猫の乳腺腫瘍の原因・症状とは?
猫の乳腺腫瘍(ネコノニュウセンシュヨウ)の原因
乳腺腫瘍を発症する原因はわかっていない。要因として、ホルモンや遺伝的要素があるとされる。
猫の乳腺腫瘍(ネコノニュウセンシュヨウ)の症状
乳汁を分泌する乳腺組織が腫瘍化するもの。乳頭周辺にしこりが生じ、悪性腫瘍の場合、進行していくに従い、出血等も見られるようになる。
猫の乳腺腫瘍(ネコノニュウセンシュヨウ)の治療
一般的に手術による乳腺の切除がおこなわれる。良性の場合、予後が良いことも多いが、悪性の場合、再発や転移をすることがある。早期発見・早期治療が重要。
【受診科目】
- 猫
※3人の医師がこの病気について述べています
獣医師に聞いた
猫の乳腺腫瘍の原因・症状・治療方法
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避妊をしていない高齢の雌猫に多い「乳腺腫瘍」とは?
猫の乳腺腫瘍とは、乳腺に発生する腫瘍のことを指し、良性と悪性に分けられます。猫の場合は多くが悪性とされており、注意が必要な病気です。進行が早いケースも多いため、早期発見と適切な治療が延命につながります。
原因は完全には解明されていませんが、女性ホルモンとの関係が深いと考えられています。そのため、卵巣や子宮を切除する不妊手術を早期に行うことで、発生リスクを大きく低減できるとされています。治療は外科手術が基本で、腫瘍がある乳腺の片側、あるいは両側を切除します。進行度によっては、手術後に抗がん剤による化学療法を併用することもあります。
乳腺腫瘍では、日頃から体を触ってしこりの有無を確認することや、定期的な健康診断を受けることが早期発見につながります。愛猫の健康を守るためにも、予防と日常的な観察を心がけることが大切です。
アーツ人形町動物病院
今井 理衣 院長
- 中央区/日本橋富沢町/人形町駅
- 犬 ●猫
猫の乳腺腫瘍は避妊手術によって予防が可能
猫の乳腺腫瘍は、犬に比べて悪性である割合が高く、一般的には8割ほどが悪性腫瘍といわれています。そのため、できるだけ早い段階で異変に気づき、適切な治療につなげることが大切です。
発症予防として有効な手段が避妊手術です。乳腺腫瘍は女性ホルモンの影響を受ける病気と考えられており、若いうちに避妊手術を行うことで、将来的な発症リスクを下げられることが知られています。ただし、あまりに早い時期の手術は成長への影響も考慮する必要があるため、適切な時期については獣医師と相談しながら決めることが望ましいでしょう。
もし乳腺に腫瘍が見つかった場合、基本的には手術が第一選択となります。特に、しこりの大きさが2センチ未満の段階で治療できると、治療成績が良いとされています。一方で、2センチを超えている場合でも、CT検査などで全身の状態を確認しながら、治療方針を検討していくことになります。
ただ、猫の乳腺は脇から内股にかけて細長く広がっているため、小さなしこりは気づきにくいことも少なくありません。猫自身が触られるのを嫌がる場合もあり、飼い主だけで早期発見するのは難しい面があります。そのため、定期的な健康診断やワクチン接種の際に触診を受けることが重要です。日頃から遊びの延長のような形で体に触れ、「いつもと違う」と感じた時には、早めに動物病院へ相談することが大切です。
プリモ動物病院 相模原
益田 拓 院長
- 相模原市中央区/中央/相模原駅
- 犬 ●猫
9割が悪性で根治が難しい。1歳までの避妊が最も有効
猫の乳腺腫瘍は、その名のとおり乳腺のがんです。9割が悪性で根治が難しいものになります。その際は手術と抗がん剤での治療となり、摘出後も抗がん剤での治療を続けることが定石です。しかし手術で腫瘍を摘出するとなると、体にかかる負担も相当大きくなります。症状が良くなり寿命も延びても、再発する可能性が高く、他の部位に転移し、それが寿命を決定してしまいます。
猫が乳腺腫瘍にかからないようにするため、最も効果的なのは避妊手術を行うことです。1歳までに避妊すれば9割以上の確率で予防できます。お腹を触ってしこりに飼い主様が気付いた時にはかなり進行していることも多いです。可能な限り1歳までに避妊をすることが有効な策となります。
ウエム動物病院
上村 龍太 院長
- 大田区/萩中/糀谷駅
- 犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター
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