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内視鏡洗浄機おすすめ8選!導入するメリットや選び方のポイントも解説

「内視鏡洗浄機の導入を考えているが、どれがいいのか分からない」という方はいらっしゃいませんか?

本記事では、そういった方々に向けておすすめの内視鏡洗浄機や導入するメリット、選ぶ際のポイントについて解説していきます。検討の際に、ぜひ参考にしてみてください。

内視鏡洗浄機とは

内視鏡洗浄機とは、すでに使用された内視鏡の洗浄と消毒を自動で行ってくれる医療機器です。

内視鏡は体内で用いられるために、体液などさまざまなものが付着してしまいます。それらをしっかりと洗浄し消毒しなければなりませんが、ガイドラインに沿って手作業で行うと最低でも30分はかかります。

そこで内視鏡洗浄機を導入することで、数分〜15分ほどで洗浄から消毒までの一連の処理を終わらせることができます。そのため、手作業で行う際の手間が大きく省け、負担の軽減だけでなく業務の効率化にもつながるでしょう。

内視鏡洗浄機を導入するメリット

内視鏡洗浄機を導入することで、得られるメリットは主に以下の3つです。

  1. 作業の効率化
  2. 作業の均一化
  3. 交差感染リスクの軽減

ここでは、これらについて解説していきます。

作業の効率化

上記でも少し触れたように、内視鏡の洗浄から消毒までの全てを人の手で行うとすると、作業には最低でも30分はかかってしまいます。

その作業を内視鏡洗浄機で行うことで、数分〜15分ほどで終わらせられるため、時間の短縮になります。

また、人が行うのは洗浄機の中に内視鏡をセットするだけなので、作業の負担も大幅に軽減され、他の作業に時間と労力を当てることで業務の効率化につながるでしょう。

作業の均一化

人の手による洗浄や消毒は、作業への慣れや技術力などの違いで洗い残しやムラが生じる可能性があります。加えて、作業に用いられる洗浄剤や消毒薬をこぼしてしまうといった人為的なミスが生じるリスクも少なからずあります。

そこで内視鏡洗浄機を導入することで、機械が作業を行うため作業レベルを一定に保ちつつ、ヒューマンエラーが生じるリスクを最小限に抑えることが可能です。

交差感染リスクの軽減

使用済みの内視鏡には患者の体液などが付着しており、手作業で洗浄や消毒を行う場合、飛沫から交差感染してしまうリスクがあります。

しかし内視鏡洗浄機では、一連の処理が洗浄器の中で行われ、人の手に触れる機会がほとんどないため、交差感染のリスクも抑えることができます。

内視鏡洗浄機を選ぶポイント

内視鏡洗浄機を選ぶ際に見るべきポイントは以下の3つです。

  1. 製品の機能・性能が十分かどうか
  2. 対応している洗浄剤・消毒液は何か
  3. 設置を予定しているスペースに収まるサイズか

ここでは、これらのポイントについてひとつずつ解説していきます。

製品の機能・性能が十分かどうか

製品の機能・性能が十分かどうかは、内視鏡洗浄機を選ぶ上で重要なポイントの1つです。

一般的な内視鏡洗浄機の洗浄にかかる時間は15分ほどです。しかし大腸用や上部消化管用など内視鏡の種類によってモードを切り替えることで、10分ほどで洗浄できる製品もあります。

また、洗浄機に内視鏡をセットしやすい構造かどうかも確認しておきましょう。正しくセットできないと、内視鏡に負担がかかってしまったり、最悪の場合壊れてしまうこともあります。加えて、セッティングがしやすいほど業務の進行もスムーズになりますし、ストレスなく使用できます。

対応している洗浄剤・消毒薬は何か

内視鏡洗浄機に対応している洗浄剤・消毒薬の種類はなにかを確認しておくことも重要です。

種類によっては、洗浄力や効果の特徴に違いがあります。求めている洗浄力や効果を持っているかを確認しておけば、導入してから後悔することを防げるでしょう。

また、洗浄剤や消毒薬は日常的に使用するものなので、洗浄機に対応しているのが価格の高いものだと、運用コストもそれに伴って高くなってしまいます。そのため、対応している洗浄剤・消毒薬の洗浄力や効果、価格などのさまざまな面を鑑みて、製品を選びましょう。

設置を予定しているスペースに収まるサイズか

内視鏡洗浄機のサイズが設置を予定しているスペースに収まるかどうかも確認しておきましょう。

「洗浄機の扉を楽に開閉できるほどのスペースが確保できているか」「水を供給・排水するためのホースを伸ばせるスペースがあるか」なども考えて、快適に使用できるサイズの洗浄機を選ぶようにしましょう。

内視鏡洗浄機のおすすめ8選

ここでは、おすすめの内視鏡洗浄機を8つ紹介していきます。

CLEANTOP KD-1 SAKURA

価格 要問い合わせ
洗浄時間 洗浄剤を使用した場合:14分

洗浄剤を使用していない場合:9分

洗浄剤・消毒薬の種類 洗浄剤:アルカリ洗剤

消毒薬:強酸性電解水

サイズ(mm) 480(W)×865(D)×1066(H)

CLEANTOP KD-1 SAKURAは、人や環境に優しく、消毒効果の高い強酸性電解水を用いた全自動洗浄消毒器です。環境への影響を抑えるため、強アルカリ性電解水を同時に生成しながら中和し排水します。

強酸性電解水の消毒能力を維持するための機能も備わっており、いつでも高い作業レベルを実現できます。

また洗浄剤を使用した場合でも、14分ほどで一連の処理を行えます。業務の時間を短縮し、検査や治療の効率化をサポートしてくれるでしょう。

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鏡内侍ⅡG

価格 要問い合わせ
洗浄時間 上部モード:6分

下部モード:9分

洗浄剤・消毒薬の種類 洗浄剤:強アルカリ性電解水

消毒薬:強酸性電解水

サイズ(mm) 480(W)×600(D)×1485(H)

鏡内侍ⅡGは、2種の電解質と自動ブラッシング機能で洗浄・消毒を行う内視鏡洗浄機です。上部用内視鏡や大腸用内視鏡のどちらにも対応しており、数分〜10分ほどで一連の処理を終えられます。

だれでも簡単に操作できる仕様になっているため、スムーズで効率的な業務の進行が可能です。

また縦型のフォルムで一般的な製品よりも必要なスペースが半分程度でよく、限られたスペースの中でも導入ができます。

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ENDOSTREAM

価格 要問い合わせ
洗浄時間 ESR-110(1本タイプ):16分

ESR-200(2本タイプ):18分

ESR-200シングルモード(1本):16分

洗浄剤・消毒薬の種類 洗浄剤:エンドフラッシュ

消毒薬:エスサイド消毒液6%

サイズ(mm) ESR-110:457(W)×776(D)×917(H)

ESR-200:457(W)×776(D)×914.5~924.5(H)

ENDOSTREAMは、高いレベルでの洗浄や感染予防、履歴の管理などをサポートしてくれる内視鏡洗浄消毒システムです。

消毒液として使われるのは、「エスサイド消毒液6%」であり、20倍に希釈した消毒液に5分間器具を浸しておくだけで高い消毒力を発揮してくれます。

また感染予防も徹底されており、フットペダルで蓋の開閉やスタート操作など、手を使うことなくルーティン操作を行えます。

機器の稼働履歴を12,000件も一元管理でき、最大10台もの洗浄機の履歴管理業務をパソコン1台で効率的にこなすことが可能です。

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OER-6

価格 要問い合わせ
洗浄時間 16分
洗浄剤・消毒薬の種類 洗浄剤:アルカリ洗剤

消毒薬:アセサイド6%消毒液(過酢酸)

サイズ(mm) 450(W)×788(D)×955(H)

OER-6は高い洗浄力・消毒力に加えて、使いやすさを追求した内視鏡洗浄機です。

過酢酸であるアセサイド6%消毒液を使用することで、短時間で洗浄・消毒の工程を実行することができます。

また洗浄機のメンテナンスの時期や機器の異常を自動的に知らせてくれるので、常に安全な状態での使用が可能となっています。

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ESPAL-V

価格 要問い合わせ
洗浄時間 約6分
洗浄剤・消毒薬の種類 内視鏡手洗い用一次洗浄剤:ハイクリーン

たんぱく除去用洗浄剤:Eウォッシュ(無発泡性アルカリ洗剤)

消毒薬:専用消毒液セクリン(二酸化塩素)

サイズ(mm) 330(W)×650(D)×1150(H)

蓋の開放時:1510(H)

ESPAL-Vは、泌尿器・気管支・鼻咽喉の内視鏡専用の洗浄機です。始めに一次洗浄剤を用いて内視鏡を手洗いし、その後に洗浄機での洗浄を行うため、たった6分ほどで一連の工程が完結します。

時短による業務の効率化が図れるだけでなく、滅菌に使用されるほどの酸化力で高いレベルの消毒を実現しています。

また1回の稼働あたり約5リットルほどの水量で十分なため、節水効果があり運用コストを抑えることにもつながるでしょう。

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ESPAL-b

価格 要問い合わせ
洗浄時間 約5分
洗浄剤・消毒薬の種類 内視鏡手洗い用一次洗浄剤:ハイクリーン

たんぱく除去用洗浄剤:Eウォッシュ(無発泡性アルカリ洗剤)

消毒薬:専用消毒液セクリン(二酸化塩素)

サイズ(mm) 390(W)×330(D)×990(H)

ESPAL-bは、鼻咽喉科で使用される内視鏡専用の内視鏡洗浄機です。タンクに水をためておく方式の洗浄機のため、簡単に移動させることができ、給排水設備を必要とせずコンセントがある場所ならどこでも使用することができます。

消毒に使用される二酸化塩素は消毒力が高く単回使用しかできませんが、1度の使用量を最小限に抑えることで低コストでの運用が可能です。

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ESPAL+

価格 要問い合わせ
洗浄時間 約5分

(水圧によって若干の変動あり)

洗浄剤・消毒薬の種類 内視鏡手洗い用一次洗浄剤:ハイクリーン

たんぱく除去用洗浄剤:Eウォッシュ(無発泡性アルカリ洗剤)

消毒薬:専用消毒液セクリン(二酸化塩素)

サイズ(mm) ・標準タイプ:300(W)×290(D)×720(H)

蓋の開放時:810(H)

・ロングタイプ:300(W)×290(D)×790(H)

蓋の開放時:880(H)

ESPAL+は、鼻咽喉科で使用される内視鏡専用の卓上型内視鏡洗浄機です。洗浄・消毒の効果を保ちつつ、卓上で利用できるほどのコンパクト化を実現しています。標準タイプとロングタイプの2種類があり、限られた狭いスペースにも設置が可能となっています。

水を加温槽でおよそ30℃に加温することで、水温が低くなる冬にも温水で効率よく洗浄が可能です。

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OED-1000S Plus

価格 2,728,000円(税込)
洗浄時間 約16.5分
洗浄剤・消毒薬の種類 洗浄剤:アイエスウォッシュN(中性酵素洗浄剤)

消毒薬:オゾン水

サイズ(mm) 500(W)×550(D)×1020(H)

OED-1000S Plusは、内視鏡を中性酵素洗浄剤で洗浄しオゾン水で消毒を行うオゾン水内視鏡洗浄機です。

通常の洗浄機では消毒薬の生成に数十分は必要になりますが、OED-1000S Plusはオゾン水の生成を短時間で行えるため、迅速に運転を開始できます。

またオゾン水は1度の運転ごとに生成し使用するため、常に高いレベルの消毒効果を発揮できます。

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まとめ:内視鏡洗浄機で作業を安全かつ効率的にしよう!

ここまで、内視鏡洗浄機を導入するメリットや選び方のポイント、おすすめの製品について解説してきました。

洗浄機を導入することは、業務の効率化だけでなく交差感染のリスクを抑えることにもつながります。

内視鏡洗浄機の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。