猫の糖尿病の原因・症状とは?

猫の糖尿病(ネコノトウニョウビョウ)の原因

血糖値を下げる作用を持つインスリンの働きが不足した時に起こる。脾臓で分泌されるインスリンが減少する理由としては、遺伝的要素や免疫疾患、ウイルス感染などがあげられる。肥満や偏った食事も発症の要因となる。

猫の糖尿病(ネコノトウニョウビョウ)の症状

初期の症状として、多飲多尿や多食、体重の減少などが見られる。進行すると嘔吐・下痢などの症状が起こる。糖尿病は人と同じく合併症を伴うことが多く、眼の疾患や腎疾患が起こる。

猫の糖尿病(ネコノトウニョウビョウ)の治療

食事療法や運動療法によって血糖値を管理することから始め、インスリンの投与や血糖降下薬の投与も並行しておこなわれる。猫の場合、インスリンの投与がおこなわれるのがほとんど。

【受診科目】

3人の医師がこの病気について述べています

獣医師に聞いた
猫の糖尿病の原因・症状・治療方法

3件中 1 ~3 件を表示

遊びや運動で肥満を解消することで糖尿病を予防

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンがうまく作用できていない病気です。インスリンの分泌が不足していたり、インスリンは作れても働きが不十分になったりします。そして、血糖値を下げることができず、おしっこの中に糖が出てしまう状態です。高血糖が続くと、毒性の物質が産生されてしまい、体調を崩してしまうかもしれません。
原因には、人と同様に肥満や運動不足、ストレスが挙げられます。特に可愛がってもらっている猫ちゃんや、お家でゴロゴロと寝てばかりいる猫ちゃんが糖尿病になりやすいと考えられています。
症状として、おしっこの量が多いことや水をたくさん飲むこと、脱水になり元気がないことなどがありますが、初期の発見は難しいといわれています。
糖尿病を予防するためには、まずは遊ぶ時間をしっかりと作ってあげることが大切です。放っておいたら寝てばかりになる猫ちゃんは、飼い主さんが遊んであげましょう。キャットタワーのような上下運動ができる場所を作ってあげることも予防の一つになります。また、定期的にかかりつけの動物病院で検診を受けて、早期に発見できるようにしましょう。

小野澤 優 院長

ペテモ動物病院 ピオニウォーク東松山

小野澤 優 院長

  • 東松山市/あずま町/高坂駅
  • 犬 ●猫

肥満が原因で起こる「猫の糖尿病」栄養管理と運動不足の解消が予防のカギ

糖尿病は、身体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンを作り出す機能が低下し、血糖値を適切に下げることができなくなる病気です。
猫の糖尿病は増えており、原因は肥満によるものが多いですね。肥満の程度に比例して糖尿病になりますから、体重管理はとても大切です。
糖尿病の多くの猫に特徴的なのは「食欲は落ちず沢山食べるのに体重が落ちること」。多くの飼い主さんはこの段階で気づいて来院されますね。血液検査をしてみると多くは血糖値が上昇しています。治療は食餌療法とインスリン投与です。インスリンの量の調整が必要なので、はじめは入院して治療します。
退院後は自宅で血糖値を測定し、インスリンを投与し血糖値が安定してくると全身状態は回復します。猫の場合はインスリン投与が必要なくなるケースもありますが、血糖値の推移を継続的に見ていかなければいけません。インスリンの分泌が再び減少すると症状が再燃する場合も多いので、生涯にわたって上手にコントロールをしていく必要があります。

加藤 規  院長

ただす動物病院

加藤 規 院長

  • 横浜市港南区/芹が谷/上永谷駅
  • 犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター

ちょっとした変化に気づく日々の観察が愛猫の健康を守る第一歩に

【安藤 遥 院長】
糖尿病は、猫によくある疾患のひとつです。主に中高齢で多く見られ、肥満や運動不足、体質などが関与すると言われています。血糖値を調整するインスリンが不足したり、インスリンの働きが低下してしまうことで発症します。初期の症状としては「水をたくさん飲む」「尿量が増える」「食欲があるのに体重が減る」といった変化が見られます。気づきにくいことも多いため、日々の観察がとても重要です。

治療の基本はインスリン投与と食事管理です。ご自宅での注射が必要になるケースが多いですが、適切な治療をすることができれば長生きも可能な病気です。

なるべく動物にストレスを与えない管理の一助として、皮膚に装着するセンサーで血糖値の変動を把握することがあります。採血の回数を減らしながら血糖値を経時的に測定できるのが最大のメリットです。機器を装着している間は、ご自宅でのインスリン投与も安心して行えるようになります。
また、猫の糖尿病治療薬として新しく承認されたセンベルゴは、従来のインスリン注射に代わる選択肢として注目されています。腎臓から余分な糖を尿中に排泄させることで血糖値を下げる新しいタイプの「飲み薬」のですので、「注射をする」という最大のストレスを解決することが可能です。ですが、全ての症例に適応できるわけではないので、慎重な評価と経過観察が必要になります。

当院でも猫の状態やご家庭の状況に応じた治療選択を行なっています。日々のちょっとした変化に気づき、気づいたことがあれば早めにご相談いただくことが、愛猫の健康を守る第一歩になります。

安藤 遥 院長 & 太樹 副院長

川口動物医療センター

安藤 遥 院長 & 太樹 副院長

  • 川口市/上青木西/西川口駅
  • 犬 ●猫
1 PAGE  11 1