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犬の肝疾患(イヌノカンシッカン)の原因

慢性的な肝疾患の要因のほとんどが長年の食生活によるものとされる。ほかにウイルスや細菌への感染などがあり、遺伝的な要因も指摘されている。

犬の肝疾患(イヌノカンシッカン)の症状

初期には症状が見られないが、進行すると徐々に食欲不振、下痢、元気の消失などの症状が見られるようになる。長期に渡って肝臓に負担がかかると、肝細胞が線維に置きかわる状態(肝硬変)となり、肝臓が機能しなくなることも。

犬の肝疾患(イヌノカンシッカン)の治療

投薬治療が主となる。並行して、肝臓の機能修復を促すための食事管理が求められる。
受診科目

この病気について2人の医師の見解があります。

獣医師から聞いた
犬の肝疾患の対処(治療)方法

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『食生活』は大丈夫ですか?「おやつ」の成分に注意

犬の肝疾患は「血液検査」だけで肝酵素の上昇から見つかることもあれば、「食べない」「吐いている」「下痢をしている」という症状から検査をして見つかることもあります。症状が出ていることもあれば、出ていないこともある疾患です。「レントゲン」や「超音波検査」をして、どんなことが原因で引き起こされているのか、検査をして追究していきます。しかしながら、明らかな原因が見つからないケースが多いため、腫瘍部分に細い針を刺して顕微鏡で診断をする「針生検」を行って治療方針を決めることもあります。肝臓自体に何も異常はないけれど、肝疾患になっていることも珍しくありません。さらに肝臓と胆のうは近いというのもあって、「胆のう疾患」と相関していないかの判断も必要です。犬を肝疾患から守るためにできることは、「食生活」を見直すこと。特に「おやつ」については、添加物、着色料、保存料など化学物質に反応してしまいます。また、不摂生な食生活をすると肝疾患になる可能性は否定できません。肝疾患は症状が出ないこともあるため、「定期健診」をすることが大切です。そして異常値があるならば、しっかりと画像検査をして、経過観察なのか、治療すべき状態なのかを判断していきます。

鈴木 康之 院長
光が丘動物病院川口グリーンクリニック
鈴木 康之 院長
川口市/芝高木/蕨駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他

治療から1週間しても治らない場合は、眼科専門の病院へ

『角膜潰瘍』の原因はシャンプーの刺激や、散歩中に草むらに入ったりして物理的なことで起こったり、同居同士の喧嘩やじゃれ合い、耳が痒い、皮膚が痒いといった皮膚病から発症することもあります。症状は目をしょぼしょぼさせて痛そうにして、白目結膜がとても赤くなり、不快感があるので目をこすったり、こすりつけたり、ひっかきます。多くの病院では角膜に傷があるかどうかの検査が可能で、色を染めて、目に傷があると色が残るので検査は簡単です。一般病院では角膜潰瘍の症例数も非常に多く、9割は治る病気です。しっかりと目薬を使って、自分で引っ掻くことがなくなれば、大体は治せるのです。しかしながら残りの1割は本当に治りません。多くの先生は大体治る9割のパターンを知っているので、これも治るだろうと思っていることが多く、がんばってしまいます。そこで1割程度しかないレアなケースを治すのが当院の役割になり、アプローチをしていきたいところです。治療法は点眼ですが、レアなケースについては手術が必要になります。レアなケースかどうかの見極めポイントは、1週間後に治るかどうかです。9割の角膜潰瘍は治療から1週間後には治るため、それ以降になると何か隠れている、もしくは治療が適切ではないなど何かしら原因があります。角膜潰瘍は早く治る病気であるため、少しでも治るのが遅いと思ったら1割の可能性を疑い、1.5次診療や2次診療など目の専門としたところで診てもらうことが大切です。

浅川 幸一 担当医
ピジョン動物愛護病院 どうぶつ眼科クリニック
浅川 幸一 担当医
川口市/幸町/川口駅
●犬 ●猫
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