膵炎の原因・症状とは?

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医師に聞いた
膵炎の原因・症状・治療方法

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膵臓がん予防には「小さな違和感」を放置しないことが大切

膵臓に炎症が生じる「膵炎」には、急性・慢性の2種類があります。急性膵炎では、みぞおちの痛みや背中の違和感などの急性症状が現れます。男性の場合は過度な飲酒が原因となることが多い一方、女性では原因が特定できないケース(特発性)も少なくありません。

一方の慢性膵炎は、目立った自覚症状がないまま、膵臓の機能が徐々に低下していくことが特徴です。この状態を放置すると膵臓がんへ移行するリスクが高まるため、近年では「早期慢性膵炎」の段階で積極的に診断・治療を行う取り組みが進められています。

初期の慢性膵炎は、胃カメラ検査では異常を確認できないものの、血液検査やCT検査によって炎症の程度を確認できます。早期慢性膵炎の診断がつけば、内服薬による治療で慢性膵炎への移行を予防できます。飲酒後に腹痛や背中の痛みを感じた際は、消化器疾患を専門的にする医師にご相談ください。

阿川 周平 院長

武蔵小杉あがわ内科・消化器クリニック

阿川 周平 院長

  • 川崎市中原区/小杉町/武蔵小杉駅
  • 消化器内科 ●内科 ●内視鏡内科 ●肛門内科
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