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Instagram採用とは?成功事例や運用のポイントを紹介

スマートフォンが普及し、誰にでも身近な存在となったSNS。なかでもInstagramは認知度が高く、採用活動に取り入れる企業が増加しています。

ただ「Instagram採用にはどのようなメリットがあるの?」「Instagram採用を成功させるポイントは?」など、疑問を抱えている採用担当者も多いでしょう。

そこでこの記事では、Instagramを活用した採用活動について詳しく解説します。成功事例や運用のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Instagram採用とは?

白いテーブルにシルバーのiPhone 6

Instagram採用とは、企業や病院などがInstagramに採用情報を投稿し、応募につなげる採用活動を指します。

Instagram最大の特徴は、視覚的な訴求ができる点です。文字だけで伝えるよりも強い印象を与えられるため、自社の魅力を効果的にアピールできます。

また、Instagramは若年層ユーザーが多いため、新卒を中心とした若年層へのアプローチが可能です。

Instagram採用のメリット6つ

ソファに座ってノートパソコンを見ている男女

Instagramを採用活動に用いることで、企業側は以下6つのようなメリットを得られます。

  1. 企業の魅力を視覚的にアピールできる
  2. 雰囲気が伝わりやすくミスマッチ予防になる
  3. 潜在層にも情報を届けられる
  4. 採用コストの削減が期待できる
  5. 採用サイトよりも手軽に情報発信できる
  6. 広告では細かいターゲット設定ができる

ここからは、Instagram採用を取り入れるメリットについて詳しく解説します。

企業の魅力を視覚的にアピールできる

Instagram採用の大きなメリットは、画像や動画を使って視覚的にわかりやすくアピールできる点です。

画像や動画を通して職場の様子を届けることで、自社の魅力や雰囲気が伝わりやすくなり、企業のブランディングにもつながるのもメリットです。

雰囲気が伝わりやすくミスマッチ予防になる

Instagram採用を導入すると、求職者は企業理解を深めやすくなり、入社後のミスマッチを防止できます。

Instagram採用では写真や動画を通じて、リアルな職場の雰囲気や社員の人柄を発信できるのが特徴です。

テキストだけの場合よりも企業理解が進みやすくなるため、入社後のギャップが少なくなるのがメリットといえるでしょう。

潜在層にも情報を届けられる

まだ就職や転職の意志がない潜在層にも情報を届けられる点も、Instagram採用のメリットです。

Instagramは、ユーザーがフォローしていないアカウントの投稿であっても、関連するものをタイムラインに表示するアルゴリズムのため、就職や転職の願望がない層にも自社の投稿が表示されます。

一方、求人媒体の場合、就職や転職を希望する顕在層しか採用情報を見る機会はありません。

Instagram採用を利用すれば、就職や転職の意向に関係なく、より幅広い層に自社の採用情報を届けられます。

採用コストの削減が期待できる

一般的に、採用活動には莫大なコストがかかります。求人広告の掲載料や転職エージェントとの契約金など、毎月数十万円以上かかるケースもあります。

しかしInstagramなら、アカウント開設や投稿は無料のため、基本的に費用はかかりません。そのため、求人媒体や人材紹介に頼ることなく、採用コストを削減したい企業にもおすすめです。

採用サイトよりも手軽に情報発信できる

特別なスキルがなくても投稿できるInstagramは、一般的な採用サイトと比べて手軽に情報を発信できます。

撮影も身近な存在のスマートフォンで行うためハードルが低く、新たにカメラやビデオなどの機材を用意する必要もありません。

広告では細かいターゲット設定ができる

基本的にInstagramは、無料で使用できますが、有料の「Instagram広告」を採用活動に取り入れるのもおすすめです。

有料のInstagram広告では、年齢や居住地などを細かく設定したうえで対象者に配信できるため、自社の求める人材に対して効率よくアプローチできます。

Instagram広告は少額からでも利用できるので、採用活動の効率化を図りたい企業は、有料広告の活用も検討してみましょう。

Instagram採用のデメリット3つ

黒い背景に紫色のインスタグラムのロゴ

Instagram採用を取り入れるメリットは多い反面、いくつかデメリットも存在します。

ここからは、Instagram採用のデメリットを3つご紹介します。

  1. 投稿内容によって企業イメージが悪化する可能性がある
  2. 運用に人的コストがかかる
  3. 成果が出るまでに時間がかかる

デメリットを把握して、事前対策に役立ててみてください。

投稿内容によって企業イメージが悪化する可能性がある

投稿内容によっては、マイナスイメージをもたれてしまうリスクもあります。

例えば、くだけた口ぶりで楽しそうに会話する社員の様子を投稿すると、場合によっては「不真面目」といったネガティブな印象を持たれるかもしれません。

SNSの投稿は不特定多数の人の目に触れるため、誤解を招く表現には十分注意しましょう。

トラブルを防ぐためには、担当者一人だけにすべてを委ねるのではなく、投稿前に複数人でチェックするなど、慎重な管理体制を整えるのが重要です。

運用に人的コストがかかる

Instagramは気軽に投稿できる一方、継続的な運用には人的コストがかかるのが難点です。

更新頻度が低くなってしまうと、すぐ他のコンテンツに埋もれてしまいます。そのため、採用候補者の目に留まるよう継続的に発信を続けなければなりません。

Instagram採用には、投稿の企画や作成、分析など、さまざまな役割分担が必要です。SNS運用に自信がない場合は、外部委託も検討してみましょう。

成果が出るまでに時間がかかる

Instagram採用は、即効性の高いアプローチ手法とはいえません。アカウント立ち上げ初期の段階では、フォロワーやいいねの数が少ないのは当然で、求職者に認知されるまでにはある程度の時間がかります。

フォロワーを増やすためには、有益な情報を継続して発信する必要があります。中長期的に目標を定めて、継続的に運用するようにしましょう。

Instagram採用で使用する主な投稿方法

黒いAndroidスマートフォンを持っている人

Instagram採用で使用する投稿方法は、主に以下の3つです。

  1. フィード
  2. ストーリーズ
  3. リール

ここからは、それぞれの投稿方法の特徴について解説します。

フィード

Instagramの基本となるフィードは、画像や動画を投稿すると、アカウントのホーム画面に残り続けるのが特徴です。

Instagramのフィード投稿では、1〜10枚をスライド式で投稿もできます。

動画については、最長で15分(パソコンからアップロードする場合は60分)投稿可能です。

閲覧者は「いいね」や「コメント」によってリアクションでき、双方でコミュニケーションを取れます。

ストーリーズ

ストーリーズは、投稿して24時間後に自動的に消えるのが特徴です。

1投稿あたりの動画の長さは最大60秒です。静止画を投稿する場合は、一般的に5秒です。

基本的にフォロワーまたはプロフィール写真をタップした人しか視聴できないため、拡散性は少なめです。

リール

リールは最大90秒の動画投稿機能で、スマートフォンに縦型で全画面に表示されます。

フォロワー以外のユーザーの目にも留まりやすいため、企業がPRに利用するケースも増えてきています。

Instagram採用を成功に導く7つのポイント

黒いスマートフォンを持っている人

Instagramを活用した採用活動を成功させるためには、以下7つのポイントを押さえておく必要があります。

  1. コンセプトを明確にする
  2. リアルな情報を発信する
  3. 採用担当者のアカウントを作成する
  4. ハッシュタグを有効活用する
  5. DMを活用する
  6. インサイトでアクセス数などを分析する
  7. フォロー数ではなく求職者のエンゲージメントを指標とする

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

コンセプトを明確にする

Instagramでの情報発信をはじめる前には、コンセプトの明確化が欠かせません。

多くのユーザーから注目を集めようとして、コンセプトを定めずに発信を続けていては逆効果です。自社が求める人材を獲得できず、Instagram運用が無意味に終わってしまいます。

まずは自社の求める人物像を定め、その人材へアピールできる内容を検討して投稿を続けましょう。

リアルな情報を発信する

自社の雰囲気がリアルに伝わるコンテンツを投稿するのも重要です。

入社後のミスマッチを減らすために、社風や社員の人柄をありのままに発信しましょう。

見栄を張って脚色した投稿は避け、採用担当者の率直な視点で自社の魅力を発信するのが適切です。

採用担当者のアカウントを作成する

Instagram採用を実施する場合は、企業アカウントではなく採用担当用アカウントを使用するのが望ましいでしょう。

「対企業」ではなく「対人」のコミュニケーションとなれば、より親しみやすさを持ってもらいやすく、結びつきや信頼関係を高めやすくなります。

ハッシュタグを有効活用する

Instagram採用には、ハッシュタグの活用も欠かせません。ハッシュタグとは、「#」をつけたキーワードのことで、投稿内容を説明する役割を果たします。

そのキーワードに興味を持っているユーザーが検索しやすくなるため、求職者へのリーチが効率的になります。

DMを活用する

Instagramには、DM(ダイレクトメール)を送れる機能もあります。気になる人材がいれば、DMを使ってスカウトするのも採用手法の一つです。

DMは「自分だけに送られてきたもの」といった特別感があります。さらにそこに魅力的な情報が記載されていると、求職者が応募を決断するきっかけになります。

インサイトでアクセス数などを分析する

Instagramの「インサイト機能」を使うことで、投稿のアクセス数やフォロワーの属性(年齢や性別、所在地)などを閲覧できます。

インサイトで得たデータを分析すれば、ターゲット層に合わせたコンテンツ作成へと最適化できます。

ただし、個人アカウントではインサイト機能は使用できません。プロアカウントに切り替える必要があります。

フォロー数ではなく求職者のエンゲージメントを指標とする

SNSではフォロー数を気にしがちですが、採用アカウントに関しては求職者のエンゲージメントを指標とするのが重要です。

コメントやDMなどによって求職者と接触し、エンゲージメントの高い状態をキープできれば、ミスマッチの少ない採用が実現します。

ー旦フォロワー数は気にせず、求職者とコミュニケーションを図ることを重視して運用してみましょう。

Instagram採用の成功事例3選

two men facing each other while shake hands and smiling

ここからは、Instagram採用を取り入れて成功した企業の実例を3つご紹介します。

  1. 湘南藤沢徳洲会病院
  2. 湘南美容クリニック
  3. 済生会熊本病院

湘南藤沢徳洲会病院

画像出典:湘南藤沢徳洲会病院

湘南藤沢徳洲会病院のInstagram採用アカウントでは、病院で実際に働いているスタッフの日常を発信しています。

リール動画では、手術前の準備や救急車の助手席に座った様子など、病院で働かなければ経験することのないシーンが見られるのが特徴です。

最新の採用情報がハイライトにまとめられているのも、求職者が応募しやすいポイントになっています。

湘南美容クリニック

画像出典:湘南美容クリニック

湘南美容クリニックの採用アカウントの特徴としては、1日仕事密着やリアルボイスなど、求職者が知りたいコンテンツが充実している点があげられます。

インスタライブで積極的に相互コミュニケーションを図っているのも注目ポイントです。

ハイライトでは、新卒用や中途用など採用情報をカテゴリー毎に分けているのも、アカウント設計において参考になります。

済生会熊本病院

画像出典:済生会熊本病院

済生会熊本病院の採用アカウントは、採用試験やインターンシップ情報だけではなく、スタッフの雰囲気やリアルな日常の様子を届けているのが特徴です。

先輩職員からのメッセージは、どの病院で働くか迷っている求職者の背中を押してくれる内容に仕上がっています。

まとめ:Instagramを活用して求めている人材を採用しよう

黒と紫のコンピュータキーボード

Instagram採用は画像や動画でわかりやすく訴求できるため、入社後のギャップが生じにくい点が魅力です。

潜在層にもリーチ可能で、採用コストの削減が期待できるのも大きなメリットといえます。

本記事を参考にしながら、Instagramで自社の魅力をアピールし、新しい採用のチャンスを作り出しましょう。