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健診システムのおすすめ10選!選び方やメリットもわかりやすく解説

医師や看護師、受付スタッフといった従業員の健康管理は、病院にとっての義務です。

多くの従業員を抱える病院では、一括管理が難しいと感じている人事担当者や労務担当者も多いことでしょう。

そこで役に立つのが、健診システムです。しかし、健診システムにもさまざまな種類があるため、自社に合うものを見つけるのは簡単ではありません。

本記事では、健診システムのおすすめ10選を紹介していきます。他にも選び方や導入前におさえておきたい注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

健診システムの基本機能

提供元によって異なるものの、健診システムには健康診断結果を一括管理する以外にも、従業員の健康管理に役立つさまざまな機能が搭載されています

健診システムの基本機能は以下のとおり。

【健診システムの基本機能】

  • 健診システムの基本機能
  • 健康診断予約
  • 従業員の健康診断結果管理・サポート
  • ストレスチェック
  • 福利厚生サポート
  • 勤怠データ管理
  • 定期健康診断結果報告書作成

このように、さまざまな機能が導入されています。

健診システムを選ぶ3つのポイント

では、健診システムの選び方について3つのポイントを紹介していきます。

  1. 業務効率化を実現する機能が搭載されているか
  2. セキュリティの強化が可能であるか
  3. 既存システムとの連携ができるか

業務効率化を実現する機能が搭載されているか

従業員の健康管理にまつわる業務は、健康診断の予約や事後処理、必要に応じて産業医との面談や健康に不安のある従業員からの相談など多岐にわたります

これらすべてをこなすには時間と手間もかかりますし、健康診断結果をエクセルや紙で管理するとなれば業務にも影響するでしょう。

健診システムを導入する際は、業務の効率化を実現できる機能が搭載されているかをしっかりと確認してください。

セキュリティの強化が可能であるか

従業員の健康診断結果は、個人情報も含まれるため管理にはセキュリティの強化が欠かせません。

健診システムを導入する際は、管理者による区分ごとの閲覧制限設定ができるかも重要です

また従業員の個人情報を扱う以上は、健診システムを利用する環境のセキュリティ確認もしっかりと行いましょう。

セキュリティ強化の実現には、2段階認証やワンタイムパスワードなどの導入も有効です

既存システムとの連携ができるか

健診システムを導入して業務の効率化を図るなら、既存システムとの連携ができるものを選びましょう。

既に人事システムを導入している場合、健診システムと併用すれば従業員の個人情報ページから健康診断結果の確認や把握ができます

健診システムのおすすめ10選

では、健診システムのおすすめ10選を紹介していきましょう。

  1. ハピルス
  2. Carely(ケアリィ)
  3. iD-Heart
  4. Groebase
  5. 健康管理システムBe Health
  6. ヘルス×ライフ
  7. Dr.CHECK
  8. Wity(ウィティ)
  9. すこやかサポート21
  10. CARADA健診サポートパック

ハルピス

運営企業 株式会社ベネフィット・ワン
主な機能 検診機関の検索・手配
検診結果の閲覧
料金 要問い合わせ
公式サイト https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/top/top.faces

ハルピスは、ベネフィット・ステーションが提供する健診システムです。健診機関の検索や予約代行手配まで、システムがサポートします

豊富な健診機関の中からニーズに合わせた検索結果が可能ですが、さらにコースや料金など指定した検索も可能です。

検診結果の閲覧も可能ですし、マイカルテから経年管理もできます。

公式サイトを見る

Carely(ケアリィ)

運営企業 株式会社iCARE
主な機能 健康診断の事後措置
ストレスチェックの実施
長時間労働の管理
面談記録の記入 ・保管
各種労基署報告書の作成など
料金 初期費用:1従業員あたり~1,000円
基本料金:1従業員あたり200円~/月
公式サイト https://www.carely.jp/

Carely(ケアリィ)は、企業が抱えるさまざまな課題を可視化して、組織の健康状態を一括でサポートします。

すべての健康データを一括で管理できるため、二重管理の必要はありません

シンプルで見やすい画面と直感的操作の使いやすさは、手間や時間のかかる業務をスムーズに行えるようになるのも魅力です。

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iD-Heart

運営企業 株式会社テクノア
主な機能 各種健康診断
人間ドック
協会けんぽ
特定健診
特定保健指導など
料金 要問い合わせ
公式サイト https://www.id-heart.com/

テクノアが提供するiD-Heartは、電子カルテなどさまざまな医療情報システムとの連携が可能です

カレンダーからの予約管理やバーコードでの運用、帳票の印刷や発送物のまとめ処理など業務効率化に役立つ機能も搭載されています。

健康診断にまつわる業務全般をサポートするので、大幅な業務効率化に役立つでしょう。

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Groebase(旧ヘルスサポートシステム)

運営企業 ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社
主な機能 健康診断
面談管理
ストレスチェック
長時間労働
データ集計・出力
アンケート
従業員管理など
料金 ネクスト
初期費用:100,000円+従業員数×300円
月額費用:基本利用料0円、健康診断管理費用120円/1人
スタンダード
初期費用:別途見積もり
月額費用:基本利用料(要問い合わせ)、健康診断管理費用60円/1人
プレミアム
初期費用:別途見積もり
月額費用:基本利用料(要問い合わせ)、健康診断管理費用60円/1人※従業員の料金、管理者別途費用発生
公式サイト https://hss.wellcoms.jp/

Growbaseは、自由度の高い健診システムです。

検診結果の管理から面談記録は、全てデータでまとめて管理できるのでペーパーレス化に貢献します

3つのプランからニーズに合わせて選べますし、産業保健スタッフの声を元にした便利な機能を充実させているのもポイントです。

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健康管理システムBe Health

運営企業 株式会社エヌ・エイ・シー
主な機能 データ集約
データ管理
データ活用
料金 買い取り型・サブスク型:要問い合わせ
公式サイト https://www.behealth.jp/

Be Healthは、従業員の健康管理に関する面倒な作業を、大幅に軽減し業務効率化を図れるシステムです。

健診機関から送られてくるさまざまなデータは、フォーマットを統一することでデータの一括管理を実現しました

低価格での導入が可能なので、コストを抑えたい企業にもうってつけです。

さらに使いやすさを追求しているので、直感的操作で誰でも簡単に使用できます。

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ヘルス×ライフ

運営企業 勤次郎株式会社
主な機能 ストレスチェック
メンタルヘルス管理
労働時間の管理
働き方の管理
健康診断の管理分析など
料金 要問い合わせ
公式サイト https://www.kinjiro-e.com/campaign/hl/

ヘルス×ライフは、健康診断結果の管理だけでなく、ストレスチェックや労務データを収集し分析までできるシステムです

すべての情報はダッシュボードに可視化されるので管理しやすく、統合分析を行い報告書の作成までワンストップでサポートします。

ニーズに合わせて3種類から、企業にマッチするプランを選べるのも魅力です。

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Dr.CHECK

運営企業 株式会社リバランス
主な機能 健康診断の進捗情報管理
労働時間の管理
各リスクどの経時変化の確認
各個人の文書保管など
料金 月額料金(税込)
サーベイ:220円~/ID数
健診判定:220円~/ID数
スタンダード:330円~/ID数
Dr.CHECKプレミアム:550円~/ID数
公式サイト https://www.re-balance.co.jp/

Dr.CHECKは、リーズナブルな価格設定なので、産業医がいない小規模企業にも導入しやすい健診システムです

産業医契約をしていても、思うように従業員の健康管理ができていないと感じている企業の業務効率化やサポートを可能にします。

健康データは簡単にシェアできますし、分析結果をダブルチェックして産業医・保健師チームなどのプロが丁寧に解決策を指導してくれるのもポイントです。

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Wity(ウィティ)

運営企業 ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社
主な機能 ストレスチェック
フォローアップ
料金 要問い合わせ
公式サイト https://wity.tokyo/

Wity(ウィティ)は、ストレスチェック・心理学的知見を駆使したeラーニング・管理職者の学びや従業員のセルフケアまで幅広くサポートします

主にストレスチェックをメインにしていますが、管理職向けと従業員向けそれぞれに支援しているのも特徴です。

従業員向けサービスでは、LINEを使用して仕事やプライベートまでさまざまな悩みを専門家に匿名相談できるコンテンツもあります。

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すこやかサポート21

運営企業 株式会社インテージテクノスクエア
主な機能 一般検診
アンケート
二次検査受診報告
長時間労働
疾病管理
労務データ取り込みなど
料金 初期費用150,000円~
月額利用料:~300円/人
(詳細は別途見積もり)
公式サイト https://www.intage-technosphere.co.jp/

すこやかサポート21は、20年以上の歴史と実績があるクラウド型の健診システムです。

健康診断結果以外にも、ストレスチェック・面談指導・働く環境までさまざなデータを一括で管理できます

長時間労働管理や二次検査結果が必要な従業員の検索など、受信状況の把握や管理がしやすいでしょう。

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CARADA健診サポートパック

運営企業 株式会社エムティーアイ
主な機能 健診予約
健診前の案内
検診後の結果配信
次回の健診案内
料金 要問い合わせ
公式サイト https://www.carada.jp/kenshin-clinic/

CARADA健診サポートパックは、アプリで健診予約・健診前の案内・健診後の結果配信までをサポートします。

さらに、次年度健診の受診案内の作成と案内もできるので、DMや郵送費の削減につながるのもメリット。

法律に準拠した堅牢なセキュリティにより、システム・運用体制を構築しているので安心して利用できます

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健診システムを利用するうえでの注意点

では、健診システムを利用する前に知っておきたい注意点を見ていきましょう。

  • 健康管理業務を可視化しておく
  • セキュリティ対策を万全な状態にする

健康管理業務を可視化しておく

業務効率化を図るために健康診断を導入しても、現状を把握できていなければ職場環境の改善は叶わないでしょう

健診システムを導入するにあたって、まずは健康管理業務を可視化することが大切です。

可視化ができていれば現状を把握しやすくなるため、業務効率化の他に従業員にとって働きやすい環境作りにも役立ちます

セキュリティ対策を万全な状態にする

先程セキュリティについて触れましたが、セキュリティ対策を取り入れていても万全でなければ個人情報の流出リスクは軽減できません

健診システムの導入前に、今のセキュリティ対策が万全であるか見直してください。少しでも不安がある場合は、万全な状態にしてから導入するといいでしょう

健診システムのメリット3つ

では最後に、健診システムを導入する3つのメリットについて解説していきます。

  1. 業務効率化が見込める
  2. 従業員の健康管理がしやすくなる
  3. 離職率の低下や生産性の向上につながる

業務効率化が見込める

健診システムの導入により、業務効率化が見込めるのは最大のメリットです

多くの従業員を抱える企業では、健康診断の予約や確認だけでも時間がかかります。

予約管理機能を活用すれば、空き状況がひと目で分かるので予約管理もしやすくなるでしょう。

Web予約サービスと連携していれば、電話やメールよりも業務を大幅に削減できます。

従業員の健康管理がしやすくなる

健診システムは従業員の健康管理がしやすくなるのもメリットです。

従業員全員の健康状態の確認と把握がスムーズになるため、多くの部署のデータを集計しやすくなります

また健康課題がある場合も、素早い把握と改善を可能にしてくれるでしょう。

離職率の低下や生産性の向上につながる

労働環境に問題があれば、従業員にとって働きやすい環境とは言えません

健診システムでは、ストレスチェックや勤怠情報なども管理できるものがあります。これらの機能を活用することで、労働環境の問題や課題の把握と改善が可能です。

その結果従業員にとって働きやすい環境作りを実現し、離職率の低下や生産性の向上につながるのは大きなメリットです

まとめ:健診システムを導入して生産性向上を目指そう

 

 

健診システムの導入により、業務効率化が期待できます。

また健康診断結果の管理だけでなく、従業員にとって働きやすい環境作りにも役立つので、生産性向上にもつながるでしょう

まだ健診システムを導入していない企業の担当者は、この機会に導入を検討してみてください。