歯科用のポータブルレントゲンを導入しようか迷っているという方はいらっしゃいませんか?
本記事では、おすすめのポータブルレントゲンや導入するメリット、使い方などについて解説していきます。
導入を検討する際の参考にしてみてください!
この記事の内容
ポータブルレントゲンとは
ポータブルレントゲンは、簡単に持ち運べるほど小型で、どこでもX線撮影ができる医療機器です。
院外でレントゲンが必要となった場合に、病院に戻らずにその場でレントゲン撮影ができるため訪問診療などさまざまなシーンで役立つでしょう。
ポータブルレントゲンを導入するメリット
ポータブルレントゲンを導入することで得られるメリットは、以下の3つです。
- 小型かつ軽量で持ち運びがしやすい
- 迅速に画像を撮影し確認できる
- X線撮影による身体への負担を抑えられる
ここでは、これらのメリットについてひとつずつ解説していきます。
小型かつ軽量で持ち運びがしやすい
ポータブルレントゲンは、手軽に持ち運べるほど小型かつ軽量に作られています。そのため歯科では、訪問診療や災害等の緊急を要する場合など、院外で診療を行う幅広いシーンで利用されています。
三脚を使って撮影するタイプやデジタルカメラのように扱うタイプなどさまざまあるので、院外での目的に合った製品を選ぶとよいでしょう。
迅速に画像を撮影し確認できる
ポータブルレントゲンを使用すれば、院外での診療でも迅速なレントゲン画像の撮影・確認が可能となり、スムーズに治療に移ることができます。
またノートパソコンを一緒に持って行くことで、患者やその家族にもその場でレントゲン画像を確認してもらえるので、患者は安心して治療を受けられるでしょう。
X線撮影による身体への負担を抑えられる
ポータブルレントゲンは、一般的に病院に設置してあるレントゲンと比べて照射するX線の量が少なくて済みます。そのため、被ばくによる身体への負担を抑えることが可能です。
X線によって被ばくしてしまうと、血中の白血球の減少や嘔吐、下痢などの異常をきたす場合があります。また被ばく量が少なくても、長い時間経てガンや白内障などを発症するリスクがあります。
ポータブルレントゲンを選ぶ際のポイント
ポータブルレントゲンを選ぶ際に見るべきポイントは以下の3つです。
- 価格
- 扱いやすいサイズや重量かどうか
- 一度の充電で何回照射できるか
ここでは、それらの見るべきポイントについて解説していきます。
価格
歯科用のポータブルレントゲンは、数十万円程の価格で売られている場合が多いです。ただ製品の種類によって価格には幅があります。求めている機能や準備できる予算などを考慮して、製品を選ぶことが重要です。
そのため導入する際には、いくつかの業者で見積もりをしてもらい、それぞれ比較するとよいでしょう。
扱いやすいサイズや重量かどうか
ポータブルレントゲンを選ぶ際には、扱いやすいサイズや重量かどうかも重要なポイントです。
基本的に外に持ち運んで使う医療機器のため、自分にとって扱いやすいサイズか、重すぎない重量かどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
また組み立ての手順は難しくないか、撮影の操作は簡単にできるかなど操作のしやすさの確認も必要です。
一度の充電で何回照射できるか
一度の充電で何回照射できるかというのも重要です。基本的に院外で使用されるため、常に電気を供給できるわけではありません。
そのため、訪問先での使用中に充電が切れてしまったということが無いように照射できる回数を確認しておきましょう。
たくさんの患者の元に訪問する医師はできるだけ充電の持ちがよく、照射回数の多い製品を選ぶことで充電を気にせず、ストレス無く使用できます。
ポータブルレントゲンの操作の仕方
一般的なポータブルレントゲンの操作の仕方は以下の通りです。
- ポータブルレントゲンを組み立てる
- 画像を撮りたい部位に照射する
- 撮った画像をノートパソコンで確認する
製品によっては手順が異なる場合もありますが、使用する際のイメージとして参考にしてみてください。
ポータブルレントゲンを組み立てる
医師が訪問先に着いたら、まず最初に行うのはポータブルレントゲンの組み立てです。組み立ての手順は複雑なものではない場合がほとんどなので、作業に慣れてしまえばものの数分で組み立てられるでしょう。
また一般的に持ち運ぶのはポータブルレントゲン、三脚、ノートパソコンの3点で、キャリーケースに入れると持ち運びがしやすくなります。
画像を撮りたい部位に照射する
ポータブルレントゲンの組み立てが完了すれば、次は画像を撮りたい部位にX線を照射します。その際、医師は被ばくのリスクを避けなければなりません。
医師側のリスクの軽減のために三脚を用いて撮影したり、患者を守るために防護シートを敷いて直接X線が当たらないような準備を行いましょう。
また訪問先のスペースが十分ではない場合、三脚を使えないこともあります。そういった場合はポータブルレントゲン本体を手に持ってX線撮影を行います。ただそうすると、医師が被ばくする可能性が高まるので、持ち運べる防護服の準備もしておきましょう。
撮った画像をノートパソコンで確認
最後は、撮影したレントゲン画像をノートパソコンで確認します。ポータブルレントゲンとパソコンをワイヤレスでつなぐことで、その場で迅速に画像を見ることができます。
また患者にも画像を共有することで、安心して治療に臨んでもらえるでしょう。
歯科用ポータブルレントゲンのおすすめ4選
AirRay
重量 | 1.9kg |
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一度の充電で照射できる回数 | 約100回
(照射時間によって変動あり) |
価格 | 486,860円(税込) |
AirRayは、株式会社近畿レントゲン工業社が販売している製品史上最も軽量な1.9kgを実現した歯科用のポータブルレントゲンです。
一度の充電で約100回もの照射ができるほど、バッテリーの持ちが良いのも特徴の1つです。
また内部シールドや後方散乱シールドで撮影者の安全をしっかりと守りながら、高解像度の画像撮影が可能となっています。
ポートエックスⅢ
重量 | 約2.6kg |
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一度の充電で照射できる回数 | 約100回 |
価格 | 528,000円(税込) |
ポートエックスⅢは小型かつ軽量で手軽に持ち運べるのが魅力の歯科用ポータブルレントゲンです。
操作パネルがシンプルで、撮影設定などの操作がしやすくなっています。加えて機能自体が必要なものに絞られており、機能性を十分に保ちながらも優れたコストパフォーマンスを実現しています。
また充電を最大まで貯めておけば、100回ほど照射できるのでバッテリーの持ちも良くなっています。
X-shot
重量 | 2.5kg |
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一度の充電で照射できる回数 | 約50回 |
価格 | 547,800円(税込) |
X-shotは、コンパクトかつ軽量でシンプルな設定なため、院外での診療の他にも手術室などでもレントゲン画像を撮影できるポータブルレントゲンです。
シリコン製のふたもついており、患者が触れる可能性のある部分の衛生面を十分に保つことができます。またオートクレーブによる滅菌も可能で、管理しやすくなっています。
またバッテリーを約40分という短時間でフル充電が可能で、連続で約50回の照射が可能です。
デキシコ ADX4000W
重量 | 2.4 kg |
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一度の充電で照射できる回数 | 要問い合わせ |
価格 | スモールセンサー:1,958,000円(税込)
ラージセンサー:2,013,000円(税込) |
デキシコ ADX4000Wは、デジタルカメラのような感覚でレントゲンの撮影ができる扱いやすいポータブルレントゲンです。
幅広い機能が備わっており、撮影や診断、画像の保存といった一連の工程を一台でこなすことができます。シールドやスタンドなど安全性を確保できるオプションもあり、効率的かつ安全にX線撮影ができるでしょう。
またUSBタイプの口腔内カメラを本体に接続することで、口腔内カメラとして使用することも可能です。
まとめ:歯科用ポータブルレントゲンで訪問先での診療をスムーズにしよう!
本記事では、ここまで歯科用ポータブルレントゲンを導入するメリットやその使い方、おすすめの製品などについて解説してきました。
ポータブルレントゲンを導入すれば、訪問診療など院外での診療をスムーズに行えます。
導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!