。しかしこれらの病状を自覚するのは不可能なので、定期的に胃カメラで検診することが大切になります。

保険診療で除菌するには、『胃カメラを行った上で慢性胃炎という診断』が必要です。もし、ピロリ菌がいないことがわかっているのであれば、毎年検診する必要はありません。一回も検診を受けたことがない場合は、ピロリ菌がいるかいないかで大違いなので、検診を受けて欲しいですね。

里村  仁志  院長
里村クリニック
里村 仁志 院長
さいたま市南区/大谷口/東浦和駅
●内科 ●外科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 大腸ポリープ

重症化予防のカギは食習慣の見直しと定期的な内視鏡検査

大腸ポリープはいわゆる「食の欧米化」によって近年増加傾向にあるといわれます。日本古来の食物繊維が多く含まれる食生活から、食生活が欧米化へしたことにより、大腸にポリープが発生するリスクは高まっています。大腸ポリープは初期の段階では無症状のことが多く、症状から見つけることは非常に困難です。会社で受けた健康診断の「便潜血検査」で陽性になり、大腸カメラ検査をして初めて見つかるといったケースも少なくありません。

便潜血検査で異常があった場合は、できるだけ早く大腸カメラ検査を受けることが大事です。検査でポリープが見つかっても、小さなものであればそのまま切除することができるからです。特に痔の症状のある方は大腸ポリープや大腸癌の可能性を否定せずに、積極的に検査を受けるようにしましょう。ポリープががん化してからでは手術での治療が必要になることもあるので、注意が必要です。

大腸ポリープは食の欧米化が大きな要因になっているとはいえ、食生活の改善だけで予防できるものではありません。大腸ポリープの早期発見にもっとも有効なのは内視鏡検査ですから、ポリープの既往がある方は1~2年に1回、異常がない方でも最低3年に1回は検査を受けるようにしましょう。特に、50歳を過ぎると発症リスクが高まりますので積極的な検査をおすすめします。

杠葉 良 院長
ゆずりはクリニック
杠葉 良 院長
横浜市保土ケ谷区/峰岡町/星川駅
●内科 ●消化器内科 ●外科
  • 心不全

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療
  • 発達障害

子どもの『発達障害』の治療は「親御さん」も一緒に巻き込んで

「発達障害」は、おもに「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠陥多動症(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つに分けられます。多くの方は「うつ」「不安」「不適応」といった、二次障害の症状で受診されます。大人の発達障害も多く、仕事でミスが減らなかったり、優先順位を付けられない、遅刻が多い、依存症や摂食障害などで受診されるケースもあります。

 よく話題になる「グレーゾーン」ですが、「発達障害(神経発達症)」の医学的な概念がまだ整理の途上にあるため、診断基準に無理に当てはめようとしても診断はできない、しかし困りごとはある状態です。過剰診断には気を付けますが、子どもの成長は待ったなしですから、必要な支援は早めにいれることを目的に、患者さんの生まれながらの特性の把握からはじめて、その特徴に従いながら無理なく治療をすすめることになります。

 治療のためには、カウンセリングと薬物療法、あとは環境調整も重要です。本人の安全地帯をつくることを目的に、学校のソーシャルワーカーやカウンセラー、担任と連携することもあります。ペアレントトレーニングでは、親御さんがお子さんそのものを受け入れて対応したり声掛けをするという方法をお伝えしています。いずれにしても親御さんも巻き込んで治療することが必要です。

石本 佳代 院長
やまでらクリニック
石本 佳代 院長
武蔵野市/中町/三鷹駅
●精神科 ●心療内科 ●児童精神科
  • 白内障

白内障とは?初期症状から治療法まで

白内障の初期には、景色がかすんで見えたり、対向車のライトが眩しくなったり、視力が落ちてものが見づらくなったりします。原因の多くは加齢によるものですが、糖尿病やステロイドの長期服用なども原因ですね。あとは、紫外線を多く浴びると白内障になりやすかったり。

根本的に治す方法は今のところ「手術」しかありません。症状の程度にもよりますが、ほとんどの場合は白内障によってにごったレンズを交換する術式で行います。くもりガラスを透明なガラスに入れ替えるようなイメージですね。かすんだ状態がひどい方ほど視力回復を実感してもらえます。

点眼やサプリメントで進行を遅らせることはできるんですが、あくまでも症状の進行を緩やかにするための方法であって、薬やサプリメントだけで治すことは難しいんですね。
「手術」というと、怖いイメージがあったり不安が大きかったりと、少なからず抵抗があるかも知れません。とくに目の手術ということで、ナーバスになる方も多いですね。
ただ、白内障の手術というのは「手術」とはいうものの、「処置」に近いイメージでできるんです。手術時間も「処置」のレベルだと思ってもらえたらいいですね。
実際、手術ではあるけれども日帰りで行う事も多いので、入院設備のないクリニックでも行えます。むしろ、多くの方にとってはクリニックならではのメリットも感じていただけると思います。

たとえば、同じ白内障の手術だとしても、大きな病院だと入院が必要だったり、入院前の検査を行ったりすることもあります。手術を受けるための準備にも時間を確保する必要があるんですね。なので、術前の準備や術後の管理が可能な方の場合は、入院費などがかからないクリニックでの手術のほうが、金銭的にも時間的にもメリットが大きいかも知れませんね。

白内障の予防法について聞かれることがありますが、白内障の原因の多くは加齢によるものなので、基本的には予防は難しいですね。糖尿病やステロイドの使用については担当の医師の判断になります。日常生活で気をつけるとしたら、紫外線の強いところではサングラスをかける、又はバランスのとれた食事をとるということでしょうか。

田口 万蔵 院長
祐天寺たぐち眼科
田口 万蔵 院長
目黒区/祐天寺/祐天寺駅
●眼科 ●小児眼科
  • 緑内障

『緑内障』は検診で早期発見と早期治療を。生涯の「よく見える」を維持するために

『緑内障』は見える範囲が少しずつ狭くなっていく病気です。ゆっくりと進行するので、その症状になかなか気づきにくく、見えにくさを感じた時には、視野の大部分が失われてしまっていたということも少なくありません。
なので、緑内障は早く病気を見つけて、適切な治療を始めることが大事です。緑内障の発症が増える40歳を超したら、定期的に検診を受けていただくことをお勧めします。

緑内障は『失明する病気』、『怖い』というイメージが持たれがちですが、必ずしもその通りではありません。進行はゆっくりで、適切に治療を行えば、通常の日常生活に支障をきたすことも少ない病気です。なので、必要以上に怖がらずに、また、軽視もせずにしっかりと治療を続けて、生涯の見え方を守ることを大切にしてほしいと思います。
緑内障の原因はわかっていない部分が多いですが、遺伝や眼圧など、いろいろな要因が言われています。緑内障で一度欠けてしまった視野は、元に戻ることはないので、緑内障では眼圧を下げることで視神経への負担を減らし、残っている視野を守るための治療を行います。まずは、点眼薬で眼圧を下げる治療を行いますが、点眼薬だけでは十分な効果が得られない時は、レーザー治療や手術が必要になることがあります。最近は目への負担が少ない手術法もいろいろと開発され、治療の選択は非常に増えてきています。

ただ、治療については、途中でやめてしまう方が多いという現状もあります。「まだまだ見えにくい」「治療してもよくならない」、「目薬がめんどくさい」、「目の周りがくぼんで黒ずんできた」など理由は様々ですが、治療の効果よりも、治療の煩わしさの方が目立ってしまうのです。緑内障の進行を抑えるためには、なによりも治療を続けることが大切です。そのためには、緑内障についての正しい理解とご自身の病状をよく知ることも大切だと思います。生涯に渡って無理のない治療を続けられるようサポートをしたり、治療環境を整えていくお手伝いをしていきたいと思っています。

成尾 麻子 院長
土坂眼科医院
成尾 麻子 院長
目黒区/自由が丘/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
  • 心筋梗塞

カテーテル治療が一般的。早期治療と生活習慣病の予防が大切

心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠動脈が詰まり心筋が壊死することによって、強い胸の痛みが出る症状です。胸の痛みがない無痛性心筋梗塞や、脈が落ちて目まいがする、ふらつく、人によっては奥歯が痛い、肩こりがひどいなど症状は様々です。冠動脈が血管の中枢で詰まってしまうと、いきなり心停止という状況もあり得ます。心筋梗塞の原因は様々で、高血圧、糖尿病、高脂血症などのほか、煙草や加齢などが挙げられます。治療法は、急性期であればカテーテル治療といって、詰まった血栓を取り除き、ステントという金属の筒を入れる方法が一般的です。生存率や予後は治療までの時間が大きく関係しており、6時間がゴールデンタイムと言われています。時間が経ちすぎると心筋の壊死が始まり、カテーテル治療を施しても心臓の動きの改善が見込めなくなってしまいます。心筋梗塞の予防は生活習慣病にならないこと、生活習慣病を治療することが一番で、適度な運動とバランスの良い食生活が大切です。持病がある方は投薬治療を続け、動脈硬化の進行を見ていくことも肝要ですよ。

若倉 真吾 院長
若倉診療所
若倉 真吾 院長
横浜市神奈川区/六角橋/岸根公園駅
●内科 ●循環器内科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●小児科 ●美容皮膚科 ●訪問診療
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