椎骨動脈解離の原因・症状とは?
椎骨動脈解離(ツイコツドウミャクカイリ)の原因
椎骨動脈解離とは、脳へ血液を送る椎骨動脈の内膜に傷がつき、そこから血液が血管壁の中へ入り込むことで血管が裂けていく疾患。原因は明確でないことも多いが、首を急に曲げたりひねったりする動作、スポーツやカイロプラクティックなどの施術、外傷や交通事故などが引き金となる場合がある。特に若年から中年の男性に多くみられ、高血圧や喫煙などによって血管に負担がかかることも発症の一因とされる。
椎骨動脈解離(ツイコツドウミャクカイリ)の症状
突然起こる後頭部や首の激しい痛みが代表的な症状としてあげられる。片側または両側に現れることが多く、数日間持続することもある。血管の裂け方や部位によっては、脳への血流が滞ることで脳梗塞を起こし、手足の麻痺、言語障害、嚥下障害などが起こることもある。また、裂けた部分から血液が外へ漏れると、くも膜下出血を生じ、強烈な頭痛や意識障害を伴い、命に関わることもある。
椎骨動脈解離(ツイコツドウミャクカイリ)の治療
軽症で血管の裂け方が浅い場合には、安静と血圧管理を中心に薬物療法で経過を観察するリモデリング(自然な修復)が期待できるケースも多い。一方、脳梗塞やくも膜下出血を伴う場合、あるいは解離が進行して動脈瘤を形成した場合には、外科的治療が必要となる。手術には、血管の瘤をコイルで塞ぐ「コイル塞栓術」や、金属クリップで血流を遮断する「開頭クリッピング」などがある。
【受診科目】
- 脳神経内科
- 脳神経外科
※1人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
椎骨動脈解離の原因・症状・治療方法
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稀に脳梗塞やくも膜下出血を併発する事も
●原因
首をひねったりする事で起きる外傷性と、誘因なく起きる特発性とがある。脳の後方循環を栄養する「椎骨動脈」の血管膜が裂けることで起こる。内側に裂ける場合と外側に裂ける場合がある。
●症状
片側だけの後頭部痛、後頸部痛で発症する事が多い。稀ではあるが脳梗塞やくも膜下出血を併発する事もあり(特に発症から数日以内)、その場合には早急な医療機関入院が必要となる。
●治療
安静、血圧管理、疼痛管理とともに慎重な経過観察が必要となる。基本的に2〜3ヶ月経過すれば血管膜は自然修復され、安全と考えられてはいるが、それまでの経過中に形状変化する場合もあるため注意が必要。脳梗塞やくも膜下出血を起こしている場合には入院加療を行い、時として手術が必要な場合もある。
押上脳神経クリニック
中瀬 孝 院長
- 墨田区/業平/押上駅
- 脳神経外科 ●脳神経内科 ●内科