頭痛の原因・症状とは?

頭痛(ズツウ)の原因

二次性頭痛は、脳腫瘍な脳出血などの疾患が原因となるものをいう。それに対して一次性頭痛は原因となっている疾患がないもの。緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛などに分類される。このうち緊張型頭痛は、ストレスや筋肉の酷使などにより、筋肉が凝った状態となり、それによって頭痛が生じると考えられている。

頭痛(ズツウ)の症状

頭頸部(トウケイブ=脳と目を除く首から上のすべて)に痛みが生じるもの。一次性頭痛と二次性頭痛とに区別される。一次性頭痛は発作のように起こる一時的な症状にとどまる。対して二次性頭痛は痛みが一時的ではなく、断続的に感じることが多い。

頭痛(ズツウ)の治療

二次性頭痛では原因となっている疾患の治療が優先される。一次性頭痛では、薬物療法による対処療法が一般的である。

【受診科目】

  • 内科
  • 脳神経内科
  • 脳神経外科

2人の医師がこの病気について述べています

医師に聞いた
頭痛の原因・症状・治療方法

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あなた自身の行動が頭痛の悩みを解放してくれる

頭痛のほとんどは、脳に原因はありません。自転車であれば、使っていけばチェーンに油がなくなりますよね。人も同様で、時が経ってくると背骨周りにだんだんと負担がかかるようになり、深いところの筋肉がガチガチになり、首や肩のコリから生じるのが緊張型頭痛と呼ばれるものになります。背中に10キロ、20キロの重りを常に背負って動いているようなものですから、それが自律神経のバランスもおかしくし、何かの拍子に頭の血管に異常をきたして起こるのが偏頭痛と考えられています。
つまり、頭痛とは医者がどうにかできるものではないんですね。変えられるのは、患者さんご自身だけなのです。頭痛を体から悲鳴が上がっているサインとして現実を直視し、日頃の生活習慣を見直していくことが求められます。

加藤 貴弘 院長

相武台脳神経外科

加藤 貴弘 院長

  • 相模原市南区/相武台/相武台前駅
  • 脳神経外科

つらい頭痛の背景には、大きな病気が隠れていることも

一口に「頭痛」といってもさまざまなタイプがあり、様子を見ていて問題ないものもあれば、大きな病気が隠れているケースもあります。頭痛をご相談いただいた患者さんにMRI検査を実施すると、多くのケースで動脈瘤が見つかることがありますが、脳動脈瘤を放置すると瘤(こぶ)が破裂してくも膜下出血などを引き起こしかねませんから、適切な治療を受けることが大事です。

「ハンマーで殴られたような」と表現されることもある激痛に襲われるくも膜下出血、ふらつきを伴う慢性硬膜下血腫などは手術による治療が行われることが一般的です。一方で、片頭痛や緊張性頭痛であれば、お薬(内服・注射・点滴)による治療で症状の改善が目指せます。

頭痛に対する明確な予防法はありませんが、足りない栄養をサプリメントで補うなどバランスの取れた食事や適度な運動を心がけること、過度な刺激を避けることによって症状の軽減が期待できるでしょう。

金 三雄 院長

ゆうあい内科・脳神経クリニック

金 三雄 院長

  • 熊谷市/太井/行田駅
  • 脳神経外科 ●内科 ●脳神経内科 ●リハビリテーション科
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