黄斑上膜(オウハンジョウマク)の原因
上膜が形成される最も大きな要因は加齢によるものであり、この他に外傷やぶどう膜炎の治療後に発症することもある。黄斑上膜(オウハンジョウマク)の症状
眼で、カメラのフィルムに相当する部分を網膜と言い、その網膜の中で特に鮮明に物体を視覚することができる部分を黄斑と言う。黄斑上膜とは、この部分にセロハン状の膜が形成されるもの。視力の低下のほか、物がゆがんで見えるなどの症状が現れる。黄斑上膜(オウハンジョウマク)の治療
硝子体手術によって黄斑上膜を除去する措置がとられる。ただし、症状の程度によっては必ずしも手術が行われるわけではなく、経過観察が採られることもある。- 受診科目
- 眼科
この病気について1人の医師の見解があります。
医師から聞いた
黄斑上膜の対処(治療)方法
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『黄斑上膜』は手術が必要な病気?
黄斑上膜の原因は「特発性」と「続発性」があります。特発性は加齢によって起こり、続発性は網膜剥離などを起こした後に目に何らかの炎症があって膜ができることによって発症をします。症状は視力低下ですが、特質には「変視症」というムンクの叫びのように湾曲して見える症状があります。治療法は基本的には手術しかありません。神経の病気なので悪化したものは元には戻らず、深刻化する前に手術や治療をする必要があります。しかしながら視力が低下した状態で手術をしても戻らないことが多い病気でもあるのです。特に変視症までいくと重症度が高く視力は戻りません。視力が回復するとしても白内障と合併していて、白内障を治療したから戻るということはあります。早期発見、早期治療が大切ではありますが、医師によっても判断が分かれるところ。手術ができる医師ならば手術という選択肢もありますが、手術をしない先生であれば視力が落ちていなければいいのでは?と判断してしまうこともあるためです。黄斑上膜は手術をしてある程度進行を止めることができるので、早期手術を実施できるだけの経験やスキルを持ち、患者さんときちんとコミュニケーションを取れる病院であることが大切だと思います。最近はもっと優しい手術で早く戻れる方法もあるので、視力低下をしていないから大丈夫だと思わずに、一度は手術できる医療機関に相談して意見を聞いてみることをおすすめします。