アトピー性皮膚炎の原因・症状とは?
アトピー性皮膚炎(アトピーセイヒフエン)の原因
アトピー体質であるということが原因としてあげられる。生まれながらに過敏な皮膚であるところに、アレルギーの原因となりやすいハウスダストやダニ、食品などが体内に入ることでおこると推測されている。
アトピー性皮膚炎(アトピーセイヒフエン)の症状
花粉やほこり、ダニなどに皮膚が過敏に反応して湿疹にみえる皮膚炎がおこる疾患。首や手足の関節部分などが乾燥し、厚ぼったくなる。強いかゆみをともなう。
アトピー性皮膚炎(アトピーセイヒフエン)の治療
ステロイドを含む塗り薬や免疫抑制薬の塗り薬を使用し、かゆみに対しては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用する。ストレスもアトピー性皮膚炎を引きおこす要因の1つであり、積極的なこころのケアによって症状が改善に向かうこともある。
【受診科目】
- 皮膚科
- アレルギー科
※7人の医師がこの病気について述べています
医師に聞いた
アトピー性皮膚炎の原因・症状・治療方法
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一見治っているように見えても、再発をしやすい病気。日常的に身体的・精神的に正しいケアが大事。
アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激やアレルゲンに過敏に反応し、痒み・赤み・腫れ・乾燥・湿疹を起こしやすくなることです。この病気は、アトピー素因という、遺伝的な要素が関与していると考えられており、赤ちゃんの頃に発症するケースもあれば、成人して発症するケースもあります。また、環境汚染や免疫系の異常も関与している可能性があり、乾燥した季節やアレルゲンに接触した場合など、特定のトリガーが引き金となってしまう場合もあります。治療法としては、いくつか方法がありますが、一般的なのは塗り薬や飲み薬で、保湿剤や抗ヒスタミン薬・ステロイド軟膏などを処方し、その人に合った治療法を模索していきます。予防策としては、子どものうちから正しいスキンケアや、乾燥を防ぐために適切な保湿を心がけることが重要です。また、ストレス管理や健康的な生活習慣を守ることも役立ちます。アトピー性皮膚炎は再発をしやすい病気のため、医師の指導の下で適切に管理し、周囲の人々に対しても理解とサポートを求めることで、上手に付き合っていけるようにしましょう。
横浜金沢文庫皮膚科クリニック
渡辺 雪彦 院長
- 横浜市金沢区/泥亀/金沢文庫駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
サイトカインを抑える注射薬も治療の選択肢の1つに
増悪と軽快を繰り返す湿疹を主病変とする慢性疾患であり、患者さんの多くはア トピー素因を持ちます。多様な病因、増悪因子により発症しますが、皮膚バリア機能に重要なフィラグリンの遺伝子異常もそのひとつです。
治療としては外用療法・保湿剤の使用は基本ですが、最近ではデュピクセント®というサイトカインを抑える注射薬が開発され、小児にも適応となりました。当院では小児科医の協力のもと安心の診療体制となっております。詳細、適応についてはご相談ください。
ザ・ヨコハマフロント・ベイサイドクリニック
黒沼 亜美 医院長
- 横浜市神奈川区/鶴屋町/横浜駅
- 整形外科 ●リハビリテーション科 ●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児科
保湿剤、ステロイド軟膏の外用に加え、注射薬も新たな治療選択肢に
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮疹が全身に現れ、皮膚症状は良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴の皮膚疾患です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の"バリア機能"(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下していることや皮膚に炎症があることが分かっています。外からアレルゲンなどの刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、炎症を引き起こします。また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまいます。
アトピー性皮膚炎の治療は、
①スキンケア(皮膚の清潔を保ち、うるおいのある状態を保つこと)
②薬物治療(皮膚の炎症を抑える治療)
③環境整備(環境中の悪化因子をみつけ、可能な限り取り除くこと)の三本柱を中心にした治療により、寛解導入(症状を改善させ湿疹のないすべすべのお肌にすること)を行います。
これまでアトピー性皮膚炎の治療は、保湿剤、ステロイド軟膏の外用が主でしたが、中等症以上の方に使用できる生物学的製剤という抗体を利用した注射薬も使われるようになってきました。
よこはま すみれ皮ふ科
河原 紗穂 院長
- 横浜市保土ケ谷区/宮田町/天王町駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科
アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱く、アレルギー反応や外部刺激に対して過敏に反応してしまうことで、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される病気です。もともと乾燥肌の方や、花粉・ハウスダスト・食物などにアレルギー体質を持つ方に多く見られます。
症状の特徴は、かゆみの強い湿疹が顔・首・ひじ・ひざの裏などに出現し、悪化すると皮膚が赤くただれたり、かさついて厚くなったりします。かゆみのために掻いてしまうと皮膚がさらに傷つき、炎症が広がるという悪循環が起こりやすくなります。季節の変わり目やストレス、睡眠不足などでも症状が悪化しやすい傾向があります。
診断は、皮膚の状態を観察し、症状の部位・経過・家族歴・生活環境などを総合的に判断します。必要に応じて、血液検査でアレルギー反応の有無や程度を確認することもあります。
治療の基本は「炎症を抑える」「皮膚のバリアを整える」「かゆみを防ぐ」の3つです。ステロイド外用薬や免疫調整薬を使って炎症を鎮め、保湿剤で皮膚を保護します。症状が強い場合には、内服薬や注射による最新の治療も行います。最近では、デュピルマブなどの生物学的製剤も有効で、重症の方でも生活の質を大きく改善できるケースが増えています。
日常生活では、保湿を欠かさず、入浴時に強くこすらないこと、汗をかいたら早めに洗い流すことが大切です。また、ストレス・寝不足・食生活の乱れも悪化要因になるため、規則正しい生活を心がけましょう。衣類は刺激の少ない綿素材を選ぶとよいでしょう。
アトピー性皮膚炎は、根気よく治療とケアを続けることで、必ずコントロールできる病気です。
『平井皮膚科クリニック』では、薬の治療だけでなく、スキンケアや生活指導も含めた全人的なサポートを行っています。再発を防ぎ、健やかな皮膚を取り戻すために、どうぞ安心してご相談ください。
平井皮膚科クリニック
小林 俊一 理事長
- 江戸川区/平井/平井駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
従来の治療で改善が難しかった方にも新しい選択肢が
アトピー性皮膚炎は増悪と軽快を繰り返す掻痒のある湿疹を主病変とする疾患で、治療法の基本は薬物療法、スキンケア、悪化因子の検索と対応となります。悪化因子にはアレルギー性と非アレルギー性があり、アレルギー性ではダニ・ハウスダスト・ペット・花粉などのアレルゲンや金属・化粧品・外用薬によるかぶれ(いわゆる接触皮膚炎)などがあげられます。対策としては、ダニやハウスダストの場合は布団に掃除機をかけ、防ダニシーツを使用する、ペットではペットに直接触れないようにする、寝室に入れない等が必要です。花粉症の時期に症状が悪化する場合は花粉用ゴーグル・マスクの使用、帰宅時に衣類に付着した花粉を払い落す、すぐ洗顔するなどの対策が有用です。かぶれにたいしては、皮膚科を受診しパッチテストなどでアレルギーの原因を調べ、原因との接触を避ける必要があります。非アレルギー性の悪化因子としては唾液、汗、髪の毛の接触、衣類との摩擦などの刺激が考えられるため、唾液や汗がついたらすぐに洗い流す、髪の毛は皮膚に直接触れないように短く切ったり束ねる、衣類は綿でできた肌触りの良いものを選ぶといいです。特に入浴時はナイロンタオルを使用せず手洗いや綿のタオルでやさしく洗うようにすると皮膚への刺激が少なくていいでしょう。
以前からある治療法としてはステロイド外用薬が主流でしたが、長期の使用による皮膚萎縮、紫斑などの副作用が問題でした。しかし、現在では様々な非ステロイド外用薬の使用が可能となっており、長期にも使用できます。他にも、非アレルギー性に着目した新たな治療としては2型サイトカイン、特にIL-31,4,13をブロックする生物学的製剤や、かゆみシグナルの伝達経路を阻害するJAK阻害薬などもあり、高額ですが既存の治療でなかなか治らない方には有用です。日常生活に気を付けながら、自分自身にあった治療法を見つけることがアトピー性皮膚炎とうまく付き合う上で重要です。
美広スキンクリニック
岩﨑 純也 院長
- 江東区/大島/大島駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科
従来の塗り薬に加えて、注射薬という新しい選択肢も
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。「かゆみで眠れない」「人目が気になる」など、日常生活に大きな影響を与えることも少なくありません。
アトピー性皮膚炎は、主に「皮膚のバリア機能の低下」と「免疫の過剰な反応」の2つが重なることで起こります。バリアが弱まった肌に、ダニ、ホコリ、花粉、ストレス、汗などの刺激が加わることで炎症が生じ、強いかゆみを引き起こします。ひっかくことでさらに症状が悪化します。
基本的な治療は外用療法とスキンケアになります。ステロイド外用剤や免疫調整薬(プロトピック、コレクチム、モイゼルト等)で炎症を抑えます。保湿剤をしっかり塗り、バリア機能を補います。また、汗、汚れ、アレルゲンなど、悪化のきっかけを減らします。
従来の塗り薬だけでは十分に症状がコントロールできない方のために、当院では最新の全身療法(デュピクセントやミチーガ等の注射薬)も導入しています。これらの薬剤は、これまでの治療で効果が不十分だった方にとって非常に高い効果が期待できる新しい選択肢です。保険適用(3割負担等)となりますが、高額療養費制度などの助成を受けられる場合もあります。
みずき皮膚科
水木 大介 院長
- 世田谷区/南烏山/千歳烏山駅
- 皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科
アトピー性皮膚炎とは? かゆみの悪循環と治療のポイント
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下した状態に、アレルゲンや紫外線、汗などの外部刺激が加わることで炎症が起こり、かゆみを伴う慢性的な皮膚の病気です。かゆみを感じてかいてしまうと、その刺激によってさらに炎症が悪化する「かゆみの悪循環」に陥りやすいことが特徴です。
治療では、ステロイド外用薬や非ステロイド外用薬を用いて炎症やかゆみを抑え、この悪循環を断ち切ることが重要です。近年では、アトピー性皮膚炎に関わる免疫のはたらきにピンポイントで作用する内服薬や注射薬も登場しており、症状や重症度に応じた治療の選択肢が広がっています。
一方で、日常生活の中にも悪化の要因は潜んでいます。熱すぎるシャワーやナイロンタオルで強くこする行為などは、皮膚への刺激となり症状を悪化させることがあります。そのため、適切な治療とあわせて、スキンケアや生活習慣の見直しを行うことが大切です。
下高井戸駅前皮膚科クリニック
境井 尚大 院長
- 世田谷区/松原/下高井戸駅
- 皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科