会社などの組織を運営していく上で、従業員が労働時間や待遇に不満を抱えている場合が多くあるでしょう。
ラフールサーベイには組織全体が抱える課題を浮き彫りにし、パフォーマンスの質を向上させるような機能が備わっています。
本記事では、ラフールサーベイの機能や導入するメリット、医療福祉業界の問題にどうアプローチできるのかについて解説していきます。
この記事の内容
ラフールサーベイとは
そもそもサーベイとは、物事の全体像を把握する際に広く行う調査のことを指します。主に従業員が自社に対して、どのような課題を感じているかなどを調査するために利用されます。
その中でもラフールサーベイは、株式会社ラフールが運営するサービスで、「個人が変われば、組織が変わる。」がコンセプトの組織改善ツールです。
計算し尽くされた設問で、組織の課題やその要因を導きだし、組織のパフォーマンスを向上させるための要素を正確に知ることができます。
ラフールサーベイの機能
ラフールサーベイに備わっている機能は主に以下4点です。
- 組織状態を定点観測的に状態把握が可能
- 直感的に見やすいデータの表示
- 組織課題への対策方法の提案
- 人事・従業員両者への対策の提案
それぞれ詳しく説明します。
組織状態を定点観測的に状態把握が可能
ラフールサーベイは、ショートとディープの2種のサーベイを目的に合わせて使用することで、組織の状態を定点観測的に把握できます。ショートサーベイは19問の項目からなり、1〜2分ほどの時間で回答可能です。月に1回程度の頻度で実施して組織状態を定点観測するのに向いています。
対してディープサーベイは設問が141問あり、回答に10〜15分程とやや時間がかかりますが、従業員の心身の状態や組織の状態を深く把握するための項目が揃っています。年2〜4回程度の頻度で実施することで個人と組織の両面から課題を深く分析できます。
この2つのサーベイを組み合わせて使えば、的確に課題を把握し組織全体の改善につながるでしょう。
直感的に見やすいデータの表示
ラフールサーベイで集計したデータは、数値やグラフを用いて管理画面に表示され、直感的に見やすい形式になっています。加えて詳細のデータを個人ごとに確認できるため、一人ひとりにフォーカスした分析ができます。
データを部署や性別、年齢などで分類することで、より明確な原因の特定が可能です。
組織課題への対策方法の提案
ラフールサーベイは、調査結果から浮き彫りになった課題に対するヒントや対策方法を自動で提案してくれます。
仕事にのめり込みやすい一生懸命な従業員ほど、周りが見えなくなりがちでしょう。しかしラフールサーベイには睡眠時間や労働状態に関する設問もあり、ヒントや対策方法をもらうことで、従業員自身が客観的に課題を認識できます。
また特定された課題に対してだけでなく、似たような課題に対するヒントや対策方法も提案してくれます。具体的な提案をしてくれるため、対策を考え出すコストを大幅に抑えることが可能です。
人事・従業員両者への対策の提案
ラフールサーベイでは、人事・従業員両方への最適な対策を提案しています。人事の方に向けては管理画面から課題に合わせた対策サービスを選択でき、条件を絞ればより適した対策を探すことが可能です。
そして従業員は、個人の詳細な回答結果を閲覧できるため、自分の課題をより明確に可視化することができます。課題に沿ったヒントや対策の提案はもちろんのこと、マインドフルネスを実践する動画やストレス発散に関するコラムなどのセルフケアコンテンツの利用も可能です。
ラフールサーベイの特徴・メリット
ラフールサーベイの特徴やメリットは、主に以下3点です。
- 膨大なデータでより正確な分析が可能
- 一目で分かるデータ
- 課題に対するヒントや解決方法の提案などコンテンツが充実している
膨大なデータでより正確な分析が可能
ラフールサーベイは、約3,000社から18万人以上の膨大なデータベースを有したサーベイツールです。研究者や精神科医、臨床心理士などの専門的な知見を踏まえたオリジナルの調査項目も作成しています。
膨大なデータとオリジナルの調査項目を合わせることで、多角的でより正確な分析が可能となっています。下記のような調査項目に対応しており、あらゆる調査をラフールサーベイ1つで完結できます。
| ES調査（従業員満足度調査） | 従業員が会社に対して、どの程度満足しているのかを客観的かつ定量的に測る調査 |
|---|---|
| ストレスチェック | 従業員がストレスに関する設問に回答し、自身のストレス状態がどのレベルなのかを分析する調査 |
| パーソナルコンディション調査 | 毎日、従業員が自身のストレス状態といったコンディションを確認できる調査 |
| エンゲージメント調査 | 従業員が抱えている不満や悩みを把握し、会社への愛着や忠誠心を持っているかを数値化できる調査 |
一目で分かるデータ
他の類似したサーベイツールでは、調査によって課題が浮き彫りになってもデータがわかりにくく活用しきれない場合がありました。
しかしラフールサーベイは、調査結果を数値やグラフ、ランクなど直感的に理解しやすいデータとして表示してくれます。そのためデータ分析の専門知識がなくても、自身の課題について深く向き合い改善につなげることが可能です。
ラフールサーベイの設問設計は、AIの専門家の知見が含まれているため分析の質も高いでしょう。今まで自覚していなかったような課題を、客観的な目線で明確にしてくれます。
課題に対するヒントや解決方法の提案などコンテンツが充実している
調査結果から課題を見いだしたとしても、正しく分析し対策をしなければ意味がありません。
しかしラフールサーベイでは、分析結果を元に回答者の良いところ・悪いところに対する自動フィードバックを受けられます。それにより、自分に適した対策方法を行動に移すことができます。
また、ラフールサーベイでは独自のコンテンツが充実しています。
自動的に最適なフィードバックやコンテンツを提示してくれるので、負担なく課題の改善に努められます。マインドフルネスの実践動画やストレス解消に役立つコラムなど、個人で必要だと感じるコンテンツを自由に選択することも可能です。
ラフールサーベイが解決できる医療福祉業界の問題
近年、少子高齢化や新型コロナウイルスの流行によって医療福祉への需要が高まり、医療従事者の人手不足が問題となっています。それにより医療福祉業界の労働環境や心身の健康の重要性が高まっています。
ここでは医療福祉業界の問題に対してラフールサーベイがどうアプローチできるのか解説していきます。
メンタルヘルス
医療福祉業界の問題の1つ目は、メンタルヘルスです。厚生労働省の発表によると、様々な業種の中で医療福祉業界は精神障害を引き起こした件数がトップとなっています。
その原因として挙げられることは、命に関わるプレッシャーや人間関係、昼夜を問わない労働時間など様々です。
このようにストレスを抱えやすい業界だからこそ、従業員と組織の状態を把握するためにサーベイが重要です。そこでラフールサーベイを利用し定点観測的に心身の状態をチェックしておくことで、従業員一人ひとりのメンタルヘルスに寄り添うことが可能となります。
参照：https://www.mhlw.go.jp/content/11402000/000521999.pdf
高い離職率
医療福祉業界の問題点の2つ目は、離職率が高いということです。厚生労働省の発表によると、平成30年の医療福祉業界の離職率は第5位と上位に位置しています。
このように厳しい労働環境やプレッシャーなどを原因に、離職する人が多いのが現実です。そこでラフールサーベイを利用すれば、ストレスや不満が溜まる前に働きやすい環境作りや従業員のケアを行えるでしょう。
職場環境
医療福祉業界の問題の3つ目は、職場環境です。より良い職場環境が整っているということは、質の高い医療福祉を提供するために重要な要素のひとつです。
職場の環境が整えば、従業員が働きやすくなり腕の良い従業員も集まりやすくなります。そして従業員の質が向上すれば、医療や福祉のサービス向上が見込めます。こうしてプラスのサイクルが生まれることで、利用者が増え経営も良い方に傾き、職場環境がさらに整っていくでしょう。
このように職場環境の改善は医療福祉業界全体の質を向上させるきっかけになります。ラフールサーベイで従業員の状態や職場環境を広く分析することで、プラスのサイクルに繋がっていくでしょう。
まとめ：ラフールサーベイを活用して、良い労働環境を作ろう！
本記事では、ここまでラフールサーベイの機能や導入するメリットを解説してきました。
医療福祉業界は、労働環境の悪さや従業員のメンタルヘルスが問題としてよく挙げられています。なので昨今の情勢を踏まえ、組織全体を分析してブラッシュアップしていくことが重要です。
そこで「個人を変えて、組織を変える。」というコンセプトの元、ラフールサーベイを導入してみてはいかがでしょうか。
